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パリの景観 その2

外での過ごし方

フランス人は外での過ごし方が違う。
気候の違いか文化の違いかフランスでは外でのんびりしたり、ゴハン食べたりするのが当たり前のよう。人と人との距離も近い。
追いかけるように日本でもウォーカブルな町にしようとかしているけど、日本ではそうはなかなかならないんじゃないかと思うくらい。
たとえ心持ちがそうなったとしても、40度超えるような夏では外にずっといられないし、外にある程度の時間滞在できる物理的な仕組みが必要だし、パリはそこまでの気候ではないけどすでにしているというか。
「外に人がいる」、「人が多く歩いている」というのはやはり町に出る動機になるというか、地方の活性化においても重要な観点ではないかと思ったりも。

木陰での過ごし方
イスは好きなだけ動かしていいスタイル
いつも使ってるのかクタクタなオシャレ敷きもの

ルーブル美術館では建物が文化財でありながらラフな使われ方。
建物から高さ4〜50cmのへりに腰掛けていたり寝転んでいたり、あたかも公園のように使われている。日本ではこう使われていたら注意でもされそうなくらい。こういったあたりでもパブリックマインド味を感じたり。
この"へり"はもともとあったのか、ベンチとしてつくられたのかも気になるところ。

ルーブル美術館の"へり"ベンチ

もともとの気候や文化に相まって、コロナのロックダウンを経て、屋外の過ごし方も変わってきているそう。
ちょうど行くときに読んだ本で知ったのが、フランスではコロナ前後を機に15-minute city(15分都市構想)という地域づくりが進んでいるよう。
車を町から減らし、歩行者優先の歩きやすい街をつくるというもので、自転車や電動キックボードが溢れるという課題もありながらも結構明確(強引)に進めているようで爽快。

自転車道の拡幅整備に伴い、車道の幅を狭くした名残なんかも見えて、明らかに歩行者・自転車を優先にしているのが明確。
自転車乗りに加えて、電動キックボード乗りも増え、マナーの悪さが課題とか。
でも、日本のように歩道を走る人はほとんどいないためか、慣れたら日本より走りやすい気も。おかげでレンタサイクル乗るのもそんなに緊張せず。むしろ、フランスの政策ははっきりしていて気持ちいいなぁ。と思ったり。

自転車道の方が広い道
パリの15-minute cityのイメージ

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