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小道具「キリン」

noteを始めるにあたり、どの小道具の話からしようかと考えていましたが最初に紹介するのはやっぱりこれしかないかなあと思いました。

「全長2mのキリン」です。

2016年2月に行った僕らの1回目の単独ライブに向けて作った小道具です。「ネタの終盤で舞台袖からニュッとキリンが顔を出す」というくだりのために作ったのですがこのネタをやるためには「僕」と「相方」と「キリンを持つ人」が必要なため普段のライブではそうそうやれないネタとなってしまいました。単純にでかくて邪魔だし。持ち運ぶとき「ベルセルクのガッツ」みたいになるし。

ただ単純に大きい小道具というのはそれだけでインパクトがあるものでこのキリンのおかげで「小道具作りが得意な芸人である」という説明もしやすくなったので思い入れのある小道具です。

簡単に作り方を説明します。
材料
・発泡スチロール
・木の棒(1m80cm)
・新聞紙
・ライオンボード(たしか3mm厚)
・ガムテープ
・塗料(ジェッソとアクリル絵の具)

頭部は発泡スチロール(厳密に言うとスタイロフォームというものを使ってます。断熱材につかわれるもので白いよくある発泡スチロールよりキメが細かくて造形しやすい)

これを削り出しキリンの頭を彫刻します。当初はキリンの青い舌が伸び縮みするギミックも作ってたんですが操作がめんどくさかったのでのびっぱなしの状態でネタの時は使いました(青舌の気持ち悪さが個人的には好きだった)

完成した発泡の頭部に首の軸兼持つところになる木の棒を刺します。強度の観点から考えるとここがもろくなりやすいのでしっかりめに固定します。
棒のまわりに新聞紙をガムテでとめて肉付けをし、そのまわりをライオンボード(コスプレなんかでよくつかわれる板材、熱で曲げられて冷やすとその形状になる。最近はソフトボードともいわれてる)で筒状に覆って接着する。

ジェッソを下地として2回ほど塗りその上からアクリル絵の具で塗装をして完成!

キリンの模様を塗っていると改めて「自然界にこんな変な模様の生き物がいるの気持ち悪面白いなー」と思いました。
構造を絵にするとこんな感じです。

こんな感じで出来てます。
みんなもぜひ作ってみてね!超邪魔だから!

そんなキリンのネタはこちらのYouTubeから見れます。どんな感じで使われてるのかぜひご覧ください。
「キリン」https://youtu.be/CuWBw00rByI

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