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乳がん検診で引っかかった話の続き その2

私の胸にはしこりがある。

手術でしこりを摘出する方向性が決まって以降、私がふわふわと色ボケしている最中にも、着々と摘出手術に必要な事前検査が進められていた。
手術は全身麻酔で行う予定で、その全身麻酔に耐えられるかどうかを見るために、心臓エコー、心電図、胸部X線、採血など、比較的簡単にできるものから検査を行い、次に、そのしこりの性質について、改めて半年前の状況から変化がないかどうか、超音波ガイド下のマンモトーム生検を行った。
半年前には、私のそのしこりは良性ではあるものの、繊維線種か葉状腫瘍のどちらかはわからないと言われていた。
この生検は、以下のnoteにも書いたような、胸に麻酔して太い注射針をぶっさして、しこりの細胞を削り取ってくるというもので、前回と同じことを今回も行った。

この検査を行うのは二度目だし、局所麻酔をして痛みもそんなに感じないことも知ってはいたが、それでも、機械を胸に突っ込まれ、何かが削られていく感触があると、それなりに不安や緊張を感じるものだ。
検査後、数時間は麻酔が効いているので何ともなかったが、徐々にジンジンとした痛みを感じるようになったので、1度だけ鎮痛剤を飲んだ。
以降は、痛みについては、薬を飲むほどのことはなかったが、時折、ズキンと痛くなって、数分痛みが継続するということが何度かあった。
出血が止まらないとか、高熱が出るとかもなかったが、内出血したかのような状態になった。
これもあらかじめ説明は受けていたことだったので慌てはしなかった。
いずれは体に吸収されて消えていくものだそう。
前回、テープでかぶれたことを伝えていたこともあり、今回はテープを貼る前に、肌にかぶれ防止のスプレーをしてくれた。
そのおかげで、さほど痒みも出ずに済んだが、その一方で、原因はそのスプレーのせいなのか、先生の貼り付け方が下手だったのか、何だかはわからないが、傷口の上の防水シールの張り付きが甘く、検査翌日から剝がれ始めたのはちょっと困った。
その検査から1週間後に、結果を聞きに行ったところ、私のそのしこりは良性の「葉状腫瘍」であることが分かった。

葉状腫瘍の頻度は、乳房にできる腫瘍全体の0.3-0.9%とされ、さらに悪性葉状腫瘍は葉状腫瘍の16-30%、女性100万人に2.1人といわれています。

国立研究開発法人 国立がん研究センター 希少がんセンター
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/Phyllodes_tumor/index.html

このように、葉状腫瘍ができること自体、かなりの確率の低さなのだが、それに該当するとは何たるや。
でも、幸いだったのは、悪性ではなかったことだ。
良性とは言え、葉状腫瘍は再発を繰り返しやすく、また、再発していくと悪性になる可能性が高まることから、初期の段階でしっかりと摘出していく必要性があるとのこと。
よって、しこりそのものから1センチぐらい大きめに切除するのだそう。
そうなると、私の場合、直径5センチぐらいになるのだが、場所的に乳房の上部だし、マージン部分を含めてとっても、術後、多少の凹みはあろうが、徐々に目立たなくなるだろうとのことだった。
それと、私のしこりは、悪性のものに比べればそのスピードは緩やかであるが、少しずつ大きくなっているとのことだった。
胸のことだし、もう少し経過を見てから手術を決定しても良いが、心配しながら経過を待つのもどうなのか。
このまま大きくならないとか、消えてなくなるということはないのだから、今のような小さめの段階で取っておいた方が、形の崩れも引き起こしにくいだろうとのことで、手術を受けることを改めて決心した。
日程は来月で、想定としては4日間ほど入院することになった。

入院の説明を延々と受け、書類を沢山もらってきた。
入院当日までに色々と準備をしなければならない。
保証人の記載が必要らしく、しかも、世帯が別の人でなければならないらしいが、一体これはどんな意味があるのか。
家人以外の誰かに頼まねばならないではないか。
コロナの関係もあって、それまでの体調の記録も付けなければいけないみたいだし、もちろん、入院当日はPCR検査も受けなければならないらしいし、結構面倒くさい。
持ち物もパジャマとか、前開きのを持って行ったの方が良いのかな、割れないコップなんてうちにあったかしら、などと、細々と色々と用意しなければならなそう。
保険の手続きの仕方も調べなければならない。
テレビは有料で見れるみたいだけど、私は今や動画配信ばかり見てるので、Wi-Fiが使えないとすれば、どうしようか。
退屈になってしまいそう。
本を2冊ぐらい持っていけば、何とか持つだろうか。

職場にも伝え、休みを取った。
仕事の内容的にも、退院翌日から仕事はできそうだと言われている。
思っていたよりも、休みをたくさん取らずに済みそうで良かった。
家のことは、やれることは全部やっていくが、後は、何とか頑張って生きてくれ。

あともう少しだけ術前検査があって、さらに、もう1回説明を受けることになっている。
それが済んだら、入院へ。

長く生きていれば、こんなことも起こりうるのだろう。
もしかしたら、これが始まりであって、今後も何度もあるのかもしれない。
色々と不安なこともあるが、考え始めるとドツボにハマって抜け出せなくなりそうなのでほどほどにし、申し訳ないけど、今は私は私の身体のことを最優先に考えることに集中させてもらって、周りの人たちの助けを借りようと思う。


















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