冬でも床が冷たくないお風呂
床がタイル張りのお風呂は、冬場になるととてもヒンヤリした状態になっています。
こういったタイル張りのお風呂を使っている方にまず知っておいていただきたいのが、ヒートショックについてです。
ヒートショックの症状とは
ヒートショックとは、大きな気温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こることです。代表的な発生場所が、冬場の浴室です。
最近の自宅用のお風呂は、断熱加工がされていたり、浴室暖房が付いていたりと冬でもポカポカするものも多いですが、築年数の経った家やアパートなど、まだまだタイル張りのお風呂が使用されている家は多いです。
最も手っ取り早いのは、浴室を全てリフォームすることですが、費用も100万前後したり、賃貸であればできなかったりとハードルが高いです。
ただ、リフォームまでの効果はなくとも、工夫次第で冷たい床対策はできます。
冷たいお風呂の床対策
①浴室の壁や床にシャワーでお湯をかけ、浴槽のふたを開けて浴室を蒸気で温めておく(浴室の換気扇は止めておく)
②脱衣所をヒーターや電気ストーブで温める
③窓ガラスや浴室の床に断熱効果のあるすのこやシートを敷く
上記3点であれば、築年数の経った家やアパートでもリフォームするまでもなく、手軽にできると思います。
また、可能であれば床だけでもリフォーム(10万前後)して断熱素材のあるシートで覆うのもありです。
少々手間ですが、材料だけ揃えてDYIすれば2〜6万でもおさまります。
お風呂の床に畳を敷いている施設もある
防寒対策でお風呂の床に敷くシートですが、温泉施設でも採用されているところも多いです。
中でも珍しいのが、畳を敷き詰めている施設
「畳って濡れたらまずいんじゃないの?」と思っていましたが、どうやらい草でできた本物の畳ではなく、特殊な加工を施された畳だそう。そのため、畳の上でお湯が溢れかえってしまう心配も、特殊な防腐剤が使われているため、腐食して不衛生な状態になってしまう心配もしなくていいみたいです。
また、断熱性に優れていることや、サラリとした触れ心地なので、石鹸やシャンプーの残りでぬめっとする嫌な感覚を覚えることがない。さらに床が滑りにくくなることにより、高齢者やこどもの転倒リスクもかなり低くなります。
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