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SFってなに?

何年か前、ある人に出会ったときに

彼女が「SF映画が好きだ」と言った。

私は、「ほとんどのSFは駄作だが、

良いものがないわけではない」

と言って

二人で映画を見ることにした。

彼女の選んだのはSFだった。

私は小学校から

学校の図書館の本、村の公民館の図書館の本、

中学卒業までに読みつくした。

それでは飽き足らず、

たまに行く親戚の都会の本屋の貸本屋の本

ありとあらゆる本を読み漁った。

一日3冊は当たり前だった。

特に好きなのが純愛小説とSFだった。

だから、

「私もSFは大好きだが、

西欧のSFは浅はかのが多い」

と言ったら、

「まあ面白いから見てみて」

というから

二人で見た。

私には、酷いものだった。

私がそれを彼女に言うと。

彼女は、

「なんであんな素晴らしいものが

あなたには酷いものに見えるの」

と聞いた。

私は

「あれはSFではないからだ。

あなたはSFを見ようと言った。

全然SFではないではないか!!!」

と言うと、彼女は

「あれこそSFでしょ!!!」

と言う、

中略

解ったのは、

SFの意味が二人で違っていたという事。

彼女の言うSFは

space fantasy

夢物語?(私の訳)

私のは、

science fiction(科学に基づく架空の物語)

ある意味、対極。

彼女は、論理も現実も関係なく、夢があればいい。

私は、とにかく、論理的矛盾があるものは

詐欺にしか見えないからむかつく。

楽しむまで行けないのだ。


以降、私と彼女は

二人で同じ映画を見ることはほとんどない。

一緒にいい時間を過ごしたいことは

お互い解っているのに、

なんなんだろうね?

ちなみに極稀ではあるが

一緒に見られるものがある。

アニメの、ころせんせい/バクマン/メジャーなど

他にもあったがタイトルが思い浮かばない。

まあ、とにかく、珍しい、










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