見出し画像

第71回NHK紅白歌合戦 ~素人お茶の間観戦記~

毎年、大晦日はネット上の別のところで、NHK紅白歌合戦(以下「紅白」)実況中継なるものをやっていたのだけど、今回はそれをしなかった代わりに、noteにまとめ記事を置いてみる。今どき、お茶の間のある家庭も少ないかもしれないが、イメージとしては、お茶の間のこたつに入って年越しそばやみかんやらなんやら食べながら、紅白を見て勝手に言いたい放題ほざくという、どっちかいうと、何年か前のバナナマンがやっていた紅白裏トークのような、そんな薄っぺらい感想を、もっと言えば、紅白と関係ないことまで垂れ流す記事なので、特に役立つ情報とか泣けるとかそういう類の記事ではないことを予めお断りしておく。

今年の私のお目当ては、星野源とMISIA、そしてなんて言っても大泉洋。コロナ禍ということもあって、例年と色々と違いがあったのかもしれないが、この出場歌手の選出もどうなのよって感じは正直否めない。ジャニーズ6組(当初は7組)ってどういうことか。嵐が出るのはいい。だったら、もうすぐ終わる少年隊とかTOKIOとかだって観たいのに、出たての若手をブッこんでくるあたりに、大人の事情を感じる。この白組のジャニーズ枠を2つ減らす代わりに、DISH//(北村匠海くん)の「猫」と、韓国から、中継か録画でもいいからBTSの「Dynamite」を入れてくれると2020年っぽさがより出た感じがする。

はーい、めぼしい所をピックアップしていくよー。

King & Prince 「I promise」

紅白トップバッター。そりゃ、新曲を歌いたいのだろうけど、私としては、今年も来年も再来年も、キンプリにはずっと「シンデレラガール」だけを歌っていて欲しいのだよ。〽 君はシンデレラガール、マイプレーシャスワーン、ユアジオーンリフラーワリンヒローイン!って歌ってくれよー。だって、「シンデレラガール」って凄い良い曲じゃないのよ。なんてったって、私、「ジャニーズはデビュー曲が最強説」の提唱者なんで。

milet 「inside you」

名前の読み方もわからないし、この人のことは良く知らないけれど、この曲は竹内結子主演のドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」の主題歌だったから知っている。竹内結子、いなくなってしまったなぁ~~~。

日向坂46 「アザトカワイイ」

日向坂、櫻坂、乃木坂とか坂道シリーズっていうの?どれがどれだかさっぱりわからないけど、私の唯一の見分け方は、生田さんがいるのが乃木坂。この坂系アイドルのグループ名のつけ方、どういう由来なの。いっそのこと、談合坂(何か強そう)とかはどうよ。

Hey! Say! JUMP 「紅白SPメドレー ~みんなでエール2020~」

ジャニーズ・デビュー曲最強説提唱者としては、「Ultra Music Power」で始めたのは評価したい。だけどもね、メドレーの二番目は、「勇気100%」を歌ってほしかったかも。元々は光GENJIの曲なんだよね。Hey! Say! JUMPとしてはCD化していないからダメか。あの曲は勇気を貰える。中島裕翔君はいつ見ても格好良い。

SixTONES 「Imitation Rain」

シックストーンズと書いて「ストーンズ」と読むことは覚えた。そしてこのデビュー曲はYOSHIKIが書いたことも知っている。しかしだね、デビュー曲がYOSHIKIというのはね、何だか北野井子ちゃんを思い出すよね!(←それって何を言わんとしているのか。ジャニーズ・デビュー曲最強説提唱者じゃないのか。)そして、京本政樹の息子がいることも覚えたぞ。

水森かおり 「瀬戸内 小豆島 ~2020映えSP~」

水森かおりの小林幸子化。水森かおりの衣装のデザイン作成を依頼しに、フワちゃんが篠原ともえのもとへ行くのだが、昔の篠原ともえのファッションセンスは今のフワちゃんのそれそのものだよ。篠原ともえって、今から20年ぐらい前に、フワちゃんみたいな格好して、電気グルーヴの石野卓球プロデュースで歌を歌ってたんだよ?って言っても今の若い子にはわからんだろうな。

紅白 ディズニースペシャルメドレー

事前に別撮りしてたのね。二階堂ふみ、歌が上手い!きっと、ディズニーランドが閉園してから撮ったのでしょうが、ミッキー、ミニーを始め、ディズニーキャラクターの中の人が長時間労働にならないように配慮してもらいたい。

NiziU 「Make you happy」

かわいい。イントロのところ、メンバーが一人いなくて一人分のスペース空いたまま始まったよね。次の瞬間には人数揃ってたけど、何が起こったのだろうか。これから先もとっても楽しみなグループ。Zeebraの娘のリマちゃんを見る度に、お母さんにそっくりだなと思う。

Perfume 「Perfume Medley 2020」

かわいい。画面左下に振付「MIKIKO」とのクレジットが。そうなのよ、MIKIKOさんて、オリンピックの開閉会式のプランニングチームのメンバーだったのよね、この間、解散しちゃったけど。MIKIKOさんの推しとして出たかもしれないし、そうでなくても、Perfumeはオリパラの開閉会式のどこかに登場したんじゃないかと思うのよねー。Perfumeは日本の現代総合芸術。

郷ひろみ 「筒美京平 トリビュートメドレー」

筒美京平が作った、郷ひろみの曲だけでなくて、他のアーティストの曲も歌うのかと期待していたら、郷ひろみの曲だけだった!筒美京平といえば、私の世代だと、NOKKOの「人魚」、小沢健二の「強い気持ち・強い愛」、SMAP「BEST FRIEND」あたりがハマる。ちょっと郷さん、見た目が人工的になってきた感が…。

JUJU 「やさしさで溢れるように」

緊張したんじゃないかな!それもこれもひっくるめてJUJUである。紅白初出場!良かったよ!

嵐 「嵐×紅白 2020スペシャルメドレー」

始まりがあれば終わりがある。その最後に「ありがとう」と言えることの尊さよ。SMAPの時は出来なかったもの。21年間、楽しませてくれてありがとう。

Official髭男dism 「I LOVE...」

てっきり「Laughter」をやるものだと思っていて、何なら、「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の映像もバックで流してもらってもいいんだけど?ぐらいに思っていた。泣く気満々だったんだけど?

三山ひろし 「北のおんな町 ~第4回 けん玉世界記録への道~」

けん玉に目が行ってしまって、全然、歌が入ってこない。視聴率的に、演歌の人って、こういう企画ものと一緒にやらないとダメなわけ?水森かおり、天童よしみと言い、歌に集中してもらってもいいんじゃないの?と思う今日この頃。

YOASOBI 「夜に駆ける」

何で最初から出場決定の発表がされなかったのだろう。彼らは紅白に出たらいいのになってずっと前から思っていたから、発表されて嬉しかった。生でも巧い!今年の前半は、この曲をよく聴いた気がする。CDが発売されていないアーティストが紅白に出るのは初とか言ってたけど、これからはそれが主流になっていくんだろう。

関ジャニ∞ 「みんなで踊ろう!前向きスクリーム!」

ジャニーズはね、言われなくてもわかってるだろうけど、考えないとならない課題があるね。2020年でどれだけ所属タレントが辞めて、グループの活動停止や終了が発表されたか。後進はまだそこまで来ていない。厳しい時代を迎える。

東京事変 「うるうるうるう〜能動的閏〆篇〜」

林檎ちゃん、相変わらず格好いい。林檎ちゃんも本来はオリパラの開閉会式のプランニングチームのメンバーだったのよね。もしもオリンピックが予定通り行われていたら、どんな開閉会式にするつもりだったのかアイディアだけでも教えて欲しい。リオデジャネイロのパラリンピック閉会式の時、ピチカートファイヴの「東京は夜の7時」を使ったじゃない?AyaBambiも出て。あれのもっと強烈にカッコいいヤツが見れたのではないかと惜しくてたまらない。

あいみょん 「裸の心」

衣装が寅さんみたいだと思ったのは私だけだろうか。

YOSHIKI 「ENDLESS RAIN」

歌はToshIじゃないのね。YOSHIKIはピアノを弾きながら泣いているように見えたけど。YOSHIKIご愛用の、あのKAWAIのクリスタルピアノができるまでの話が興味深ったので、下に貼っておく。

Mr.Children 「Documentary film」

何で出る気になったんだろう。でも、最近の曲は知らないので、90年代のヒット曲とかの方が私的にはよっぽど嬉しい。

石川さゆり 「天城越え」

毎年、さゆりの着る着物を楽しみにしている。今回は大柄な牡丹(?)でしたな。帯もいっつも低めで帯締めも斜めでモダンな着方をするのが、さゆり。私的には今回は襟の合わせ方が特に良かったと思う。最後にちゃんと遠くに魂を飛ばして、天城の峠を越えました。

星野源 「うちで踊ろう(大晦日)」

良かった、実に良かった。アレンジからして格好良かった。やっぱり途中でセプテンバー的なフェイクが入るってイイね。この間「おげんさんといっしょ」で三浦大知君と一緒に歌った時もすっごい良かったから、それに似た感じでまとまるのかなと思いきや、もっと良くなっていた。超えてきた。歌詞も天才的に良い。

どこまで行っても、人はひとりだ。安易に「一つになれる」とか言わないのが良いところ。こんな昇華の仕方を与えてくれてありがとう。源さん、やっぱりスキ。

氷川きよし 「限界突破×サバイバー」

もうねぇ、生物学的な性別で、男と女の二つに分かれる時代はもうそろそろ終わりにしたらいいんじゃないかと思う。それに、合戦形式にして競うのも何の意味があるのかわからないから、紅白はFNS歌謡祭形式にしてはいかがかと思うよ。

松任谷由実 「守ってあげたい」

子供たちの声で、〽 そーゆどんはふとぅーうぉーり、うぉーりって歌わすの反則だわ。泣く。後半のスモール3は何?要らなくね?

玉置浩二 「田園」

相変わらず、歌唱に関しては本当に上手い。髪の毛の色を見ると年を取ったのかなとも思うけど、歌声は全然、衰えていない。右手のサポーターみたいのは何だろうか。誰か殴ってきた?

福山雅治 「家族になろうよ」

NHKホールに戻って来るまで時間が掛かったな!27年ぶりだってよ!「龍馬伝」やったときでさえ、長崎から歌ってるんだもんね。今回はライブをやらなかったからNHKホールに来れたんだろうけど。福山が紅白の白組のトリって何だか感慨深い。他にトリを務められる人がいなかったという話もなくはないが。〽 大人びているような―、子供のような― って曲を歌っていたのを思い出すけど、あれっていつよ?

MISIA 「アイノカタチ」

出てきただけで圧勝。歌唱力だけで言ったら、日本で一番うまいと思う、MISIA先生。今回も良かったけれど、MISIA先生で度肝を抜かれたのは、2018年の紅白だったか、「アイノカタチ」を歌った後に「つつみ込むように…」を歌ったとき。義母ムスに出てた佐藤健君が審査員で来てた。あの時のパフォーマンスは忘れられない。

最後に

大差をつけて紅組が勝利。いつもはいた、賑やかし的な大勢のバックダンサーとか、他の人とのコラボとかが今回はない分(演歌は除く)、それぞれの歌に見ている方も集中できて良かった。余計な物は要らない。今後もこのフォーマットで良いのではないかな。でも、あまりに淡々と進むので、実は生放送じゃないんじゃないの?って疑りたくなるところもあった。とはいえ、総じて、良かったんじゃないでしょうか。大泉さんの司会っぷり、面白かったよ!

もしサポートをいただけるのでしたら、自身の心を潤すような音楽や映画などなど、エンターテイメントのコンテンツ購入に充てさせていただこうと思います。