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ファミレス行こ。10話、11話

ネタバレ感想言います。
読まれてない方は非推奨です。

基本的にどの漫画も単行本派なんですが、Xでネタバレ食らいそうなのでついに電子版月刊ビーム買いました、、!
10話も読んでなかったので、10話の感想も込みです。

いや〜今までずっと聡実くん目線だったから成田さん目線が新鮮すぎて味がありすぎます、、
何回でも読めちゃう、、

でもとりあえず10話感想から行こ!

聡実くん少女漫画みたいになってますね。
でもなんか切なさや哀愁を感じるのは間空いたり、年齢差という現実があるから?
そもそもですが、思わずハグした後普通気になるのって相手の反応なのに、自分の気持ちがずっと気になるってよっぽど狂児に信頼がある(もしくは変人やしあんま気にせんやろと思っている)か、3年間考えないようにずっと蓋してきたから自分でも理解できてないんでしょうか。
信じたくないけど事実やってしまった事として戸惑っている、、?
好きとは違うと思ってるのも本当で、そんな単純な感情でもないのかな、、
好きな感情でもないけど惹かれるしもう会えないなんてやり切れないって感じかな。
とりあえず感情に量があればかなりの大きさってことだけはわかりますね。
そりゃ多感な時期にあんなに眩しい一夏の出会いをしてしまったら人生狂うよね、、

ジャンルがBLとして進めてるから読み手が先行してる感じがありますが、聡実くんが初めて自覚するのはこの回でしょうか。
拗らせて長引かせたトラウマ的初恋が現実的になったことで、急な生々しさを感じます。
かなり重要回ですね。

大学の女の子、めちゃくちゃ優しくて的確で最高ですね。否定せず、茶化しもせず、知らんけどで第三者的立ち位置を守りつつ関西弁への歩み寄り。
優しくて良かったなぁ岡ぴ。

そして知恵袋でテキトーな回答を手に入れて、もうええわってなる聡実くん、、笑
考えるのをやめて、なるようになるって思ってます?聡実くんすぎるなぁ、、
確認だったり、踏み越えたり、結局トリガーになるのは今後も聡実くんだろうなと思いました。笑

煽り文?端っこの説明文の、空港まで来たやつに振り回されるも秀逸、、
空港まで来るって基本的にかなり重い感情ないとないですもんね。狂児偶然装ってたけどめちゃくちゃ狙い撃ちですもんね、、

あとメガネ外した聡実くんかわいいなぁ。
確実に大人になってきてるのがわかるけど、やっぱりかわいい。

そういや照れて大内刈りってオトコのクンショウ以外にもどこかで見たんですけど何処でしたっけ、和山先生の作品内でしたっけ?

11話も行こ!

私は11話が本当に最高で美味しかったです!!!
初の!狂児サイド!!!

聡実くん目線で見てたから成田さんめっちゃキラキラしてたけど、こうやって見ると良い意味で普通のおじさんやね?!
何故あんなに聡実くんの目には狂児が魅力的に映っているのか、、
もしかして表情が全然違う??
基本ポーカーフェイスだけど、笑顔だったり、冗談言ったりで心を許してるのが伝わってるから、、?
あと聡実くんのことかなり真っ直ぐ見てますよね。
そういう構図にされてます?天才すぎる、、
聡実くん目線だけだと、何考えてるのかわからないなーと思っていたし、好意はあるんだろうなーくらいしか分からなかったけど、狂児単体で見た時と比較すると一緒の時はだいぶ前のめりに感じますね。何にも執着し無さそうな趣きすらあるのに、、

狂児が銭湯行って、早くから事務所で寝てたのは家だと落ち着かないからですか???
狂児も考えてたんですか?それとも日常?
どっちなんですか〜
銭湯のシーンしっかり普通に老けてて逆にキュウっとしました。好きです。
20歳差かぁ、、(遠い目)

他の方のポストで見たような気がするけど、狂児の時間の過ぎ方大人すぎますね。
聡実くんは他の人の会話も入ってこないくらいに頭いっぱいなのに、狂児は普通に寝るし、仕事するし、日常を過ごしてる。
大人の残酷さだなぁ。

組長さんに、みんな(猫ちゃん)狂児のこと嫌いやからて言われた時に黒猫ちゃんだけ真っ直ぐに狂児を見てるのもまた、、
狂児って元の性格だと思うけど、心の底から他人を近づけたり、心を許したりが無さそうで、組の中はみんな普通に仲は良いけどうっすら遠巻きに見てるみたいな距離感じゃないかと思ってて、その中でそういうの関係なくただ真っ直ぐ狂児のこと見てくるのは聡実くんしか居ないんだな〜と思いました。
お互いはお互いのこと想像以上に真っ直ぐ見てたんですね。この回で初めてわかりました。
あと黒猫ちゃんは最初のねこねこパニックみたいなコマにも、途中のカットにも出てこないけど、一瞬で狂児の心を惹きつけたのもまた2人の出会いみたいですよね、、
群れの中にいるけど独特な黒猫ちゃん、、

聡実くんのラインにすぐ返信するのもまたモテる男のやり方〜〜〜
前までのラインのやり取りで別に普段すごい返信早いわけじゃないの分かってるし、聡実くんも多分それに合わせてちょっと間あけて返してたのに、明日持っていこかだけ秒で返信してくるんですもん。
でもこれは特に意図してないんでしょ?
それにその後はまた返信間空くんでしょ?きっと。
そんなん沼るってーー

てかそもそも551の豚まん20個って何?
かわいくておもろい彼女の拗ね方ですよね?
ここ急に付き合ってる感出てびっくりしました。
出会いから3年以上の時が経ってるから謎の倦怠期みたいな空気感ありますけど、こういうところで聡実くんが心許してるの伝わってきて、かわいい〜ってなります。
この、えーいいっえまえの飛び越え方って若さ特有だし、聡実くんの性格そのものでグッときますね。
これって相手が引いていかない事を無意識に信じているからできる事で、かなりの信頼と甘えが入ってると思ってます。
こういう意外と破天荒なとことか良いなあって思ってるんでしょうね。あ〜〜〜もう。
知恵袋でベストアンサー選んでからもうええわってなって送ったんですかね。
時系列シンプルに読むと、豚まん20個の後に知恵袋?
学生が学校行ってるから狂児の銭湯は月曜か火曜だと思ってます。
知恵袋の後に豚まんの方が自然だけど、そうだとしたらそれはそれで狂児の時間の過ぎ方がいつも通り過ぎて残酷です。

土曜確認→日曜バイト→月曜朝大学→夜知恵袋→火曜朝知恵袋回答
どちらで豚まん注文しました?

それと狂児、もう会わない方がええんちゃうかと思ってって言葉を思い出す時、かなり過大解釈してるあたりしっかりショックだったんですよね?
ポジは全然伝わらないのにネガはかなり大きくなって相手に伝わってしまう特性、、
わかった、というのは返事でもあり自分の決意でもあり、淡々と時の流れと共にやり過ごそうとしてるの大人の余裕とズルさが見えます。
でもそこに甘々の若さ全開聡実くんがぶち破ってくる。狂児にとってあの頃の可愛かった聡実くんとは違っているけれど、むしろ今はどんな壁も突き破ってくる勝利の女神くらいには見えてるんじゃないでしょうか。、、、何言ってるんでしょうね。
ハラミ食べたいですだけ合ってるのおもろくて好きです。

狂児、お店の女の子に絶対りくおじて呼ばれてますよね。毎月よりは2、3ヶ月に一回にしなよ〜〜笑

まとめ!

さてさて、2話にわたっての対比ご馳走様でした、、
質感はあくまでもあっさりしてるのにめちゃくちゃ濃厚でした、、
確認だけでこんなに丁寧で繊細な心理描写、人物描写ができるの本当にすごいと思います。
和山先生の漫画って主人公にハイライトでも当たってるのかなってくらい光ってますね。
読みやすさとシンプルさと、なのに作り込まれた描写。本当に上手い。

カラオケ大会inざくろ、絶対何かありますよね。
続きがもの凄く楽しみなんですけど、和山先生の後書きの、聡実くんの幸せを考えてというコメントに全信頼を寄せて、先生お願いします〜🥹という気持ちで待ってます。

私はカラオケ行こ!を映画から入ってるのでBLとして見る前にヒューマンものとして見ているのですが、今回狂児が思ったより普通の人として書かれた事で尚、2人の出会いと心の通わせに美しさを感じました。
人と人が惹かれあって、コミュニケーションを取る。そこに年齢や性別や常識は関係ない。もちろんフィクションだから成り立っている事で、ノンフィクションだと全く笑えないし、あってはならない事なのですが、自分の凝り固まった考えをスカーンと打ち壊される感覚が快感でしょうがないのです。
こういう作品に出会う度に自分の視野の狭さにうんざりし、少し軽くなった肩を回して気楽に行こうと元気をもらえるのです。
もう少し柔らかく世の中を見てみようとか、人と人の出会いは合理的である必要なんて全くないなと思える事、それに気付けるのは幸せな事だと感じます。フィクションという分野があって本当に良かったとしみじみ思います。

和山先生ありがとうございます。
そして聡実くん、狂児!幸せになってくれ〜〜〜

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