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コミケ100当選(1日目東へ51b)と新刊作成予定

コミケ100に当選

今年の8/13(土)-14(日)で開催予定の同人誌即売会、コミックマーケット100に無事当選しておりましたので、サークル参加してきます。100回という大きな節目の回数でもあり、当選して何よりでした。それにしても、自分が何回参加して、どれぐらいの同人誌を作ってきたか最近覚えていないので、後で更新します。

私の参加日は、いわゆる1日目です。

参加日:2022/08/13(土)
サークル名:「SPQR」
配置場所:東地区 "へ "51b

新刊予定

新刊は2冊を予定しています。

『ヴィクトリア朝の暮らし VOL.2』マニュアル本考察

前回と同じく、前半に考察・解説、後半に翻訳を載せる構成で、今回のテーマは「マニュアル本」です。

当時、家事使用人に行わせる仕事・報酬・面接内容など、雇用主に向けたマニュアル本が数多く出版されていました。ライフスタイルを買うというのでしょうか、中流階級の主婦のバイブルとされた『ミセス・ビートンの家政読本』も、日々の生活を支える料理のレシピ、医学知識、そして家事使用人の面接や仕事内容などの情報で溢れて、ベストセラーとなりました。

こうした「ライフスタイルが書かれた本」を購入し、実際に本に書かれている通りに行動する、あるいは生活する様式がどの辺りから続いているのかを考察してみようと思います。実際に考えていくとそれは、前回、『ヴィクトリア朝の暮らし VOL.1』で扱った「レシピ本」に通じていると思います。

そこに時間帯を決めての行動・生活は古代からの農事や宗教的活動に通じているとも思いますし、前回取り上げた魔術書もそうした文脈を汲むものとなるでしょう。その辺りを、好きに書いてみたいと思います。

もうひとつ、可能であれば「マナー本」など、特定の環境下で人の行動を規定する本が、ヴィクトリア朝に出版されて多く読まれていたことを踏まえて、その系譜についても考察したいと思います。これも、人間の行動を規定して本に書かれている内容に沿わせるもので、「上流階級に入りたい」というライフスタイルを実現するのに必要な消費でもありましたので。

翻訳する資料は、有料マガジンで公開中・翻訳中の『THE MANAGEMENT OF SERVANTS Practical Guide to the ROUTINE OF DOMESTIC SERVICE』を予定しています。

『英国政府報告書から見るメイドの世界』(仮)
もう一冊の方は、第一次大戦中から、英国政府が「使用人問題」(労働環境の悪さでなり手不足となり、雇用主が不安に陥る社会問題化)の対策に取り組んできた政府資料を4つ、翻訳してまとめたいと思います。そのうち、いくつかではきちんと実際のメイドたちへヒアリングを行なっていて、生の声を聞く非常にユニークな資料でもあるので、ご期待ください。

ちなみに、この領域も前回の同人誌の続きで、翻訳した『THE PSYCHOLOGY OF THE SERVANT PROBLEM』では、その報告書のひとつから実際の人々の声を引用しています。


コミケの話:最後のコロナ禍での規制開催になるか?

コミケの話に戻ると、ご存知のようにコミケは、会場がある東京都のコロナ感染症対策の中で開催しなければならず、その感染症対策を受け入れる形で開催が進められています。

このため、前回はワクチン接種記録(東京ワクション)+当日の検温+入場者数規制(通常の1/4程度)+東西ホールの往来規制など、普段のコミケとは大きく異なる形で開催されました。

前回参加の感想などは以下にまとめています。

その上で、今回はコロナの感染状況も改善していつつ(GWなどを見てもリバウンドもなく)、冬コミ同様に2日開催、入場者数は冬コミの2倍ぐらい、もう少し往来は自由、そしてワクチン接種記録は確認しないものの、検温は行うという方式になったとのこと。

以下、準備会が比較用にまとめたものでわかりやすいですね。

コロナの感染状況次第とも思いますが、コロナ明け後の初めての熱中症のリスクを伴う開催なので、涼しい気温を望みつつ、健康管理もして、万全の状況でお会いできる方はお会いできればと思います。


いただいたサポートは、英国メイド研究や、そのイメージを広げる創作の支援情報の発信、同一領域の方への依頼などに使っていきます。