雨量計の仕組み

台風で大雨が降った。
ちょうど台風と入れ違うように移動できたので台風一過の晴天の下秋の気候を楽しみ、新幹線も落ち着いたタイミングで帰宅することができた。ちょっとでもタイミングが悪ければ新幹線の中で一夜を明かさなければならなかったところだ。運が良かったとしか思えない。

大雨がふると「一時間に○mmの大雨」などと雨量が表現される。これは口の広い瓶などに雨を受けて、一時間に何mmのところまで雨が貯まるかを測っている指標だというのは有名だと思う。

でも、この長さを測るという方法は自動化しにくいと思わないか?ノギスを誰かが読むのだろうか?いや、まさかそんな訳はないだろう、機械的にやるためにセンサーでも取り付けてあるのだろうか。でも相手は水だ、大仰で複雑な機械を用意しても漏水したら壊れてしまいそう。

実は先日訪れた資料館で雨量計の仕組みを解説してある展示があっていたく感心したのだった。単純な方法で雨量を自動で数値化するいい方法である。ずばり、ししおどし法。

説明のボード
この雨量計のなかのシーソーに水が溜まり…
規定の量貯まると反対側に倒れる

このシーソーがひっくり返るのに必要な雨量が、1mmの雨と同量なのだそうだ。
つまり、あとはこのシーソーのギッタンバッタンをセンサーで数えればいい。シンプルで賢い定量方法。これがいわゆるアメダスってやつだ。

雨量計の仕組みなんて考えたことがなかったけど、面白く解説してくれていてよかった。どんなことでも知らないことを知るのは面白いねぇ。

あと、主題とはあまり関係ないのに、この夏に起こったKDDIの大規模通信障害にブチ切れていてわらった。

アメダスはKDDIのネットワークに依存してるみたい

大変だったんだな…。
雨量計、まだ台風も通信障害もいつか来ると思うから頑張ってね。

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