マガジンのカバー画像

金融理論

28
運営しているクリエイター

記事一覧

企業はどのように外国為替リスクをヘッジしているのか

2024年になり、日銀が金融緩和政策を辞めると宣言したのに円安が戻らないですなぁ。 2022年に…

HAYATA
1か月前
2

確率密度関数を使った信用リスク評価と市場で用いられる信用格付

信用リスクを扱うのは、今回で3回目。 信用リスクは、金融業界特有のリスクであり、その評価…

HAYATA
2か月前

オペレーショナルリスクを正しく理解する

このオペレーショナルリスクは、「人がマニュアル(手作業)でやるから失敗するんでしょ」や「…

HAYATA
5か月前
1

銀行が頭を抱える流動性リスク

今年の米シリコンバレーバンク(SVB)の破綻をきっかけに、国際的な議論では、常に流動性リス…

HAYATA
6か月前
3

信用リスクの評価方法とクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)

今回は、信用リスク第二弾!! 今回は、信用リスクの実際の評価(分析)の方法と信用リスクを…

HAYATA
6か月前
3

ポートフォリオ最適化理論

ポートフォリオ(Portfolio)とは、 金融商品の組み合わせのことで、特に具体的な運用商品の…

HAYATA
8か月前
3

購買力平価説と金利平価

購買力平価説とか、完全市場とか、 現実には成り立たないって分かっているのになぜ習うのか。 ずっと疑問だったのですが、期末試験を目前にして理解しました。 これらの仮説って、結構実務で使うんですね。 企業が海外への投資計画や融資計画を立てる時、多くの不確実な予想データを使いますが、 購買力平価説だったりMM理論で、ある程度前提条件を固定してあげないと、分析とか推測だとか、何もできなくなっちゃうんですよね。 一物一価の法則 (the Law of One Price, LO

FXマーケットの概要

春期の期末分析レポートに追われ、ご無沙汰になっていました。 今回は、FXマーケットの概要で…

HAYATA
11か月前
1

銀行の流動性リスク

そもそも銀行というのは、 消費者から「いつでも引き出せる預金」(=短期負債)を集めて、 企…

HAYATA
1年前

金融取引におけるリスクヘッジ手法とは (金利先渡契約、スワップ、オプション)

金融はある種、タイムマシンのようなものだなぁと、 金利先渡契約 (Forwards rate agreements…

HAYATA
1年前
2

銀行を取り巻く信用リスクの基礎と評価モデル

シリコンバレー銀行等破綻に続き、クレディ・スイス銀行まで危機に陥り、UBSに買収されること…

HAYATA
1年前

フィンテックは、どのようにして現在の地位を確立したか

ここ数十年で、フィンテックはあまりにも浸透し、銀行の存在を脅かすほどになりました。 「銀…

HAYATA
1年前

銀行を取り巻くリスクとシャドーバンキングの台頭

銀行は、「短期に借り、長期に貸す」というビジネスモデルであり、これは本質的な脆弱性を生み…

HAYATA
1年前

金融市場のグローバル化とは何か、そして、グローバル化に伴う金融市場の変遷

今や当たり前のグローバル金融市場、個人でも色々な国の国債や海外企業の株式を購入することができる。 グローバルな市場であるからこそ検討しなければならない事項をしっかり押さえることで、つまり、「リスクの特定」をより明確化することで、「リスクの評価」がより正確になる、と思うのです。 結論、グローバル化で何が変わるのか金融市場がグローバル化されることにより、 それ以前のドメスティックな市場と比較し、市場参加者は新たに重要な3つの項目の検討が必要となる。これらを加味して総合的に判断