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タイに行ってきたお話①

ごきげんよう、くじらです。

sushi.skiの皆様はご存知かと思いますが、私は今絶賛転職活動中につき、無職であります。有限の「自由」を満喫するために、ありとあらゆることをしました。これはその時のお話。

タイに初来訪、2024年1月

正直、私は東南アジアがあまり好きではありませんでした。幼少期に家族で海外旅行を頻繁にしていましたが、東南アジアだけは、好きになれませんでした。

 それは、フィリピンのセブ島を訪れたときでした。私達家族はツアーを組み、観光を楽しむ予定でした。フィリピンは一見安全そうに見えて、実はあまり治安は良くなくて、どこに行くでも必ず運転手とボディーガードが帯同して行動するような国でした。お土産の買い物や、ホテル所有のプライベートビーチ以外のアクティビティはすべて車移動が余儀なくされて、窮屈でした。最も印象に残っていたのは、帰国の日、チェックアウトの際にホテルの周りには私と同じ年齢の子どもたちが集まっていました。私達がホテルの敷地の車に乗り、敷地から一歩出た瞬間に、日銭を稼ぐためにあれやこれやを車の中の人に買ってもらえるように訴えてくるのです。その光景が今でも忘れられません。

 経済的格差がこのようにして目に見える国は、私にとってトラウマの一つでした。そんななか、何気なく帰省するであろうなという大学の友人とやり取りをしていました

私「年末年始、帰ってくるん?」
友「うん、帰るけどせっかくやし旅行行きたい(笑)寒いの嫌や(笑)」
私「学生ぶりに旅行しようや」
友「ええで、タイとか行きたい。」

 私は少し躊躇いました。続けて友達からメッセージ。

友「現地に日本人の案内人がいるから、楽しいと思うで!」

 少し安心して、航空券やら、ホテルなどを取りました。土地勘が泣いものですから、とりあえず安くてアクセスの良さそうなホテルをチョイス。

いざ、バンコクへ

早朝に関西国際空港に着く。目的は午前9時発のAirAsiaバンコク行きだ。

久しぶりの関空。幼少期は頻繁に通っていて、懐かしさを感じました。

 日本とタイの時差は2時間。時差はないと踏み、6時間のフライトで寝ることはありませんでした。LCCの長期フライトは初めてでした。ご飯とか飲み物は有料なんですね。知りませんでした。

無事到着し、スワンナプーム国際空港の到着口をくぐり抜けると、真冬とは真反対の蒸し暑い空気にさらされ、同時に肺に入ってくる汚染された、正直には新鮮とは言えない空気を吸い、我々はGrabというライドシェアアプリを使って一旦荷物をホテルに預けに向かう。Grabの利便性については別記事で紹介したいと思う。

バンコクの中心地、プロンポンからタクシーで30分ほど、どちらかと言うとチャオプラヤー川寄りのホテルに到着。緑が生い茂っていてとても良い。

もともとはドーミトリーだったのだろう。4人部屋を2人部屋として使うホテル内の配置で、手が届かない場所に貴重品ロッカーがあったり、改装する気が全くない感じがたまらない。空港からホテルの道中、街の雰囲気は私が抱いていたトラウマとは大きく乖離するものでした。路上生活している人もいますが、それは東京でも同じで、どちらかと言うと、「活気づいてる」というのが第一印象でした。

1日目夜:繁華街へ

経緯は割愛するが、友達がダウンしてしまったため、ほぼ初対面の日本人のタイ駐在員と、友人の友人で夜の繁華街へ行きました。タイは夜遊びでも有名な場所です。体験しないわけには行かないと、初対面3人でカラオケバーやゴーゴーバーなどの観光客らしいことをしました。(写真は流石に挙げられないので…ごめんなさい)

2日目昼:寺巡り

友人は、大学からの知り合いでかれこれX年の付き合いになります。ある程度お互いのことを知っていて、気が合うのでこうして旅行に行ける仲なんだと思います。そんな彼は、ロケットエンジンのような燃費効率で、朝ご飯を食べたらエネルギー100%になり、「限られた時間」で「最大限楽しむ」をモットーにしていたため、お寺が密集しているチャオプラヤー川周辺のお寺に行ってきました。

ワット・パクナム 寺院の中のきれいな天井


ワット・アルン

ワット・アルンからワット・ポーまではチャオプラヤー川をボートで移動します。20バーツ(80円ほど)。

川はお世辞にもきれいとは言えないぐらい濁っていましたが、異臭がしたわけではなかったです。

ワット・ポーの有名な寝てる菩薩

バンコクの暑さのせいか、iPhoneのバッテリーの消費が早い。リチウムイオン電池の弱点と私が使っているiPhoneのバッテリー寿命84%がここに来て仇となり、一旦ホテルへ帰ることにしました。友人はお寺で煩悩をすべて捨てきったようで何よりでした。私は近々で神社でお祓いをしてしまったので、異教徒が祈祷をするのは失礼かとおもい、彼の観光に付き合いました。

2日目夜:

私は、友人を連れて夜の街へ繰り出しました。とてもいい経験ができたのだと思います。そして、駐在員の友達が「ルーフトップバーに行こう」と言い出すので、彼の仕事終わりまで時間つぶし。けれども、どこで潰せ良いのかわからず、適当に入った商業施設がどうやら昨年の12月にオープンした新しい施設だったようで、お店は新しく、小腹も空いたので軽食を食べる。

Hej!の文字はIKEAのキャッチコピーで、東南アジアで初出店らしい。年始だけどクリスマスツリーが飾ってあった。

場所の名前は「エムスフィア」

日本の商業施設にはない斬新なレイアウトで、色鮮やかなお店の看板がたくさん並んでいて、ドキドキとワクワクが止まりませんでした。


パクチーとスパイスを練り込んだソーセージ。とにかく辛い
豚の皮をパリパリに焼いたお肉。これを甘い醤油につけて食べるが、そのままでも美味しかった。

こうして時間を潰している間に、友人と合流し、バンコクでは比較的有名なルーフトップバーに行きました。

くじら、大人の世界を知る

ルーフトップバーという存在そのものを知らなかった。お酒を普段から飲むわけではないので、無縁の世界だった。文字通り、ホテルの屋上がバーになっており、EDMがガンガンかかっているような、お上品なレイヴのような感じ。

ルーフトップバーからの夜景
このDJ(きれいなお姉さん)の選曲とつなぎ方が良かった

音楽で気持ちよくなり多少酔いも回ってきたところで、2件目に行くことに。

タイのハイソサエティ(富裕層)が通う隠れ家的なお店

2件目もEDMがかかっていて、まともに喋ることなんてできない。それなりに強いお酒しか置いてなかったのでモクテルを注文。写真中央の男性2名はどうやら中華系の人で、ナンパしているようだった。

この時点で夜中の2時。私は21時か22時には寝ている赤ちゃんなので、この時間まで置きているのは正直体力がいる。
色々とこれからの将来の話をして楽しく解散。

3日目:昼

我々は12時ぐらいまで寝てしまったので、遅めのスタート。アジアティーク・ザ・リバーフロントに行こうということで、行ってきた。

そこどこ?と言われたら、「横浜赤レンガ倉庫」と答えるのが妥当だろう。第二次世界大戦に日本占領下の建物をそのまま使い、高級レストランからカジュアルなお店まで立ち並んでいる。

別世界に迷い込んだか?と思うぐらいガラガラ。どうやらナイトマーケットのようで、昼間はどこの店舗もやってないみたいだ。残念。気を取り直して、タイ皇室へ。

日本の天皇陛下のお住いとは違い、一部一般公開されており、観光客はドレスコード有、入場料を支払って観覧することができる。


皇室は金の装飾の塔が多く、「THE・格式」って感じだった。どこでご飯食べてるんだろとか、おトイレ近くなったら3分ぐらい歩いておトイレ行くのかなとか、どうでもいいことを考えてしまっていた。暑さで思考がぼやけてしまうので水分補給はこまめに取りましょう。

とにかくあつすぎたので、「アイコンサイアム」なる別の商業施設で涼み、ご飯を食べるため移動。
この「アイコンサイアム」は期待を大きく裏切った。建築から、各フロアへのアクセス、建築デザインが心踊らせた。

1階(タイでは基本MGと言う)は人工河川が流れており、様々な屋台があり、日中でもナイトマーケットのようないい雰囲気だった。
MGフロアを上に抜けるとそこは高級商品の店舗ばかりが立ち並ぶ。右に見えるアップルストアは東南アジアで唯一の正規店。

3日目:夜

流石にアイコンサイアムでバッテリーの危機を感じ、一度ホテルに戻る。ここまで友人とともに行動していたが、私がどうしても行きたい場所があったので、充電完了次第個人行動。2時間後に合流することにした。

私が何をしたか・・・それは言わないでおく。

バンコクの高級ナイトクラブ「SPACEPLUS」のボックス席を駐在員の友人が予約してくれていた。恥ずかしながら生まれてこの方、クラブに行ったことがない。そう、ここで私は初めてのクラブを経験したのだ。酔いとハイも相まってか、ソファー席に伝わる振動でギブアップしてしまった。クロスフェードは危ないからやめようね!

最終日:昼

二日酔いも相まって気分はあまりすぐれないが、最後の朝ご飯を食べ、「カオサンロード」に行ってきた。ここはナイトマーケットとして有名なので、昼間はびっくりするほどなにもない。あるとすれば、タイパンツやパチモンのTシャツを売ってるおばちゃんぐらいだ。

なにもないカオサンロードを歩き、そしてホテルに戻りチェックアウト。スワンナプーム国際空港へ向かう。14時ぐらいの便に搭乗し、日本時間23時着。非常に楽しい旅だった。

この旅から得た経験

 幼少期に見たトラウマを克服できた。むしろ、バンコクは先進的で開発途上国独特の経済が爆発して右肩に伸びる可能性を感じた。私の旅のスタイルは「いかに現地に溶け込めるか」なので、そのために再訪する価値はあると思った。現時点では日本より物価が安く、あちこちに日本食のお店がある。今回はそのようなお店には行かなかったが、次の訪問では「タイの日本食」を体験してみたいと思った。なんとなく、タイに魅力を感じて移住する人の気持がわかる。

・・・という話を1月中にまとめたかった。我慢できず、3月の頭に再訪してしまった。その話は、また今度。

それでは、また次のお話で。

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