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サウナビギナーはどこに座ればいい?

高温のサウナ室で発汗を楽しむのもサウナ浴の魅力の1つですが、はじめのうちは10分も入っていられないと思います。

なのでサウナビギナーの方は、サウナ室の中でも比較的温度が低い場所を把握し、そこに座ることで、はじめのうちでも無理なくサウナに入れるようになると思います。


サウナ室で比較的温度の低い場所

まず、サウナ室で比較的温度の低い場所は以下の3点です。

①出入口近く
②下段
③熱源(ストーブ)から遠く

上記3点を意識して座る場所を選ぶと比較的温度が低いので無理なく入れると思います。優先順位は①>②>③です。

この要素と優先順位を意識し、自分のコンディションに合わせて無理のない場所に座りましょう。

①出入口近く

(出典:医師に教わるサウナの科学 室内の場所別温度と「どこに座るか?」)

はじめのうちは比較的温度が低い、出入口に近い場所に座ると良いです。
上の図でいうと③です。

サウナ室は基本的に出入口が1つです。
出入口の扉は、人の出入りによってその都度開閉されます。すると、サウナ室よりも温度が圧倒的に温度が低い浴室の温度がサウナ室に入り込み、サウナ室の温度が下がります。

従って入り口付近は扉の開閉による室温の低下の影響を受けやすく、比較的温度が低いということです。

また、出たいと思ったら出口まで最短距離で出れるので、心理的にも安心できます。逆に言えば、出入口から遠いほど扉の開閉の影響は少ないので、高温が維持されやすいです。慣れてきたら、少しずつ入口近くから遠ざかってみるのも良いでしょう。

②下段

サウナ室内にあるベンチは、2~3段と段が設けられていることがあり、どの段に座るかで温度に差があります。

一番温度が低いのは下段です。

暖かい空気はより上に、冷たい空気はより下にたまりますよね。サウナ室もこれと同じで、上段にいくほど温度が高く、下段ほど温度が低くなります。1段違うだけで10℃近い温度差があります。

なので、はじめのうちは下段に座ると良いです。慣れてきたら段をあげていくと良いでしょう。

また、普通に腰掛けると、顔と足先では1段分以上の温度差がうまれます。これは後々の水風呂に入るときの話ですが、身体に温度差がある状態で水風呂に入ると、水風呂がより冷たく感じてハードルがさらにあがってしまいます。

従って、同じ段で体育座りをしたり、あぐらをかいたりすることで、身体にうまれる温度差を少なくするのも良いでしょう。

③熱源(ストーブ)から遠く

当たり前ですが、熱源(ストーブ)に近づくほど熱いです。なので熱源から遠いところに座ると良いです。

ただ、熱源(ストーブ)は、直接身体が当たっているところは非常に熱くなるにもかかわらず、当たっていないところは意外と温まりません。

従って、熱源に近くても、直接熱源に身体があたっていない場所(図でいうと①や③)は、意外と温度が低いです。

サウナで熱を和らげるコツ

サウナ室内は上にいけばいくほど熱くなります。なので、身体の最上部にある頭がもっとも熱くなるのですが、高温で湿度が低いサウナの場合は、多少髪が乾燥してしまうこともあります。

そこでおすすめなのが、タオルを頭に巻いて髪、鼻、口を保護する忍者巻きです。

(出典:サウナ・スパ手帖)

水風呂の冷たい水をかけて硬く絞ったタオルを使うとより熱さが和らぎます。こうすることで、のぼせ防止に加え、髪の毛だけでなく、鼻や口もタオルで覆うことで、快適に鼻呼吸ができ、呼吸もととのって息苦しさも軽減することができるのです。

また、この髪の毛をはじめとした頭を保護するために、サウナハットを付けるのも良いです。

ただ、つい忘れてしまったり、使っている人が少なくて浮いてしまうのがちょっと…という方は、タオルを使って忍者巻きを試してみてください。

サウナに入ればみんな平等

「サウナ室に長くいるから」「上段に座っているから」「常連だから」

こういった、座る場所、時間や経験によって、偉い、偉くない、初心者、玄人といった区別はありません。サウナに入ればだれもがみんな同じです。社会的な地位とか一切関係ありません。

そもそも本当にサウナが好きな人は、自分の世界に没入しているので、騒いだりマナー違反でもしない限り、他の人のことなんて全く気にしていません。

また、その日のコンディション次第でサウナに入る時間や座る場所も変わります。それはサウナに慣れている人だってそう。

だから、特定の場所に固執するのはナンセンス。
臆すること無く好きな場所に座ってもらって大丈夫です。

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