あなたのあわらものがたり~The Back Stage~エピソード1 祭囃子
エピソード01 【祭囃子】
昔、友達や家族と遊びに行って
スマートボールやかき氷にワクワクした金津まつり。
大人になって地元から離れ、
いつしか地元の友達とも疎遠になって
足が遠のいていった。
久しぶりに立ち寄ってみたら
そこには沢山の人たちの笑顔があった。
情熱がたぎる山車や太鼓、
芸術と笑いのセンスあふれる本陣飾り物、、、
最近地域の繋がりが薄れてるっていうけど、
ここは大丈夫だ、そう思える。
そんなことに気づいた
久しぶりの金津まつり。
また来年も行きたいな。
まちの一員であることを
心から感じられる大切な日だから。
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あなたの「あわら」ものがたり
あわらにまつわるノンフィクションストーリーを通じて、
あわらの魅力をお届けしています。
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あわら市金津地区在住30代女性の物語
子供のころたのしみにしていた金津まつり・・・
昔は、金津の街内の地区が当番となり、この祭りを取り仕切り盛り上げていた。
金津地区でもいわゆる街内の子ではなかった彼女にとって少し格式が高く
どこかよそ者感を感じながら、控えめに大迫力の祭りに心躍らせていた。
月日は流れ、地元を離れ、幼き時の友人とも疎遠となり、毎年恒例の祭りにも徐々に足が遠のいていった。
地元に戻ってきて、久しぶりに参加した金津まつり。そこには変わらない風景と当時の活気がそのまま残っていた。
都会暮らしで、周りの人たちとの関係も薄く、どこか孤独を感じていたが、ここには当時の思い出と、変わらない笑顔があり、ぽかりと空いた心の隙間をやさしく埋めてくれた。
あの時と変わらない風景、だけどあの時には感じとれなかった想いがある。
この暖かな場所で迎え入れてくれる地元の祭りへの感謝と、伝統を引き継ぎつないでいこうとする情熱。
遠慮しながら控えめに参加していた少女はもういない。
自分の故郷の祭りに誇りを感じ、自分もその一員であるという情熱の火を灯しながら、また来年も参加しようと飛び切りの笑顔で語る彼女・・・
伝統の継承は少子化が進むこの時代、けっして簡単なことではないと思う。
それでも、智恵と努力で続けてくれているお祭りに対しての感謝を感じるこのお話。
筆者も、幼き頃このお祭りには参加したことが無かったのですが、この動画を見ていると、不思議と懐かしさを覚えます。
日本人として、幼き頃参加した、自分の地元の祭りの思い出と重ねて感じ取っているのかもしれませんね。
エピソード1は、故郷の温かさを継承してくれている祭りに対しての尊敬と感謝を感じる物語でした。
あなたのあわらものがたり~The Back Stage~エピソード2へ続く