穴熊流の猛攻

昨日行われた第6期叡王戦の対局(古森-渡辺)では穴熊らしい猛攻が見られた

先手四間飛車ミレニアムvs後手穴熊の展開
後手の早い24角は46歩を防ぐ意味があり、26歩〜25歩と突いて来れば将来25桂〜14歩の端攻めが無くなる分得だと考えているのだろう

先手は46歩と突き、角を捕獲する作戦に出た。
46歩、同角、64歩、同歩、25歩、86歩、同角、35歩、47金直、55歩、67銀、86飛、同歩、36歩、46金、59角。

瞬間飛車損の猛攻。穴熊の堅さを生かした攻めといえる

しかし、ここで35飛が見える。
33銀には58飛などで攻めが切れそう。

どうしたもんかと考えていたが、68角成、32飛成、37歩成と淡々と攻め合うのが穴熊らしい手順のようだ。

同金には42金から受けに周り、67馬や79飛を楽しみに。同竜なら67馬で後手良し

先手は詰めろでもないため、攻め合いで勝てればよいのだが、手段が難しい。

こんな急所の金を取っても冴えないとは‥
渡辺名人らしい踏み込みだった

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