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くふうAIスタジオ テックブログ

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くふうAIスタジオに所属するエンジニアが共同で運営する note です。
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#テックブログ

Robolectricを使ってActivityのユニットテストを書いてみた

こんにちは、くふうAIスタジオのひじかたです。 トクバイというチラシアプリのAndroid版の開発に携わっています。 今回は、Robolectricを使ったユニットテストを導入する際に躓いた箇所と解決法を備忘録としてまとめました。 最近テストを書くようになったテスト初心者ですので、記事中に間違っている箇所があればコメントなどでご指摘いただけると幸いです。 きっかけトクバイアプリでは、チラシなどのコンテンツの閲覧ログを送っていて、サービスの改善に活用しています。 しかし最近

新卒2年目エンジニアが取り組んだAIチラシ解析API開発

こんにちは、私は新卒2年目のエンジニアとしてトクバイ関連のサーバーサイド開発をしている tooyya です! この記事では今年6月にリリースしたAIチラシ比較リストのAPI開発についてお話しします! この機能は、ユーザーの近くの店舗のチラシを解析し、チラシに掲載されている商品を比較出来る機能です! 今回私はこのプロジェクトで、ユーザーの近くの店舗の解析されたチラシデータを取得し、API経由でアプリ側に渡す部分の実装をしました! この記事では、プロジェクトの背景から技術

GitHubCopilotでプロジェクトへの参入を加速させる

はじめまして!エンジニア1年目の @miyasaka です。ほとんど未経験で入社し、現在は iOS アプリの開発を行っています。 入社後、研修を終え、早くもプロジェクトに参入しました。 この記事では、GitHub Copilot を使ってプロジェクトに参入する際の流れや、実際にどのように活用したのかを紹介します。 結論として、以下の2つの観点から GitHub Copilot は非常に有用でした。 既存のコードを理解する 新しい機能追加のためのサポート これから具

Github ActionsでNotionの情報をPRに取り込んでみる

くふうAIスタジオでエンジニアをしているyamayuです。主にグループ内のWebサイト・Webアプリケーションを担当させていただいています。今回は、普段業務で利用しているNotionとGithubの利用について、お話しようと思います。 最終的には、タイトルの通り「Notionに記載した情報をGithub ActionsでPRに取り込んでみる」お話になります。 少し回り道もありますが、お付き合いいただけると幸いです。 くふうAIスタジオでのNotionの活用弊社では、ドキュ

TiDBへの道

こんにちは、くふうAIスタジオでエンジニアをしている山本です。 現在の仕事はマネジメントがメインですので、手を動かす機会は減っているのですが、その代わり技術選定などに関わる機会は増えています。 今回は、念願叶って弊社で導入することになった、新しいデータベースTiDB のお話をしようと思います。 が、その前に現状の課題からお話しさせてください。 課題MySQL, PostgreSQL, Oracle Database など、既存のRDBMSは素晴らしい製品なので、広く利用

Keda を使ったスケーラブルな非同期ワーカーの実装

はじめにこんにちは! hayashida と申します。 くふうAIスタジオのインフラエンジニア・SRE として、家計簿アプリZaim の開発を担当しています。 今回は、Zaim にて Pod のイベント駆動型オートスケール基盤としてオープンソースである Keda を導入した件について紹介したいと思います。 なぜ必要だったか前提として、Zaim では大部分のアプリケーションがコンテナ化されておりコンテナオーケストレーションツールとして kubernetes を利用しています

Next.js14で画像アップロード機能を作ってみる

はじめにはじめまして。くふう AI スタジオの佐藤といいます。GitHubは`@itumo-arigatone`です。 普段はサーバーサイドエンジニアとしてRuby on Railsを使用して業務をしています。 今回はNext.js14のServer Actionsという機能を使って画像のアップロード機能を作ってみようと思います。 けっこう新しい機能ということもあり、ChatGPT君もなかなか教えてくれなかったのでブログのネタにしてみました。 趣味ということもあり、なんとか

Go言語の勉強会やってみた

はじめにこんにちは Isa と申します。 くふうAIスタジオのサーバーサイドエンジニアとして家計簿アプリZaim の開発を担当しています。 今回は私たちの部署で行ったGo言語の勉強会についてご紹介したいと思います。 きっかけZaimのサーバーサイドは主にPHPとRubyで開発されていますが、PHPで開発された機能をGoにリプレイスする作業を進めています。しかし、私を含め、部署内でGo言語の経験者は少なく、初めて触れるメンバーもいるため、我々は共同でGo言語を学ぶための勉強

勉強会に無関心だった僕が自動テストの社内勉強会を開くまで

はじめにはじめまして!くふう AI スタジオの 110 です。 普段はサーバーサイドエンジニアとして、 主にトクバイ のtoB向けコンテンツの開発を担当しています。新卒採用や新卒研修にも関わらせていただいたりもしています。 タイトルにあるように、僕はこれまで『勉強会』と呼ばれるような会には開催も参加もほとんど関心がありませんでした。 そんな僕が今、自動テストに関する社内勉強会を開催しているのですが、そこまでに至った経緯やどんなことをしているのか?について書いていこうと思い

狼少年化していたMagicPodの自動テストの健全化

こんにちは、くふうAIスタジオでQAエンジニアをしている岡です。 トクバイアプリの開発において狼少年化していたMagicPodの自動テストの健全化の取り組み事例をご紹介します。 狼少年化していたMagicPodトクバイアプリの開発時、ビルド毎にMagicPodを一括実行しています。 しかし、テスト自体の問題による失敗が多発しており、「テストが失敗した!」と通知しても、「またか。失敗しているけど本当に問題があるわけではないだろうから多分大丈夫だろう」と考えられていました。 こ

Railsでgem splitを使って AB テストの基盤を開発した話

はじめにこんにちは、くふう AI スタジオの 長嶺 です。 普段はサーバーサイドエンジニアとして、 「R+house ネットワーク」や加盟店向けの Web サイト構築サービス「R+house Web」の開発を行なっています。 Web 開発を進める中で、多くのエンジニアが直面する課題の一つに「コンバージョン率(CV)の向上」があります。私たちのチームも例外ではなく、いかにして訪問者にアクション(例:問い合わせフォームの送信や資料請求など)を起こしてもらうか悩んでいました。そこ

SEOを守るためのドメイン変更戦略

くふうAIスタジオの地域サービス開発部に所属しているzanakaです。 私たち地域サービス開発部では、くふうロコの開発を行っています。 くふうロコは、「地元での生活をもっと豊かに、便利に、楽しく」をテーマに地域のグルメ・おでかけ・ニュース・イベント・子育てなど暮らしに役立つ情報を毎日配信する情報メディアです。 そんなくふうロコですが、今年6月にサイトのドメインを変更しました。 本記事では、くふうロコにおけるドメイン変更の影響を最小限に抑えるための戦略と手順について紹介しま

不具合を未然に防ぐためにテストデータを定期的に自動投稿する仕組みを整備した話

こんにちは!くふう AI スタジオの桃原です。 今年から品質向上部に所属し、テストの運用や追加を行なってきました。 今回は、その中でトクバイのテストデータを追加した際のお話をします。 既存のテストデータの課題トクバイのアプリの新機能開発時には、開発者がデバッグやコードレビューを行い、その後 QA エンジニアが手動でテストを行うプロセスを経ています。しかし、開発期間中に検知されるバグが一時期増加してしまいました。 発生した不具合を分類したところ、特定のパターンでレイアウトが崩

1万超の記事をKibelaからNotionに約1ヶ月で移植した時の失敗談

こんにちは。くふうAIスタジオでQAエンジニアをしている岡です。 私は前回のような文脈でNotion起点で業務を行っていて、トクバイサービスに関わることが多いのですが、グループ内での情報共有に向けて、トクバイの運営会社であるロコガイドのKibelaにあった1万ページ以上の情報をNotionで参照できるようにした事例の紹介とその失敗談です。韻を踏んで1万字書きたかったのですが、5千字程度となります。 前提としては、こちらの記事を参考にしており、記事内でご紹介いただいているk