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ゲームデザイン超入門

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ゲームデザインなどを見直すきっかけになるメモを書いていきます。初心者向け。
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#パックマン

電子書籍『ゲームデザイン力を育てる50の講義』を出版しました。

noteを毎日更新したおかげで電子書籍がつくれました。メインの仕事以外に趣味とか副業で、なにかをアウトプットしたいなあと思っていました。でも、なかなか続きません。 そんな時『習慣づけをするには、細切れに小さくして・無理なく・毎日やれる範囲でやったほうが良い』という動画をみました。たしかに、これは思いあたります。 だったら、まずは一番好きなゲームでやってみる! そう思ってはじめたプロジェクトがゲームデザインやゲームシステムに関するエッセイ『ゲームデザイン超入門』です。 毎

敵キャラクターには、動きで個性をつけてあげよう。

デザインが1つしか用意できなかったとしても、動きをかえれば性格をもちはじめます。『パックマン』には四色のモンスターが登場します。主人公を単純においかけるのは赤い「アカベイ(オイカケ)」だけです。桃色の「ピンキー(マチブセ)」は先回りし、青い「アオスケ(キマグレ)」は主人公と点対称の位置を目指し、オレンジ色の「グズタ(オトボケ)」は自由行動します。性格の違うモンスター達とのおいかけっこが楽しめます。

ピンチをチャンスにできる、チャンスがピンチになるゲームシステムを考えよう。

『パックマン』はモンスターから逃げながらステージ上のすべてのエサをたべるゲームです。パワーエサをとるとモンスターにかみつける逆襲タイムがスタート。連続成功で得点が倍増します。追いつめられてギリギリの距離でパワーエサを食べれば連続成功の大チャンス。高得点を狙って深追いしすぎるとモンスターの目前で逆襲タイムが終わって大ピンチ。逆転に次ぐ逆転が自然にうまれる仕組みです。