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愛林館メールマガジン「タナダからの手紙」1月下旬号


1:棚田のあかりは5/18(土)

毎年美しい風景をお見せしている「棚田のあかり」ですが、今年は5/18に開催する予定です。内容は昨年同様で、久木野小の駐車場より棚田まで歩いて45分。
ウォーキングのイベントでもあります。皆様お楽しみに。


棚田のあかり準備中の風景です

2:1/31(水) RKKテレビ

1/31(水)午後7時からの「週刊山崎くん」で、愛林館のカレーや香り米が取り上げられます。県内の皆様はぜひご覧下さい。県外の方は、ネットで見られる方法もあります。どうしても見られん方は愛林館までお知らせ下さい。何とかします。

右はレポーターの小松野さん。ミュージカル女優でもあります。


3:雪が積もりました

1/24(水)の朝は、目覚めると我が家(愛林館の近く、標高200m)で積雪10cmでした。周囲の山の枝先にも雪が積もり、緑と白のコントラストがきれいです。こういう日は愛林館は休館。私は税理士さんに用があるので、4輪駆動の軽トラック(4輪ともスタッドレスタイヤ)で市街地まで下りました。

標高100mの国道268号線まで下ると、車道には雪はありません。道路は地面の温度(その土地の平均気温になります)があるので、タイヤで雪が地面に押しつけられると融けやすいのです。雪国も同じことですが、融ける以上に降るので積もるわけです。

昼間はそこそこ気温が上がったので、夕方には愛林館付近の道路の雪はすっかり消えました。昼間に積雪が増えたのは、8年前の大雪だけでした。この辺も雪国とは違いますね。

後日大学山や水源の森にも行ってみますが、枝が折れるくらいはあったかもしれませんが、大きな被害が出るレベルではありませんでした。

1/24朝、我が家の庭

https://youtu.be/VEfpHfC1auA?si=-Y5Y3KrjF-aiub40

昨年冬の積雪の様子です。



8年前の大雪の日、近所の内田さんが撮影した棚田。この日の快晴で雪はかなり融けました。

4:薪ストーブ快調


愛林館の八角堂(棚カフェとお店の部分)には薪ストーブが置いてあります。愛林館ができた翌年に設置して、もう30年近く何の問題もなく使っています。秋田県二ツ井町の鍛冶屋さんが作られたもので、プロパンガスボンベを利用してあります。

薪は愛林館水源の森から一昨年末に切りだしたもの。いろいろな広葉樹を間伐しました。1996年に皆さんと植えた場所に自然に育った木です。まだ大木はありませんが、薪にはちょうどいいサイズでもあります。

灰を2、3週間に一度取り出す必要がありますが、ススはあんまりつきません。水源の森の木が育つ前は伐採跡地からもらってきたヒノキを燃やしていましたが、ヒノキでもそれほどの問題はありませんでした。一度松を燃やしたら、すぐに煙突がススで詰まったのには驚きましたが。

愛林館の薪ストーブは炎が見えないのですが、それでも薪をくべる時間は実は楽しいです。農業用のコンテナにぎっしり立てた薪を、寒い日は3杯燃やします。でも、その熱でこんにゃくも炊けます。

でも、薪の準備は大変です。愛林館の水源の森には、愛林館の薪ストーブでの消費量を考えれば無限と言える木が生えていて、年々成長しています。でも、それを伐採して運んで40cmに切手ストーブの横に並べる手間は膨大です。車がストーブのすぐ近くまで入らないことには、安心して薪ストーブは使えません。

煙も出ますから、ちょっとでも煙を出したら苦情が出るような都市部では使えないですね。こちらは人口密度も低く、薪を使っていた生活に慣れていた人も多いので、その点は安心です。

薪ストーブで暖房し、こんにゃくも炊いています。蓋は普段は閉めています。


寒い日は、このコンテナに3杯の薪を燃やします。
窓の外には薪の山があります。これで5日分くらい。
備蓄の薪もだいぶ減りました。ちょっと見にくいけど、拡大すると地面から積んであります。
22年1月、平島君に伐採から薪つくりまでお願いしました。大きい木は後日割りました。
約3週間分の灰。いろいろな樹種が混じっているので、こんにゃくには使いません。

5:香り米・玄米もち・甘酒・食べる田助手もまだまだやってます


獣害から何とか逃げ切った香り米「もち万石」(農薬・除草剤・化学肥料を使わず)は100g230円。1kgのお米に混ぜると美味しいご飯が炊けます。100gで1.2m四方(1.41平方m)の棚田を応援したことになります。

そのもち万石でついた玄米もちは一袋(100g×4個)で864円。玄米もち1個(=玄米64g)で90cm四方=半畳の棚田応援したことになります。1袋4個でちょうど2畳=1坪の広さです。

もち万石は甘酒にもなっています。甘酒はもち万石と自家製麹で作りますが、麹のお米も農薬・除草剤・化学肥料を使っていません。こちらは1袋250gで367円ですが、70cm四方(=0.49平方m)の棚田(落語家の座る座布団くらいでしょうか)を応援したことになります。

ヒノヒカリ(玄米10kgまたは白米9kg)で棚田4.9m四方(23.8平方m)を応援する「食べる田助手」(会費5千円+送料)も継続中です。

一昨年雪が積もった寒川の棚田


なお、このメールマガジンは環境省水俣芦北フィールドミュージアム事業の支援を受けております。

沢畑 亨@日本一(自称)の棚田の里
http://airinkan.org airinkan@giga.ocn.ne.jp

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