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くふうカンパニー テックブログ

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くふうカンパニーに所属するエンジニアが共同で運営する note です。
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記事一覧

AI活用しながら勉強をしてみた話

はじめにこんにちは、くふう AI スタジオの Kobayashi です。 普段はサーバーサイドエンジニアとして家計簿アプリZaim の開発を担当しています。 入社以降、携わっていたサービスは Ruby on Rails で開発をしていました。 ただ、Zaim では他にも PHP や Go が使われている部分もあります。 そのため、勉強して業務で使う必要がありました。 今まではドキュメントや技術書、技術サイトなどで勉強していましたが、今回はAIも活用しながら進めてみることに

「くふう 家計簿」リリースの舞台裏

こんにちは、箕輪です。くふう AI スタジオで主にサーバーサイド領域のエンジニアとして活動しています。 この度、2024年10月に新たにリリースしたサービス「くふう 家計簿」について、その開発の舞台裏を皆さんにお届けします。 サービスについて最近は円安や物価高が続いており、家計管理がますます重要になってきました。 そんな中、新NISAをきっかけに投資を始めたり、ポイントを貯める「ポイ活」が当たり前になり、キャッシュレス決済やネットショッピングの普及によって、私たちの生

iPadOS 18対応奮闘記

くふうAIスタジオでトクバイのiOSアプリを開発している松田です。 日本時間の2024年9月17日、iOS 18及びiPadOS 18がリリースされました。 iOSやiPadOSに多くの機能が追加されましたが、開発者目線ではトクバイアプリがiPadにも対応していることもあり、iPadOS 18においてタブバーが下部から上部に移動になったことが大きなインパクトでした。 この記事では主にそこに注目し、iPadOS 18で遭遇した問題とその対応で苦労した点について、対応できずに

トクバイJetpack Compose移行記録:45画面大規模リファクタリング

こんにちは、くふうAIスタジオにてトクバイAndroidアプリを開発をしている石川です。 トクバイAndroidチームでは2022年11月~2024年8月の2年弱の期間、手待ち時間を利用してJetpack Compose移行プロジェクトを実施してきました。 基本的に全画面をCompose移行するという方針のもと、45画面を作り直すという大規模なリファクタリングを行いました。 ※Activity, Fragmentを1画面とみなす この記事では、多くの機能・画面を持つトクバ

複合職種チームによる開発奮闘記

はじめまして、くふうAIスタジオ、買い物事業本部ビジネス開発部でエンジニアをやっていますobmです。 私が所属するビジネス開発部は、チラシアプリであるトクバイにチラシを掲載していただくクライアント企業向けのCMSシステムの開発等を担当している部署です。 私は2024年3月にトクバイチームにジョインし、チラシメーカーという新規のプロジェクトにアサインされました。 時間が経ってしまいましたが、私にとって学びの多い機会でしたので、今回はそのプロジェクトの開発過程について振り返

404エラーになるところで500エラーになっていた話

くふうAIスタジオのいあいあです。help-devをメインの戦場としていて、開発周りの社内の困りごとを解決するのが基本タスクです。 開発チーム外からの仕様の確認や修正、数値出しなどが主です。 それだけではなく、幅を広げて開発チームが持つようなタスクも拾っていこうねという話を前期行っていて、いくつか拾って開発を行ったんですが、謎い現象でごちゃごちゃやってて良かったという話をします。 前提弊社ではトクバイだけではなく、トクバイニュース というサービスもRailsで開発しています

リモートチームで楽しくスクラムする”くふう”

こんにちは。くふうAIスタジオでエンジニアをしているiyuuyaです。 私はチームのバックエンドエンジニアのリーダーをしています。 現在、京都に住んでおり、フルリモートで働いています。 メンバーも全員リモートワークをしているため、リモートならではの課題にどう取り組んでいるかをお話ししたいと思います。 課題リモートワークにおいて最も大きな課題は「コミュニケーション」でしょう。 オフィスでの対面でのやり取りと比較して、リモートではコミュニケーションの頻度や質が低下するという印

新人オンコール担当者への引き継ぎ資料:あるいはシステム障害時のノウハウメモ

こんにちは、くふうAIスタジオの@0tanyです。トクバイサービス のSREを担当しています。 私は長らくオンコールローテーションに参加していましたが、この度、体制変更によりオンコール対応から離れることになりました。 この記事は、新たにオンコールを担当する新人への引き継ぎ資料をベースに社外向けに再構成したものです。対応に役立つ実践的な知識も含めているので、現場で役立つヒントを見つけていただければ幸いです。 1. オンコール対応とはなんぞや?トクバイでは複数の監視システムより

AWS Auto Scalingのスケジュール設定作業を効率化した話

1. はじめにこんにちは、くふうAIスタジオの@fukajunです。 トクバイのサービスはECSを利用して運用されています。サーバーの負荷に応じてオートスケーリングを行う一方で、特定の時間帯やTV放映、CM、キャンペーンなど予測可能な負荷には、スケジュールを組んでスケール調整をしています。これらの設定は、AWSのApplication Autoscalingを活用し、Terraformで管理されていました。 当初は、Terraformによるスケーリング設定が少数であれば問題

ほぼほぼ未経験のGoをいきなり内定者インターンで書いた話

はじめにみなさんこんにちは。マグロ(X(Twitter), GitHub)です。 ピカピカの24新卒ですが、最近そのピカピカも薄れてきている感覚がします。 くふうAIスタジオのサーバーサイドエンジニアとして、現在トクバイに携わっています。 現在はトクバイですが、内定者インターンでは家計簿アプリZaimのサーバーサイドとして携わりました。 今回はその時のお話をしたいと思います。 Goを書くきっかけZaimではほとんどがPHPとRubyで構成されています。 初めは既存機能の改

【新卒のリアル】新卒サーバーサイドエンジニアの研修から案件デビューまで

はじめにこんにちは!株式会社くふうAIスタジオ サーバーサイドエンジニアのkei9oです。私は情報系専攻の修士課程を修了し、2024年4月に入社しました。くふうカンパニーグループの株式会社ロコガイドが運営する電子チラシサービス「トクバイ」関連の開発案件に携わっています。本稿はこれまでの新卒研修から案件デビューについて率直に書いていきますので、就活生や研修担当の皆様の参考になれば幸いです。 人事研修入社後すぐに2週間の人事研修が始まりました。内容としては社会人の基本ルールやマ

Robolectricを使ってActivityのユニットテストを書いてみた

こんにちは、くふうAIスタジオのひじかたです。 トクバイというチラシアプリのAndroid版の開発に携わっています。 今回は、Robolectricを使ったユニットテストを導入する際に躓いた箇所と解決法を備忘録としてまとめました。 最近テストを書くようになったテスト初心者ですので、記事中に間違っている箇所があればコメントなどでご指摘いただけると幸いです。 きっかけトクバイアプリでは、チラシなどのコンテンツの閲覧ログを送っていて、サービスの改善に活用しています。 しかし最近

新卒2年目エンジニアが取り組んだAIチラシ解析API開発

こんにちは、私は新卒2年目のエンジニアとしてトクバイ関連のサーバーサイド開発をしている tooyya です! この記事では今年6月にリリースしたAIチラシ比較リストのAPI開発についてお話しします! この機能は、ユーザーの近くの店舗のチラシを解析し、チラシに掲載されている商品を比較出来る機能です! 今回私はこのプロジェクトで、ユーザーの近くの店舗の解析されたチラシデータを取得し、API経由でアプリ側に渡す部分の実装をしました! この記事では、プロジェクトの背景から技術

GitHubCopilotでプロジェクトへの参入を加速させる

はじめまして!エンジニア1年目の @miyasaka です。ほとんど未経験で入社し、現在は iOS アプリの開発を行っています。 入社後、研修を終え、早くもプロジェクトに参入しました。 この記事では、GitHub Copilot を使ってプロジェクトに参入する際の流れや、実際にどのように活用したのかを紹介します。 結論として、以下の2つの観点から GitHub Copilot は非常に有用でした。 既存のコードを理解する 新しい機能追加のためのサポート これから具