見出し画像

タナダからの手紙  5月中旬号


このメールマガジンは、環境省環境フィールドミュージアム事業の支援を受けております。


・こんにゃくの花

今年も咲きました。というか、咲いてしまいました。

こんにゃくは芋を植えて育てます。ごくごく小さい小指の先くらいの芋が少しずつ大きくなって、握り拳を二つ合わせたくらいになったらもう充分なのですが、そのサイズを植えると、時折花が咲くことがあります。

こんにゃくの花は、紫色でちょっとびっくりする感じです。他の植物は良い匂いで蜂などを集めて花粉を運んでもらうのですが、こんにゃくは悪臭でハエを集めて花粉を運んでもらいます。

花粉がついて種ができると、芋に貯蔵した栄養を種に使うので、芋が小さくなってしまいます。だから、花は咲いて欲しくないのですが、今年も咲きました。しばらく眺めて、刈ってしましました。こんにゃくには悪いことをしました。ごめんなさい。

花は早々に咲きましたが、葉はまだ出てきません。いつも、のんびりした感じの生育です。なお、横のバケツは高さの比較のために置きました。24cmあります。

418こんにゃくの花


・あくだご作り

水俣は鹿児島文化圏の北端にあり、5月の節句には「ちまき」と称してあくだご(あくまき)を作ります。愛林館では、毎年作っています。

まずは、植物の灰をお湯に溶かします。こんにゃくの時は、灰汁(あく、ですね)が弱く(pH11くらい)ても良いのでぬるま湯にとかしますが、あくだごはもっと強くするために、灰をしばらく煮てたっぷり溶かします。pH12くらいにします。灰の材料は、愛林館では自分で育てた大豆の茎や葉です。樫の灰が一番、と婆ちゃんに習いましたが、樫がなかなかないのです。。。

その灰汁にもち米を一晩浸けて、翌朝ザルですため(水気を切り)ます。一方で竹の皮も前夜から水に浸けておいて、たわしで洗って毛を抜き去ります。

この皮で、もち米を包みます。最初は、中でもち米がガサガサと動くくらいにします。

501竹皮で巻く

それから薄い灰汁で3時間茹でて完成です。しっかりと膨れて、縛ったひも(それも細く裂いた竹の皮です)が少し食い込んでいます。

食べる時は、包んでいる皮の縁を細く切り取ってひもにして、それでくるんと回して切ります。包丁や箸で切ろうとしても、べたべたとくっついて切れません。

きなこや砂糖醤油で食べるのが一般的ですが、変化球として唐揚げもあります。酒に合います。

5月の節句のちまきの代わりに作りました。本当は旧暦だから6/14なのですが。。5/9現在、まだ在庫が少しあります。欲しい方はご連絡下さい。1本450円。真空パックして、常温であと一ヶ月以上持ちます。

501できあがり



・5/22 棚田のあかり

昨年は縮小して開催予定でしたが、雨でできなかった棚田のあかり。今年も縮小してやります。5/22の午後6時頃から点火します。駐車場は久木野小グラウンドで、コロナ対策の観点から送迎はしません。寒川までの道路も通行止めにしますので、寒川集落まで片道45分を歩ける方だけおいで下さい。

棚田にたいまつを並べるなどのボランティアも募集しております。希望者は必ず事前にお知らせ下さい。

寒川の棒踊りを伝統芸能クラブが踊りますが、イベントも特にありません。香り米の赤飯は販売しています。

見学料もありませんが、投げ銭でご寄付をいただければ幸いです。なお、コロナ病の状況次第では中止もあり得ます。愛林館のホームページをご覧下さい。



・5/30 棚田を味わうオンライン散歩

自宅にいながら、寒川の棚田を散歩しませんか? 今年度の新しい事業で、私が棚田を御案内します。田植え直後の、まだ稲が小さい棚田をよく見てみましょう。

進行役に福岡県八女市黒木町の山村塾で長年棚田保全活動をしている若き畏友、小森耕太氏を迎えます。愛林館の石垣積み教室は、実は山村塾の真似をして始めたものです。小森氏は黒木町から参加します。オンラインなので、別に久木野にいなくてもいいのですね。


・日時:5/30(日)9時~10時
・参加費:無料
・Zoomで開催
・参加希望者は愛林館までご連絡下さい。

なお、この事業も環境省水俣芦北フィールドミュージアム事業の支援を受けています。


・6/5 相思社の「水俣・春夏秋冬」で棚田を案内

相思社主催のオンライン企画で、私が棚田を御案内します。事前に香り米もお送りして、案内の後にご自宅でご飯を食べる時間もあります。

参加ご希望の方は、
https://www.soshisha.org/jp/archives/11224
からお申し込み下さい。

以下、相思社ホームページより

水俣・春夏秋冬♪ 久木野の棚田

水俣の味覚を味わいつつオンラインで現地とつながるシリーズ企画【水俣・春夏秋冬】。
第二弾は、6月5日。水俣市の山間部、久木野の棚田から中継します。田植えが終わり、美しい水田の風景が見られると思います。


2021年6月5日(土)
10:00 オンライン水俣病関連地案内(収録映像を相思社の葛西が解説します)
11:00~ 久木野(寒川)の棚田から中継 (ここから参加してもかまいません)
12:00~ 昼食中継~参加者のみなさんと懇談 
13:00 終了

お届けする味覚:香り米 万石
http://tanadanokaori.com/?pid=43934799

ZOOMを使用します。多少の雨天でも実施いたします。
参加料金:2,000円(味覚品・送料・税 すべて込み)


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
水俣市久木野ふるさとセンター・愛林館のページです。