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小さな幸せを見つけておく【オタクの家計簿】

「お金の不安」からいますぐ抜け出す方法  大嶋 信頼 (著) 

この本ありがちな「気の持ちようやで!」みたいな無責任な自己啓発本(それはそれでサプリとしては良いと思うのだが)ではない。

心理学の本でざっくり内容をまとめると「嫉妬はうつる。そして嫉妬にかられると自己否定を起こして散財してしまう。気を付けるんだぞ。」という内容である。詳しくは本を読んで欲しいのだが、他人(特に親なのどの親しい人)から嫉妬されると、自分が理性を失くして無計画にお金を使ってしまうという内容なのだ。

特に共感度の高い人、つまり他人の感情に影響されやすい人に起こる現象だそうだ。

言われてみると身に覚えがある。昔から嫉妬深い人が苦手なのだが、私はやたらと他人に嫉妬され、その度に非常に疲弊してしまっていたのだ。

そして言われてから嫉妬されてキー―――となっているなという時に

(うつってるな。今散財したい気分じゃないかな?)と観察してみると確かにそうなのだ。私の場合は本や衣類なのだが、やたらと無計画に手当たり次第に買ってしまっていた。これが欲しいというより何でもいいから買いたいという感情なのだ。

それってやつ当たりなんだ。気を付けよう。そう思った。

そして買いたい気持ちを我慢するのではなく

「いまイライラしてるな。誰かに嫉妬をうつされたんじゃないかな?そういえば覚えがあるな。よしよし。いいこいいこ。ジュース買ってあげようね。」

と無理に自分の気持ちを抑え込まず自分を許して受け入れてあげることにしたのだ。

それで様子を見ながらジュース?今川焼?ケーキかな?それともご本がいいかな~?まだだめ?お洋服買っちゃおっか?と自分の機嫌を伺ってちょっとずつ散財することにしたのだ。

そうすると少額で収まるし、何より使った後の罪悪感がない。

ちなみに嫉妬されたら「やめてください」とはっきり拒否するのが良いそうですが、私はその場でカっと来ず後からジワジワと怒りがこみあげてくるタイプなので今のところそういう対応は出来ていない。

皆さんもぜひ感情的に散財したくなった時は素直に自分を甘やかしてあげてください。

その為の少額の「ご機嫌取り」をたくさん用意しておくことが結局節約になるんじゃないかなと思います。

本も欲しい本をアマゾンの欲しいものリストに登録しておいてムキ―となったら「買っちゃうもんね!」とぽちぽちすると、つまりそれは計画的にお買い物をしているだけなので良心が痛まないのではないかと思います。お財布は痛みますが、まぁ欲しかった本だしいいかなみたいな。本はどんなに高くても洋服や家電程では無いですからね。

そしてこの本、嫉妬に対しての対処方法もしっかり書かれていて良著なのでぜひどうぞ。

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