エッセイを書きたい

大の読書好き、というほどでもないが、読書が好きだ。
意識が高い自己啓発本やライフハック系の本を読むと時間を有効に使った気になれるし、小説(特に文庫本)は最高にコスパの良い現実逃避手段で、500円前後で数時間の間、自分という人間を忘れて物語の世界に誘ってくれる。あとなんとなくだが、休日をYouTubeを1日中見て過ごしたとかより後悔も少ない。

とまあ色々なジャンルを読むのだが、最近はエッセイが好きだ。エッセイは自分の成長に繋がったり、強烈に物語に引き込まれるようなものではないかもしれないが、自己啓発本のように気合を入れて読まなくても良いし、小説と違って読み始めたら他のことが手に付かなくなることもない、読みたいときに読みたいだけ読める魅力がある。
エッセイの中でもとりわけ魅力に感じるのが、文庫本2ページ分くらいの文章の中に詰め込まれた構成の美しさだ。
日常のワンシーンから過去のエピソード、筆者のメッセージまでが自然に繋がり、たった2ページで満足感があるしハッとさせられることもある。この2ページでの充足感は他のジャンルの本では得られないと思う。

エッセイというとなんとなく思ったことを自由につらつらと書くもののようにも思えるが、何気ない日常から自分の思考を広げ、2ページの間に思考をまとめるというのは実はとっても難しいし、文章力に加えて発想が豊かでないと書くことができないと思うのだ。(もちろん、最後のメッセージから逆算でエピソードを書くパターンもあるかもしれないが、それでも難しいと思う)

そんな発想が豊かで、文章力にも優れた人間になりたいと思い、これからは不定期でnoteにエッセイ的なものも投稿したい。

ちなみにこれまで読んで一番好きなエッセイはBiSHのモモコグミカンパニー
著「目を合わせるということ」です。


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