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柿の葉寿司をつくったぞ

Food for Well-being〜食で人と人をつなげるプロデューサー よしむらやすなです。

今日は念願かなって柿の葉寿司作りをしたお話です♪
参加していた子供たちを差し置いて、一番楽しんでいたのは私。
みよ、この笑顔!


柿の葉寿司の発祥と由来

みなさん、柿の葉寿司をご存知ですか?
柿の葉で寿司を巻く、なんともユニークな地域食溢れる郷土料理の一つです。
(ちなみに、奈良、和歌山の特産品は柿。全国1,2位を独占する生産量)
奈良、和歌山は山間部が多く、海から遠いので魚介類は入手困難でした。
そのため、海の近くで内臓を取り除き、お腹に塩をしっかりとして運搬されていたそうです。
余分な水分を抜きつつ、えっさほっさ、和歌山県から熊野街道、鯖街道、三重県は伊勢街道を通って鯖が運ばれていたそうです。
そんな時代、鯖はとっても貴重で、祭事や祝い事のご馳走でした。
今でこそ、鯖の他に、鮭、鯛の柿の葉寿司がありバラエティ豊かになっていますが、元来柿の葉寿司といえば鯖。

それに、この柿の葉寿司、保存性抜群。
酢飯にすることでもちろん日持ちがするし、実は押し寿司。
空気が抜けることによって、酸化しにくく、柿の葉に含まれるタンニンが天然の防腐作用をもっているため保存にピッタリ。

食を知ると、土地の特性も見えてきます。(それがおもしろい!)



よいよいのおばちゃん

さて、本日の講師は
下市町で40年以上柿の葉寿司づくりをし、全国にもファンをもつ”よいよいのおばちゃん”。

近所に勤める方たちに、今日のはどう?今日のは酢がきついわ〜。などとフィードバックを求め試行錯誤を繰り返し、今の味に行き着いたということをおしえてくれた。
今ではANAのお取り寄せでも取り扱われている売れっ子商品をつくっている創始者。

今回の柿の葉寿司づくりは、鯖と酢飯を型に入れ、葉っぱで包む簡単作業で、小さい子から大人まで一緒に楽しめた点がいい。

それでいて、仕上がりは売り物級だった。(ニヤリ)


いざ、柿の葉寿司づくり

柿の葉寿司作りセット 酢飯、鯖、柿の葉、木箱

鯖は、3枚おろしにした鯖を、お腹の骨、中骨がついた状態で塩をし、6-8時間置いた後に水洗いして骨を抜いたもの。今回はすでに切り身にしてくれています。

鯖を敷いて、その上にしっかりご飯をつめつめ….
今回小さい子供から大人までいたのですが、皆さん黙々と楽しみながらやっていました。

至れり尽くせりで、合計20個も作らせてもらい、順に柿の葉に包んでいきます。

そしてそして肝心の柿の葉に包む作業!待ってました!

おばちゃんがいうには…
「上下を折り込んで、あめちゃん包みをしますぅ〜」

上出来ではありませんか?


脈の方向を揃えて入れるのが綺麗に見えるコツ。


ラベルも日本遺産シールまでもぺったん!



というわけで、奈良のお土産に柿の葉寿司はいかがでしょうか♪


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