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一週間後に来ると言ったのに、翌日に来た話。

なかなかnoteを更新できないのは、私が今、パク・ヒョンシクにハマり、彼の出演するドラマをせっせと見ることに時間を割いているからであり、決して心身に不調をきたしたとかでは全然ないのであーる。
むしろ、毎日、パク・ヒョンシクを観て心が潤っているので、心配はいらないのであーる。

さて、そんなことはちょっとさておき、今日は家の修繕の話。

あれは昨年のとあるタイミングで、拙宅のオーニング(日よけ)の具合がおかしくなった。
拙宅は数年前に、とある住宅メーカーに頼んで建てた家で、そのオーニングは建てた時に一緒に取り付けたものであった。
その不具合は、そのオーニングの品質上の問題とかではなく、明らかに私の使い方が悪くて生じたことは承知していた。
オーニングなので、それが使えないからと言って日常生活で非常に不便かと言えばそうでもないが、天候不良の時に強風とかがきっかけで、更に具合が悪化するのもなんだしな、ということで、その修理を頼むことにした。
もちろん、取り付けてから1年以上は経っていて、無料保証の範囲は超えていること、つまりは、修理するなら有償となることも認識していた。
先述の通り、住宅メーカーで家を建てた時の契約に入っていた物なので、まずはその住宅メーカーから修理してくれる業者を紹介してもらうのが筋だろうと思い、また、そのオーニングの取扱説明書にも販売店(うちの場合は住宅メーカー)にまずは連絡すべしとも書いてあったので、その住宅メーカーのアフターサービス受付専用コールセンターに電話して、不具合の内容を告げた。
感じのいいコールーセンターの方からは、その日とその翌日は担当者が休みなので、翌々日には電話連絡があるとの説明を受けた。

翌々日、担当者から電話があった。
冒頭、「ご不便おかけして申し訳ありません。」と別にその人が悪いわけでもないのにお詫びの言葉を発したのは良いのだが、その後には「私たちではどうしようもないので、取り付けた時の業者に頼まなければならないんですー。」、「一旦、その場では直せなくて、取り外して工場に持って帰ってからの修理になるんです。費用は結構かかりますけど?○○万円ぐらいかかるかもしれませんよ?それでもいいんですか?」と言う。
いったい、何が言いたいのだ。
業者に手配するのが面倒くさいから、修理を頼むのを諦めさせようとでもするかのような言い方だ。
具体的な金額は見積もりを示してもらいたいが、費用がある程度かかっても直してほしいから電話しているのだ。
「しょうがないじゃないですか。」と私は言って、業者の手配をお願いした。
業者と日程を調整して、「2、3日以内にまた電話します。」と言われ、電話を切った。

その翌日も翌々日も、もっと言えば、1週間経っても2週間経っても、その担当者からの電話は来なかった。
こちらは、いつ電話がかかってくるかと、常に電話を気にして待っているというのに。
コロナ禍で業者の作業者の人繰りが大変だとか、修理部材の調達に時間がかかるのかなど、こちらからはうかがい知れぬ先方の事情とかを想像してみたりして、私に連絡が来ないことの理由を考えてみたが、その世界の話は明るくないので何だかよくわからない。
始めから、「2、3日以内にまた電話します。」なんて言わなければいい。
何なのだ、この放置は。
何か事情があるにしても連絡が遅れるなら遅れると、それだけでも連絡してくるのが筋ではないのか。
業を煮やし、こちらから再びコールセンターへ電話した。
担当者の電話番号もわかっていたが、担当者本人に直接連絡すると、この担当者の対応の遅れが、先方の社内の他の人に認識されずに済んでしまうので避けた。

その翌日、担当者から電話があった。
「業者と調整したんですけど、○○日なら来れるっていうんですけど。」と言うが、その日は都合が悪い。
その旨伝え、他の日で調整してもらえるように頼むと、「これが最短で来れるっていうんですけどね。」と食い下がろうとする。
だから、都合が悪いと言っているだろう。
そもそも、こういう日程調整する場合は、複数の候補日を用意するとか、あらかじめこちらの都合のつく日程を聞いておくとか、何度も行ったり来たりしないで済むようにするものなのだが、どうしてそれができないのか。
できればこの辺りの日程が好ましいが、この日とこの日は都合がつかないと、こちらからスケジュールを告げた。
何で客の私が気を利かせてそんなことまで言わねばならないのか。

その後、数日内に連絡が来るとは期待していなかったが、結局、上のやり取りから3週間を超えたある日に、担当者から連絡があった。
その間、全くの音沙汰なしだったのだが、もはやもう、こちらからまた連絡する気も失せていた。
「1週間後の、来週の〇曜日の午前〇時になら業者が来れると言っています。」と、ここでようやく都合のつく日程で決まった。
最初に電話してから、1か月半が経っていた。

その翌朝の午前〇時、拙宅のインターホンが鳴った。
出てみると、作業服を着た男性が「〇〇(オーニングのメーカー名)です。」と言う。
なんで?
私は軽くパニック状態だ。
その日は休日だったので、既に起きてはいたが部屋着から着替えておらず、ちょうどのんびり朝食をとっていたところだった。
もちろんメイクも何もしていないし、家の中だって散らかったままで、人を受け容れられるような準備はできていなかった。
「○○(住宅メーカー)からは来週の〇日にいらっしゃるって聞いていたんですけど?」とインターホン越しに言うと、その方も驚いてしまったようで、「確認します。申し訳ないですけど、○○(住宅メーカー)も今日立ち会うかだけ確認してもらっても良いですか。」と言い、どこかに電話をかけ始めた。
その間、私はこのアレンジをした、例の住宅メーカーのアイツ(もうアイツ呼ばわり)に電話した。
「来週の〇日にいらっしゃると昨日伺いましたけど、今さっきお見えになりましたよ。」と言うと、「間違えてしまったみたいで申し訳ありません。でも、早くやってもらった方がいいんじゃないですか?そちらのご都合さえよければ。私は立ち会いませんが。」とのたまう。
あ”!?
頭に血が上る感覚がした。
そういうことではない。
いつ来てもらってもいいってわけではない。
では、あんたが昨日「来週の〇日に来る」って言ったのは、何なのか。
コイツと喋っていてもしょうがないので、早々に電話を切った。
いらした作業者の方が悪いわけではなく、作業者の方の会社と私が頼んだ住宅メーカーとの間にも幾つかの業者が間に入るので、その連絡がうまくいかなかったということらしい。
しかし、そうであっても、再確認をする責任があるのはアイツである。
なぜなら、私が頼んだのはアイツなのだから。
作業者の方は、せっかくこのために今朝は早起きしていらしたわけで、出直しさせるのも申し訳ない気になり、「何の用意もできていませんが。」と前置きた上で、作業してもらうことにした。
私は私で、その日には用事があったのだが、少し時間を後ろにずらすことにした。
感染防止の観点でマスクをして顔下半分を隠せるからまだよいが、ほぼ寝起きのぼっさぼさの状態で、一応は微妙なお年頃の女性なのに、作業者の男性の相手をさせられる不快感と言ったらこの上ない。
結局、オーニングは取り外すことなく、その場で直せたそうで、数時間の修理作業が終了した。
「費用は住宅メーカーから請求がきます。」と言ってお帰りになった。

その数日後、家の電話に、知らない携帯電話の番号から何度も何度もかかってきた。
我が家では、特殊詐欺電話に引っかからないよう、知らない番号からの電話には出ないことにしている。
用があるなら、その後に繋がる留守番電話に吹き込んでくれればよいと思うのだが、その電話の主は何度かけても留守電にメッセージを残さない。
電話番号検索をしても、口コミなどは残っておらず、本当に迷惑電話なのかどうかもわからない。
実に気味が悪い。
あまりにも何度もかけてくるから、あまり付き合いのない親戚が亡くなったとかの知らせの電話かしら?とか、ちょっと出てみた方がいいかしら?みたいな気分にさせようとするから怖い。
そうこうしているうちに、聞いたこともない会社から封筒が届いた。
開けてみると、中にはオーニングの修理代の請求書が入っていた。
金額については特におかしな感じはなかったのだが、費用の請求については住宅メーカーから連絡が入ると言われていたので、この請求書の記載通りに、このままこの聞いたこともない修理業者に払ってしまっても大丈夫なのか心配に思った。
一度、住宅メーカーのアイツに電話して、ここに払っても大丈夫なのか聞いてからにしようと思った。
その翌日、その気味の悪い番号からまた電話があり、ついにその電話の主が留守電にメッセージを残した。
聞くと、「先日、オーニングの修理をした○○(請求書を送ってきた会社)と言います。また電話します。」とのことだった。
そいつはこいつか!
暫くしてからまたこの修理業者から電話があり、ようやく出てみると「集金に伺いたいんですけど。今日、これから行ってもいいですか?」とおっしゃる。
え、ちょっと待て、ちょっと待て。
しかも時は、コロナの陽性者数が激増中の頃で、そんな中にわざわざ遠くから、正直、大したことのない額の現金を集金しにいらっしゃるというのか。
(それにいまどき、現金回収なんてする?いきなり来る見ず知らずの人に現金渡すって、何か怖くない?)と一瞬のうちに思い、今日中に振込手続きするので、明日には着金すると思うと伝え、来訪は断った。
ていうか、そもそもそいつに支払っていいかも疑問だったのだ。
ここでまた腹が立つのは、住宅メーカーのアイツである。
これもそれも、アイツが最初から、費用に関しては、当日に来る業者から作業後に請求書が来るのでそこに支払ってほしいと、そして、当日に来る業者は○○という会社だと、私に説明しておくべきではないのか。
私が作業した貰った当日に、来週来るって言ったのに今来たよと電話して以降、アイツからは電話の一本もない。
あぁ、そうだろうな、アイツはそういう仕事のできないやつだもの。
ちょっと修理業者を紹介してもらおうと思っただけなのに、なんでこうして何度も何度も、不愉快、不安な思いをさせられるのか。
何であんなできないやつが、うちの担当なのか。
この期に及んで、この住宅メーカーで建てたことすら、若干後悔の念を抱く。
営業の人もすごく良かったし、建った家もそんなに不備はなくて満足していたのに、アフターサービスでこんな目に合うなんて、本当にがっかりだ。

私も広い意味では客商売をしていて、客に対する接し方としてこんなことすること自体が信じられない。
ちなみに、私の携わる業界では客とのパワーバランスが異常なこともあるが、こんな対応を客に対してしてしまったら、客から怒鳴られるし、出禁食らうし、何されるかわからないぐらいのお叱りを受ける。
それぐらい慎重にならざるを得ないぐらいなのに、住宅メーカーの世界ではそうでないのか。
建ててしまってからの客に対しては舐めてかかってるということか。
多くの人はそうではなく、単にコイツだけがそうなのかもしれないが、とにかく私はコイツの対応が許せない。
社会に出たてで、一般常識もままならないような若い人ならまだしも、アイツの声の感じからしたら私と同じぐらいの年の頃、つまり中年のように感じた。
こんなやつを採用して、野放しにしている、その住宅メーカーの管理体制の杜撰さにも疑問だ。

ということを、年が明けた今頃になって思い出しているのは、また家の修繕が必要なところが出てきたからである。
今度はオーニングではなくて違うところなのだが、またアイツが間に入って嫌な思いをさせられるのかと思うと、なかなか連絡ができないでいる。
コールセンターの人に担当替えてって言ったら替えてくれるだろうか。
とても気が重い。

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