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資本主義の檻から抜け出すには余程の覚悟が必要

様々な人が、資本主義経済の悪い側面を指摘し、
それを変えなければならないと
口先(ペン先、キーボード、も含む)では言う人が多くいる。

しかし、ほとんど実践が伴ってないし、
覚悟はまず見えない。

その多くの口調が、
「資本主義が悪いから、こっちで行ったらどう?」
的な、
「誰か他の人がリスクをとり、
コストと労力と犠牲を払い、
自動的にやってくれたらいいな」
的な、
自分の腰のひけた立ち位置を示している。

例えば、

世界の上位1%の超富裕層の資産は、世界全体の個人資産の37.8%を占め、下位50%の資産は全体の2%。

世界不平等研究所より

みたいなことを引用して、
いかにも本人は「正しいことを言っている」
ことを装っている。

それはもしかしたら事実として
(ドンピシャの数字かどうかは別として傾向は)
正しいかもしれない。

彼らは「だからどうする」と言うところへ行かない。

例えば引用の内容を使えば、
全体の2%しか持たない50%が手を組んで、
残りの10数%まで巻き込んで
90%以上の人たちが連携すれば、
世界なんてあっという間に変わる。
あっという間に逆転する。

2世紀半ほど前に起こったフランス革命のように、
1%を引き摺り落とすことができる。

しかしそれを呼びかける人はいない。

世界規模は無理でも、
自分の国だけではと考えて、
国民が努力した国では、
ある程度成功している国があることはある。

しかし、他の多くの国の国民は
自ら動かず、
自分たちにとって正しい、
指導力のある英雄を
なんの当てもなく待ち続けている。

私は、
せめて、日本では
自分の国では、
英雄を待つのでなく、
国民が立ち上がることで
英雄の代わりを果たす仕組みを作りたいと思っている。

日本では、
「上位1%の超富裕層の資産は、日本全体の個人資産の37.8%を占め、下位50%の資産は全体の2%。」
ほど極端ではないだろうが、
貧困層と呼ばれている人々は国民の1/3は居る。

私が鍵を握ると考える層は、
中間層だ。

フランス革命を主導したのは当時の中間層だ。
(その中間層と今の日本は全く似てないだろうが)

ある程度社会的に成功した
精神的にも経済的にも余裕のある中間層が、
すぐ隣にいる全く余裕のない同胞を
思い遣って立ち上がるなら、
日本はまだ変えられる。

誰か名乗り出てください。

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