【終了】講談社版『英国メイドの世界』刊行10周年記念でKindle配信同人誌を無料に
無料設定は終了しました。
2010年11月11日に、『英国メイドの世界』は講談社BOXから刊行されました。元々は同人誌として2008年8月に刊行した際に大きな反響をいただき、「これはもう個人では対応できない」と、講談社BOXの門を叩いて出版が決まりました。それから2年を経て(会社も辞めて)、出版に至りました。
9年を経て絶版となりましたが、電書化して存続しており、今年は刊行から10周年となりますので、Kindleに配信している自分の同人誌を無料設定にしました。11/14→11/15 17時までの予定です。
『英国メイドがいた時代』は、20世紀に英国メイドの雇用がどのように衰退して、職業として消滅していったかの歴史を考察する本です。ドラマ『ダウントン・アビー』や『名探偵ポワロ』で描かれた第二次大戦まえの英国の家事使用人を巡る社会環境を解説していますので、ドラマが好きな方はぜひ。
『英国執事の流儀』は7人の実在した英国執事の人生・キャリアや、執事のマネジメントにフォーカスした本です。
『屋根裏の少女たち』は、池袋のメイド喫茶「ワンダーパーラーカフェ」とコラボした、英国メイド写真集+短編集です。短編モチーフの写真と、写真から短編を書くといういずれかをおこなったものです。
『ある英国メイドの職場遍歴』は実在した英国メイドのジーン・レニーの自伝を元に、彼女が職場で出会った家事使用人の人々を記したものです。
『第二次大戦化の英国カントリーハウス 準備号』は、第二次大戦下で国により接収された屋敷を考察するテキストです。接収によって甚大なダメージを受けた屋敷もあり、大戦後に屋敷の生活を維持できない要因にもなりました。そのうち完全版を作ります。
余談ですが、こうした戦時下の屋敷の接収を描いているドラマ『刑事フォイル』のテキストも公開しています。
あとは、関連告知を。こちらは商業出版につき、通常価格です。
2020年8月には、ドラマ『名探偵ポワロ』の解説本も出版しています。ご好評につき、現在重版(第三版)しております。
というところで、自分で10周年を記念する企画を始めました。この機会に、英国メイドへの関心をお持ちいただければ幸いです。
いただいたサポートは、英国メイド研究や、そのイメージを広げる創作の支援情報の発信、同一領域の方への依頼などに使っていきます。