自分専用の食器について

興味深いまとめをみた。


例えば実家のお箸やお茶碗って「これはおかあさんの」「これはおとうさんの」というふうにその人専用品として使っている。わたしが家を出てからも、わたしようのお茶碗とお箸が置いてあると思う。
なんならおばあちゃんちにも、わたし専用のお箸がある。年に数回しか行けないのに。
不思議なことに、このような「人専用」の扱いをするのは和食器が多いようだ。ナイフやフォークは専用のものはない。あ、でもマグカップはあるな。

これは食器の属人化と呼ばれる文化らしく、世界では比較的珍しいものだそうだ。

実家にわたしのお箸がある、という事実は不思議と心をホッとさせてくれる。陳腐な言い方だけど、そこにわたしの居場所、座ってご飯を食べる余地があるということの証のように思われるのだ。

そういえば、いまの家では専用お箸を作っていない。ふたりで数本のお箸をこだわりなくローテーションして使っている。こんど、おそろいのお箸でも買って使うことにしようかな。
なんとなくそうおもった。

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