推しに貢ぐのが苦しくなってきたあなたへ

これを読んでいるということは、あなたは今悩んでいらっしゃるのですね。好きなタレントさんに貢ぐことが辛くなってきた。でも止めてしまったら色々なものを失うのではないか?そこで悩んでしまっている。

大丈夫。もう大丈夫です。なぜならば私が居るから。私はナマモノ、いわゆる現存の人物の推しを20年やってきました。多分あなたが悩んでいることは全て体験してきました。だから私はあなたに答えを教えてあげられます。

問題を解決するにあたって、まず問題を切り分けましょう。
以下貢いでいる人物のことを簡潔に推しと表記します。

①自分のこと
②推しのこと
③知り合いのこと


あなたは今この3つのことが相互に絡み合ってがんじがらめに縛られてしまっています。1つづつ問題を切り分けることによって解決しましょう。

問題を解決するにはまず遠い所から行きましょう。お片付けでも、答えが明快なところから手を付けろって言いますよね。

③知り合いのこと


そこでまず③の知り合いのことから行きましょう。

フォロワーさんとか観劇友達とかオタク友達です。

これは簡単です。金銭的な価値観が合わないと思ったらその人と付き合うのは止めておくべきです。とくにやたらと推しにお金を使っていることを誇示している相手からは離れるべきです。

世の中には色々な人が居て、中には本当にお金持ちで湯水のようにお金を使える人もいますが、そう言った人というのは概してお金を使っていることを誇示しません。なぜならばお金持ちだからです。お金持ちとはそういうものなのです。

ではやたらと自分の支出を見せびらかしてマウントを取ってくる相手とはどんな人なのでしょうか?

それは自分に自信が無い人です。自分に自信が無いから、素の自分では勝負できないからお金という鎧を着て勝とうとするのです。「推しの為」と言っていても内心は自分の為なのです。推しのデビューの為、そうですね。推しがデビューしてそれでなんだというのでしょうか?そういう人は推しの勝利と自分の勝利を混同しています。

その人は自分の人生を生きていない。だからめちゃくちゃ無理をしています。いずれパンクします。必ず資源が足りなくなります。その時あなたはその人の借金を返せますか?出来ないならば離れましょう。そうすることによってその人も目を覚ますことができます。離れることはあなたの為で有るとともにその人の為でもあるのです。

大丈夫。空いた席にはもっとあなたにふさわしい別の人が座ります。正常な金銭感覚のあなたに合った、正常な金銭感覚の友達がちゃんと出来ます。その努力を惜しまないでください。それがあなたがすべきことです。


②推しのこと


では次、②推しのこと
急に問題が難しくなりました。だって愛しているから。夢中だから。幸せになって欲しいから。私が身を切って彼が幸せになるなら、いくらでも貢わ。でも、お金が無いの。実際問題足りないの。私が居なくなったら彼は死んでしまうかも。あとはもう身を売ることぐらいしか思いつかない。

死なせなさいそんな人。その人はその程度の実力なのです。どうせいずれ死にます。一思いに死なせなさい。若くてやり直しが効くうちに見切りをつけさせるのも愛です。もしあなたに金銭的な援助を無心してくるならなおさらです。そういう人は得てしてナルシストで実力が足りないのをお金のせいにしているのです。どうせ大成しません。大成する人はあなたみたいなちんけな財布ではなく、もっと大きなスポンサーを自分で見つけられます。それが出来ない人は、所詮その程度の人なのです。とっとと見切りをつけて次に行きなさい。どうせならもっと大きく咲く花に貢ぎなさい。


出来ない。今すぐは無理。では期限を決めましょう。後1年。後1年だけがんばったらあとはもう知らない。それは縁が無かったものと諦める。なぜ1年なのでしょうか。今もうパンク寸前なら、心身ともに保ってその位だなという私の長年の経験則です。それ以上頑張ってはいけないのは、あなたが推しに人生を賭けてしまっているからです。

あなたが推しに貢いでいるのはお金だけでは有りません。時間もです。時間は大事です。もしあなたが女性ならばなおさらです。若いならばさらに時間は大事です。あなた自身の幸せを決めるからです。推しに貢いでいる時間、あなたがずっと幸せを感じているならばそれで良いのですが、もし「なんでもっとがんばれないのか」とイラ立ちを感じるくらいならば止めましょう。推し活は趣味でしか有りません。なぜならばそれは他人の為に資源を使っているからです。推しからしたら「貢いだんだからその分返せ」と言うのは筋違いの要求です。推しが売っているのはコンテンツで推しの自由では有りません。イラついているのはあなたが相手に対して不満だから、つまり時間やお金を貸しているからです。

はっきり言いますが、そういうお客さんって邪魔です。
さげまんさげちんなんです。推しの出世の足を引っ張るお邪魔虫です。隠しているつもりでも不満は必ずどこかで形を変えて吐き出されます。そう、例えば「こんなに貢いだわよ」って推しに見せつけたりしていませんか?
それって札束で顔を殴っているんですよ。推しのメンツをつぶしているのです。止めておきましょう。そんな悲しいこと。そういうことされるとね、推しもうれしいんですけれどもどこかでわだかまりが残るんですよ。それって愛情の借金を無理やりさせていることなんですよね。推しは必ず消耗します。そして枯れていく。何人もそういう人を見てきました。

純粋にコンテンツを楽しめなくなったらもう離れましょう。いいじゃないですか。推しとの思い出が楽しいうちに止めておくべきです。あなたの為にも推しの為にも。

①自分のこと

そして自分のこと

さあ、自分のことです。今まで読んできて気が付きましたか。そう、私はあえて偉そうに講釈を垂れています。自分だって出来てやしないことをいっています。なぜなら私は報われないものに20年もの時間を注いできた大馬鹿野郎なのですから。最初にいいましたよね。あなたがこれから経験することを私は全部経験しましたと。

そしてそれなのにあなたはここまで読んだ。なぜでしょう。それはあなたが流されているからです。自分のことを自分で決められなくなっているから。もう、正常な判断力を失っているから。それでも苦しい。誰かに助けて欲しい。

はっきりいいます。

目を覚ませ。そんなこと自分で決めろ。

ここまで読んでそれでも推しの為に水商売でも犯罪でも何でもやるわというなら、それはそれで貴方の人生ですよ。それで喜ぶ推しもいるでしょう。わたしだったらぶっ飛ばしますけどね。そんなやつ絶対大成しないし。俳優だろうがホストだろうが、生き残る人と言うのは夢を売ることが出来るんですよ。愛、愛欲には限りが有るんですよ。でも夢や博愛には限りがないんです。それは無限に乗算に増えていくからです。それが出来ない人は自分の存在をコンテンツにして売る商売には向いていないのです。

コンテンツに対して正当な対価を払うということが出来なくなったらもうやめた方が良いよ。私はそう言います。

でも、やっぱり。そうですよね、愛されたいという欲に目がくらんでしまうとどうしても手放せなくなってしまう。正直、それが悪いことだとも思わないのですよ。そういう経験も大事な貴方の人生のマイルストーンで貴方の人生にとって必要な学びなのかもしれない。だからね、自分で決めましょう。推しと長く付き合いたいならこそ、けして無理はしない。自分を粗末に扱ったりしない。
自分のことは自分で決める。楽しめる範囲でコンテンツを楽しむ。

大成する人ってちゃんとそういうお客さんを大事に出来る人ですよ。運だの顔だのと言いながら、人はちゃんと自分を愛してくれる人を嗅ぎ分けられるものです。

もし推しがお金に目がくらんで血迷っているならひっぱたいて目を覚ましてやったって良い。それが本当の愛だと私は思うのです。

(私も最近怒られました。愛を感じました。)

そして末永く、末永く細く長く愛してあげることが、本当は一番推しにとって幸せなことなのですよ。

自分が1番推しは2番。それが推しを大成させるコツです。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

良かったらこちらも読んでみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?