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2024 中国旅行記 高速鉄道で煙台へ

青島駅の切符売り場で蓬莱行きの乗車券を購入。直行列車がないので、煙台で乗り換えることにした。

「身分証」があれば、改札にかざすだけでスイスイ通過できるはずだが。パスポートだと、有人改札を通る必要があり、操作もうまくいかないことがあり時間が余計にかかってしまう。「身分証」の持たない外国人どもも公衆交通を利用することは、最初から想定されていなかったのかもしれない。まるで「我が国は、よその者が来なくても、内循環だけで十分回るからな」と言い放っているような、中華帝国の昔ながらの無知と傲慢さが見受けられる。

空港同様、手荷物検査を終えてホームに入ると、相変わらずタバコと酒の匂いが充満している。

喫煙者が驚くほど多い。酒飲む者も。それもそのはず、座席のヘッドカバーにまで酒の広告一色。税収が潤うメリットは否めないが、あたかも、タバコや酒といった精神毒を国民に奨励するかのような、国の姿勢に非常に違和感を覚えた。ことあるごとに愛国心を強要される人民たちは、この国に本当に愛され大事にされているのだろうかと思うと悲しくなる。

車窓から
煙台駅
煙台駅

巨大な煙台駅に着いた。
1Fが到着ホームで、2Fに移動して乗車。ここもタバコの匂いが漂っている。煙台という名の通りだ。