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住まいを考えるすべての人にとってのベストマッチを目指す 取締役 坂本真吾 インタビュー

「イエタテ」事業責任者として、株式会社しずおかオンラインの代表として、長年事業を牽引してきた坂本が描く「イエタテ」の未来とは。

株式会社くふう住まい 取締役
坂本 真吾(さかもと しんご)
2007年株式会社しずおかオンライン入社。営業部門、管理部門を担当した後、住宅情報メディア「イエタテ」及び「イエタテ相談カウンター」の事業責任者として従事。2021年4月から同社代表取締役に就任(現任)。2023年4月より現職。

「イエタテ」
理想の注文住宅やリノベーションの実現をサポートする、地域に密着した家づくりのメディア事業

「イエタテ相談カウンター」
家づくりの疑問や不安を解消し、要望や予算にピッタリ合う住宅会社を紹介するカウンター事業


ー坂本さんは新卒入社した株式会社しずおかオンライン(以下しずおかオンライン)の代表に2021年に就任されています。もともと経営者を目指して入社されたのですか

はじめから経営者を目指していたわけではありません。転機となったのは入社3年目で任された中期計画策定チームのリーダー経験です。それまでも営業部門のマネージャー経験はありましたが、まだ会社全体を俯瞰してみるという視座は持っていませんでした。3年後のしずおかオンラインを「どのような会社にしたいのか」という理想を具体的な計画にしていく過程で、会社全体に意識が向くようになりました。

ーその後しずおかオンライン内のさまざまな事業の責任者として携わった後に代表に就任されました。そんな坂本さんが思う住宅情報メディア「イエタテ」の強みは何ですか

その地域に根付いた多くの住宅会社の魅力を、ユーザーのリアルな声とともに伝えられる点だと思います。「イエタテ」の掲載社数は現在360社以上(2023年9月時点)。住宅展示場に足を運んだりポスティングされたチラシを見るだけでは知り得ない数の住宅会社が自分たちの住む地域にあること、それだけ家づくりの選択肢が多いことを伝えられることは私たちの強みです。
さらに、これまで取材してきた何千という家づくりの実例も強みです。会社情報だけでは、本当に自分たちに合った会社なのかを判断することは難しい。実際に家を建てた人たちのリアルな声があれば、ユーザーは「この人は家族構成が似ていているから参考にしよう」「この人が建てた家は素敵だから自分も真似したい」など、より具体的にイメージしやすくなり、会社を選ぶ際に重要な役割を果たしますからね。

ーそんな「イエタテ」が2023年4月に株式会社くふう住まいにジョインしました。次に目指す姿を教えてください

これからより一層、「イエタテ」がユーザーと住宅会社のベストマッチを実現していくためには、まだまだ質と量の点で課題があると感じています。

量の観点ですと、まず目指すのはエリア展開です。「イエタテ」は、素敵な家を建てることができるものの情報発信に課題がある地域の工務店と、地域の工務店を知るきっかけが少ないユーザーとのミスマッチを解消するために生まれたメディアです。静岡、愛知、山梨とエリアを拡大してきたなかで、同じ課題を抱える地域は数多くあります。2年前、山梨に「イエタテ相談カウンター」をオープンした際にも「こういう場所ができて良かった」という声をいただきました。サービスを全国にスケールさせることで、そうした声をもっと増やしていきたいですね。

質の観点からお話すると、今後は多様化するユーザーのニーズや取り巻く環境にあわせ、サービスの領域をもっと広げたいです。たとえば、昨今物価の上昇が叫ばれています。この状況が続けば、家を建てたくても建てられない人が増えてくる。その方々の家を建てる以外の選択肢として、建売住宅やリノベーション、リフォームの検討、さらには資金計画の見直しなどが挙げられます。既に着手している領域も一部ありますが、ユーザーの後悔のない家づくりをサポートしていくために、今の「イエタテ」ではカバーできていない情報がまだまだあります。だからこそサービス領域の拡大は必要だと考えています。


「イエタテ相談カウンター」についてももっとベストマッチに近づける余地はあると思うんです。住宅会社の紹介だけでなく、その後、ユーザーが住宅会社を決めるまでの様々な悩みもサポートしていけるようなサービスにしたいですね。

ーたしかに、家は人生で一番高価な買い物と言われる中、数社紹介されたあとも最終的にどの会社で建てたらいいのか悩んでしまいそうです
カウンターのアドバイザーは紹介後も相談には乗りますが、サービスの性質上ユーザーと紹介先の住宅会社とのやり取りにゆだねている側面が大きい。たとえばユーザーが重視するポイントを可視化して「あなたにとってこの住宅会社が1番合っていますよ」と客観的に伝えられるような機能があれば、もっと合理的にベストマッチが実現できるのではと考えています。

「イエタテ」も「イエタテ相談カウンター」も今できる範囲で展開していたら真の “ユーザーファースト” なサービスにはなり得ない。サービス成長のためにできることはまだまだあるんですよ。

ーそのためには一緒に働く仲間として、どのような人との出会いを期待されていますか?

「イエタテ」は今サービスの成長速度、事業拡大のスピードを圧倒的にを上げていきたいと考えています。だからこそ、新しいことに積極的にトライすることを楽しめる人との出会いは大切にしたいです。技術面であれば、生成系AIなど、新しい技術を積極的に活用できる方が活躍されています。当社でも「イエタテ」の開発を担うメンバーで「爆速チーム」を作り、生成系AIを使った機能を数か月でいくつもリリースしてきました。ビジネス面から見ても、先ほどお話したような現在の「イエタテ」ではカバーしきれないユーザーの悩みがたくさんあって、トライしたいこともたくさんある。「良い住まい選びをサポートするにはどうしたらいいんだろう」ということを考え、スピーディーにチャレンジすることが好きな人とはぜひ一緒にお仕事させていただきたいですね。

ー変化を楽しめる人、ということですね

そうですね。変化にはストレスが伴いますが「現状のままでOK」という考え方だといつか成長が止まってしまうと思います。

当社は「自分はこれがやりたい」という意思と、その実現のために自分で考えて動ける人にはその力を発揮してもらいやすい環境があります。日々のメンバーの様子を見ていても営業、カウンター、クリエイティブといった職種にかかわらず、「ユーザーが新しい住宅会社と出会うためにこういうことをしたい」「この住宅会社のこんな魅力をユーザーに届けたい」という思いから、日々事例の共有、オペレーションの改善がされています。

長期的なキャリアの観点で見ても、トライできる機会はどんどん作りたいと思っています。たとえばマーケティングチームのマネージャーは東京の大手ECサイトの会社でマーケティングのスキルを磨き、地元静岡でもそのスキルを活かしたいとUターンで入社してくれました。その方には入社後すぐにマネージャーをお任せし、今では「イエタテ相談カウンター」の集客施策を牽引してくれています。

足元のサービス改善から長期的なキャリア形成にいたるまで、当社には成長機会が多くありますので、変化を恐れず積極的にトライしていける方との出会いを心待ちにしています。