ChatGPTのCode Interpreterが凄すぎる件
ChatGPTのCode Interpreter機能凄いですね。もう、皆さん試しましたか?
Pythonのコードを生成して、その場で実行してくれます。これまで、ChatGPTが生成したプログラムをコピーして、ローカルで実行して使っていたのですが、、、もはやプログラムをコピペする必要はぜんぜんありません。便利すぎです。
# Code Interpreterの使い方
有料版のGPT-4でCode Interpreterを選ぶだけです。簡単。
もし表示されなかったら、settingからBeta featuresからCode Interpreterをオンに変更してから試してください。
例えば、CSVファイルをJSONに変換したいとか、データ形式変換をさせるには、こんな感じです。
(手順1)まずは変換したいCSVファイルをアップロードします。例えば、以下のような `kcal.csv` というファイルをアップロードします。
食品名,カロリー(kcal)
カレーライス,400
ビーフカレー,450
チキンカレー,380
ハンバーグ,350
チーズハンバーグ,400
ビーフシチュー,300
チキンシチュー,280
ポークカツ,320
チキンカツ,290
ビーフステーキ,450
(手順2) 次のようなプロンプトを実行します。
アップロードしたCSVを次のようなJSONに変換して出力してください。
また、カロリーの高い順に並び替えてください。
# 出力JSON例
[
{"name": "カレーライス", "kcal": 400},
{"name": "ビーフカレー": "kcal": 450},
...
]
すると、次の画面のように、ソート済みのJSONデータが出力されます。すごい!
どういう仕組み?
なお、画面に「Show work」というボタンがでているので、これをクリックすると、どういう仕組みで実行されたのか見ることができます。
見てみると、分かりますが、Pythonのプログラムが作成されて、それが実行されたのです!
データの視覚化がすごい!
それで、オススメの使い方ですが、データの視覚化です。
これまでは表計算ソフトや、ColabなどにデータをアップしてPythonのライブラリでグラフを作る必要がありましたが、一言「このデータでグラフ作って」で解決します。
ただし・・・文字化けしてしまいます。
簡単に文字化けを直すには、日本語フォントをアップロードして、それを使って描画することです。[こちらのページ]からNoto_Sans_JPのZIPファイルでフォントをダウンロードして、ChatGPTにアップロードします。ZIPファイルのままで大丈夫です。勝手に解凍して利用してくれます。
今アップロードした日本語フォントを利用して、グラフを再度描画してください。
すると、以下のように、文字化け無しで日本語の入ったグラフを描画してくれます。
東京の人口推移グラフを描画してもらう
次に、こちらから東京の人口(男女別 - 1920-2015年)のCSVデータをダウンロードして、ChatGPTにアップロードします。続いて、フォントファイルをアップロードして、次のように命令します。ChatGPTに与えて折れ線グラフを描画してもらいましょう。
苦手な計算問題もCode Interpreterなら正確
ところで、ChatGPTは計算問題が、非常に苦手です。少し複雑な計算をお願いすると、かなりの頻度で間違った答えを出してきます。しかし、Code Interpreterを使えば、Pythonを使って計算してくれるので、正確な値を表示してくれます。
うまくいきました。下記のように、ChatGPTはPythonのプログラムを作って結果を表示してくれます。
便利すぎる!
以上、簡単にCode Interpreterの使い方を紹介しました。これまでも、ChatGPTを使えばできていたことなんですが、自分のPCにPythonをインストールすることなく、手軽にデータを視覚化したり、計算させたりできるのです。
データフォーマットの変換から視覚化まで、ちょっとしたバッチは、これだけで片付いてしまいますね。
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