心構えの法則


人間というのは、好きな事の背景には、絶対にその事が好きになるきっかけの人間関係があります。

「私はこの人と出会って、こんな想いをしたから、これを好きになって、これをしました。」
ビジネス書、ダイエット本、美容本etc.などは「これをしました」の方法論が目立って書かれてそっちの方が重要視されてますが、実は
「私はこの人と出会って、こんな想いをしたから、これを好きになって」
の部分の方が重要です。

母親に誉められたから、好きな人が笑ってくれたからetc.
だから嬉しくてそれが好きになった。
だからこれをしました。

その想いが強いから習慣出来たりして結果が出せる。

ビジネス書、美容本etc.にもこの「私はこの人と出会って、こんな想いをしたから、これを好きになって」の部分の事は実は書かれています。
ただ、大抵、「あとがき」という形で最後の方にちょこっと書かれてるだけなので大抵の人は方法論ばかり読んで満足して見逃してます。

因みにこの「私はこの人と出会って、こんな想いをしたから、これを好きになって」に重点を当てた本が存在します。
それが

漫画です。

ギャグとかコメディは例外ですが、大抵の漫画は「私はこの人と出会って、こんな想いをしたから、これを好きになって」の部分に重点を置かれてかかれています。
ONE PIECEのルフィの場合、第一話でそれが描かれています。
何でルフィは海賊王になりたいと思ったかというと、シャンクスに憧れ、その憧れてるシャンクスが自分の腕を犠牲に助けてくれた。自分もシャンクスみたいな偉大な男になりたい、シャンクスみたいな海賊の船長になりたい、そして、シャンクスを超える。だから、海賊王に俺はなる!!!

私の場合は以前noteに書きました。

私には好きな人がいました。このnoteにはある出来事がきっかけで症状が悪化と書かれていますが、その出来事と言うのは

私が誘ったカラオケデートをしたからです。

症状悪化の原因は私がつくりました。

デートした次の日にメールがきました。

「過去のトラウマを夢に観てしまい、嘔吐が止まりませんでした。お医者さんと母からはしばらく距離をとって様子をみた方がいいと言われました。勝手だと分かっています。本当にすみません」

そんな感じのメールでした。

自分の過去を全部メールで返信し、

自分も過去に色々合って人前で笑えなくなって引きこもってた経験があるから大丈夫だよ
 トラウマとかそ言うので苦しかったなら言ってくれても構わないから
 って感じのメールを返しました。

そしたら、ママさんが大変な中会いに来てくれて
 「鬱期間に入ってしまったので、クイジさんの負担になると思います
 クイジさんのつらい過去を思い出させてしまって、クイジさんまでもが鬱になってしまわないかと心配でした
 娘のために自分のつらい過去まで語ってくれて本当にありがとうございます
 よく耐えてきて立ち直れましたね。すごいです
 ただ、今は予断を許さない、目を離せない状態なので、この状態で会うと絶対にクイジさんまで傷つけます
 鬱が治ってから、笑って話せるようになってから、会ってやってください
 その日を本当に楽しみにしています。クイジさんのお母さんにもよろしくお願いします。」
と、言われました。

好きな人と初めてデートをした、その日に見た夢が自分のトラウマのレイプされる夢だった。
嘔吐が止まらなく、呼吸困難を起こし病院に運ばれて、担当医からは好きな人と距離をとった方が良いと言われた。

どんな気持ちになるのだろう?
どれほど泣いたのだろう?
私はなにも出来なかった。

症状悪化してから距離をとりメールなどの連絡などは一切してませんでしたが、携帯のアドレス帳を登録した際に住所を交換してたので、せめてものお礼見たい感じで誕生日にバースデーカード、正月に年賀状だけは送ってました。
正直もう、これっきりでもう二度と会う事はないと思ってました。

そしたら一年くらいたった辺りに連絡がありました。私は無事に再会する事が出来ました。

その一年の間に私はダイエットに成功しました。

再会の挨拶は
自分は誕生日があまり好きじゃないからバースデーカード本当に嬉しかったありがとうというお礼と、
もう9月の半ばなのに、年賀状のお返しと言うことで
「明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします」
でした。
好きな人とママさんと私の三人で笑いあって。

あの再会は本当に嬉しかった。
好きな人とまた会話する事が出来る。
大好きな人と笑い合うことが出来る。
大切で大好きで愛してる人と一緒の時間が過ごせる。これがこんなにも幸せで。
この想いがあれば生きていける。
心の底からそう思えた。
その幸せを感じてる時に痩せたこと誉められて喜んでもらえて。
それが本当に嬉しくて、今でもその時の気持ちが忘れられなくて。

だから、私は今でもリバウンドしないでボディメイクし続ける事が出来ます。

ですが、幸せは続きませんでした。

再会した年のクリスマスに私が大好きな作品の映画に誘いました。
ママさんも一緒に凄く喜んでくれて。
何時もママさんが一緒だったけど、ママさんの方から、クリスマスは二人で映画に行ってきてって提案されて。
自分が大好きな作品の劇場版を大好きな人と見れる。
もう、楽しみすぎて、幸せすぎて。
ただ、今、新しい頓服薬を試験的に試してるので、それの結果がよかったらと言う事でした。
大丈夫。きっと良い結果になる三人ともそれを信じて映画を楽しみにしてました。
でも、

映画には行けませんでした。

結果は最悪だったみたいです。

「ごめんなさい。行けなくなりました」

のメールが来ました。

どんな気持ちでこのメールを書いたのだろう?
頓服薬が合わなくて楽しみにしていたデートに行けない。
好きな人と頓服薬が無ければ満足に会話すら出来ない。
どんな気持ち何だろう?

また症状悪化してしまい、会えなくなりました。
また、状態悪化の原因を私はつくってしまいました。

でも、またいつか再会出来ると信じてバースデーカードと年賀状だけは出し続けてました。

出し続けて何年かした後ママさんから連絡があり、

娘の症状は一向によくならず、医者と、これから、どう生きていくか相談してるほどだそうです。そしてママさんからは

「娘に自分の誕生日、無かったら良かったといわれ…

娘の命は、私が守ります。生きていて良かったと思える日まで。くいじさん、自分を大切にして下さいね。」

ママさんはきっともういいんですよ。もう自分の娘に縛られないで幸せになって下さいと、そんな感じの事を言いたかったんだと思います。

でも当時の私はそうは思えなかった。

「私の誕生日無かったら良かった」

再会したときに喜んで貰えてたから、少しでも良くなればと、少しずつでも良くなって、何時か絶対に再会できると思って送ってたのに、、、

カラオケ、映画、バースデーカード

私のしてきた行為全てが無駄だった?
無駄どころか私のしてきた行為全てが結局は症状を悪化させてしまった。

あの日から、
 
俺は結局無力であの人に何も出来なかったんだな
 何も出来ないどころか、自分は好きな男性さえもダメなんだと精神的に止めを刺してしまったんじゃないか
 俺のせいであの人はまた笑えなくなって、引きこもってしまってしまったらどうしよう
 俺のせいで自殺してしまったらどうしよう
 って思う時もあった。

でも、これを口に出してしまったら、この考えに歯止めが利かなくなって、負けてしまうんじゃないか?
口に出してしまって引き寄せてしまって現実になってしまったらどうしよう?
って思ってしまって、誰にも相談も出来なかった、するわけにはいかなかった。

ずっとずっと怖くて怖くて不安でたまらなくて、何度も何度もつぶれそうになった。

それでも私は貴女を好きになれて救われて幸せだったから貴女にありがとうを届けたい。貴女の笑顔がみたい。

でも正直怖い。

また結局症状を悪化させる結果に終わったら?
今度こそ私は精神崩壊を起こし
二度と笑えなくなり
再起不能になるだろう。
私が選んだのはそういう道だ。
でも、それでも、
貴女達は辛いことがあってずっとずっと泣いてきた人だから。貴女達の幸せの心からの笑顔がみたい。

あの親子が笑い合っている光景を見たい

これが私の夢。


その親子は私達の事はもう良いですから、ほうっておいて、アナタはアナタで幸せになって下さいと思ってるのかもしれない。
それなら私のこの夢自体間違いかもしれない。
それでもかまわない。
私は復縁なんて望まない。
ただ、ただ、あの人に「ありがとう」を届けたい。
このまま何もしないのは「私が」嫌だから。
自分が前に進むために宙ぶらりんのまま終わった恋愛にケリをつけたいだけの我が儘だとしても、なんだとしても、貴女に「ありがとう」を届けると決めたから。

あれから10年以上たつから貴女は既に家庭を築いて幸せにしてるのかもしれない。むしろ、そうなら、その方がいい。
そうあって欲しい。
だってそれは
「私の誕生日がなかったら良かったのに!」
と、言い放つほど、自分の事が嫌いだった人が、ちゃんと歩んでこれて、笑えるようになったという事だから。

どうか、貴女の歩むその道が光り輝く笑顔溢れる道でありますように。

10年以上たって顔も思い出せなくなって、殆どの思い出が消えても、
この気持ちだけは消えなかった。この気持ちだけか強く強く残ったから、

だから私は

「この人が笑ってるなら私も笑おう」と思ってもらえる笑顔の
「この人に会えてよかったありがとう」と思ってもらえる感謝の

笑顔と感謝のモデルになる夢を叶えに

歩んでいきます。


貴方にも「ありがとう」を届けられますように。