お坊さんの死生観日記 ~思想と臨床~ #005 「ブッダとケシの実」
こんにちは。恭敬房ぐみょうです。最初の漢字は、”くぎょう”と読みます。
お釈迦様(仏陀、釈迦牟尼世尊)には実に沢山の説話が残されており、2500年前でも、人の営みや考えは変わらぬものだなと、微笑ましかったり、苦笑したりします。また、お釈迦様という実在の人物の、人間性が実に良く描かれており、感心致します。お釈迦様は、サンガという僧侶集団の組織化を行い、集団生活のルールを策定し、動機付けを行い、ビジョン・ミッションを明示するリーダーの存在であり、他方、揉め事を仲裁したり裁定する