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ウミネコ童話集(一)感想文 ネタバレなし

ウミネコ童話集(一)感想文


書店で受け取った感想

2024.5.12 納品日と聞いたので、せっかちな私は家族総出で池袋へと繰り出し(徒歩圏内)、夕食を食べながらジュンク堂書店からの電話連絡を待っていた。18:00になっても連絡が無いので、1階サービスカウンターへ出向いて尋ねてみた。「入荷していないか、事務処理がまだ終わっていないのでお渡しできない状況」とのこと。
諦めてフランスパンを買って帰宅する。
そのフランスパンで作ったレシピはこちら。

5.13 10:30にジュンク堂池袋店から入荷連絡があり、11:00に無事3冊受け取り完了。
「昨日の13:00には既に入荷していたんですってね!あなた、私がどれほど楽しみにしていたかおわかりになるのかしら?」
なーんてことはもちろん言わない。
書店含め、銀座の高級店での販売接客業経験がある私は、クレーマーに対応する店員の気持ちが痛いほどよくわかるので、「ありがとうございました」と大人の余裕を見せながら(?)素直に受け取る。
受け取った感想は、
「おお!ついに待ち望んだウミネコ童話集(一)が私の元にやってきた!」
「すごい!」
「早く読みたい!」
とそんなところ。
「これ、私が書いたんです」と言いたいのもぐっとこらえて帰路につく。

はじめに読むところ

どの本でも、私は作者「あとがき」から読むのが好きだ。
ウミネコ童話集(一)にも、
謝辞
なるページがあることを発見し、早速電車の中で読む。
ぼんやりRADIOさんの謝辞がこれまたぐっとくる。
最後の一文が特に泣ける。
ウミネコ童話集(一)を手にしたら、絶対読んでほしい部分だ。

自分のページの感想

「ふしぎなくつ」という作品を掲載して頂いた。
この作品は、対象年齢を未就学児にしているので、漢字なしのすべてひらがな、カタカナにした。
こうやって紙の本になると、まるでアンデルセン童話のようではないか。
そして、挿絵は他のSNSで知り合ったさよさんに描いて頂いた。
さよさんの絵は優しく、しかもリボンの部分が本物のオーガンジーを使ってくださっており、立体的でとても素晴らしい。
そして、実物をプレゼントして頂いたので、是非カラー写真もご覧頂きたい。
「紙の本で商業出版」が夢だったので、合作とはいえ、夢が叶ってとても嬉しい。感無量とはまさにこのこと、という感じである。
↓さよさんの挿絵

「ふしぎなくつ」作:鵠更紗

全体の感想

まず、「紙の本」がいい!
手に取ってパラパラとめくる感覚が、読書の醍醐味でもあると思っている。表紙もいい。裏表紙もいい。
そして、挿絵が素晴らしい。
挿絵は、みなさんの描き方がいろいろで、それがまた童話のそれぞれの良さを引き出していると思う。
noteの記事でいくつかの作品を読んだ時には、「大人向けの童話」なるものもいくつかあったような気がするが、
ウミネコ童話集(一)は主に子ども向けのものを集めてくれたのかな?という印象がある(違うかも)。
未就学児から中高生くらいまで、幅広く楽しめる童話集だと思った。
また、構成(?)というのか、似ているテーマ設定ごとにさりげなくまとめてあるのが読みやすかった。
この童話集は、私の息子が学校の教室で読んでいたらめちゃくちゃカッコ良いのではないかと勝手に想像している。なんなら、夏休みの読書感想文の推薦図書にならないかな?なんて思ったりもする。
(ちなみにママが鵠更紗という筆名で書いていることを息子は知っているが、ママが鵠更紗として童話を書いていることを学校でばらしてはダメだよと伝えている)

最後に

ウミネコ童話集(一)を完成させてくださったぼんやりRADIO様に感謝申し上げたい(ウミネコ制作委員会様と呼んでいたがぼんやりRADIO様が正しかったようだ。ちなみにぼんやりしていたらこのような素晴らしい作品は完成しなかったはずなので、全然ぼんやりしていない方なのだと思う)。
そして、童話を書いた皆様、挿絵を描いた皆様と顔も本名も知らないながら、このような形で集合して作品としてこの世に残せたこと、「袖振り合うも他生の縁」だと思うので、ご縁に感謝申し上げたい。
これからも、童話だけでなく、いろいろな作品を書いていきたいと改めて思えたし、やはり、「鵠更紗単体として出版社から商業出版デビュー」という夢は持ち続けていきたいと思う。

ウミネコ童話集(一)

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