電子書籍の優位性は、やっぱりスピード!?

kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)の登場で、誰でも簡単に電子書籍業界に参入できるようになった今、じゃあ、紙の本にはない電子書籍の優位性って何? と、日々考え続けています。

安い?

いや、紙で商業出版されている書籍の場合、紙と大差ありません。

例えば、

『マチネの終わりに』(平野啓一郎著)は、

 紙→1,836円
 電子書籍→1,512円

でその差324円ですし、

『コンビニ人間』(村田沙耶香著)に至っては、

 紙→1,404円 
 電子書籍→1,399円

で、その差わずか5円!

一読者としては、電子書籍は、紙の本のように「物体」として手に入るわけではないのだから、せめて半額くらいに……と思ってしまいますが、現実はそうではないようです。

じゃあ、動いたり、音楽が流れる??

きっとそれが出来たら、それは紙の本と差別化する、電子の大きな優位点になるでしょう。

でも、まだまだそれがメジャーじゃない今、じゃあ、電子書籍のメリットって何?と考えたところ、やっぱり「スピード」なのかなーと。

実は今日、仕事で、ある書籍が急遽必要になりました。

時間があれば、図書館を覗いたり、紙の本を買ってもよかったのですが、いかんせん、資料として今すぐ必要です。

そこで電子書籍です。

電子書籍なら、図書館や本屋さんに行くことなく、欲しいと思った時に、その場で即座にダウンロードして読むことができます。

紙と電子、内容がまったく同じなのであれば、やっぱり電子書籍の優位性は、(今のところ)このスピード感なのかな~。

ちなみに。

これまで私は、電子書籍はkindleの読み放題サービス「kindle unlimited」の範囲でしか活用してこなかったのですが、本日初めて、単体で電子書籍を購入しました。

「必要!!」は、人(とお金)を動かすのだなーと身をもって実感した次第です(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?