ジェンガの詩

ひと休みするとき君は忙しく
私が泣くとき君は笑う。
アンバランスでしか生きられないのね。

君が言葉を語るとき あんなに一生懸命だったのに
私は余所見して 景色を見ていた。
とても綺麗だと振り返るとき 君は信号の先に。

最後の一歩になる前に総崩れすること
それだけがありがたい希望だった。

惑星を支える透明な糸で繋がり
波打つ罵倒とは分離してたしかにそっと
私と君はいた。

わたしたちとは言わないまま
別会計だから好きだよ。

ツインベッドの間で遊んでいこう
第三者に押し潰される前に。

#詩

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