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デジタル空間に基底をもつ現実について

ある閉じた現実については、デジタル空間に基底をもつ現実とみなすことが可能になります。要するに、デジタル空間上で物理法則を任意に決めることができ、その厳密なマッピングとして現実の物体を動かすことができてしまうということです(もちろん現実における物理法則との橋渡しを物体に付属した物理デバイスが担う必要はあります)。それは、

物理法則のオーバーライド


と言い換えてもよいかもしれません。要するに「物体とはこのように動くものだ」とデジタル空間上で決めてしまえば、現実世界の物体も、その厳密な写像として、そのように動いてしまうということです(もちろんデジタル空間と現実では位相が明らかに違いますので、その点は十分注意してマッピングしていく必要があります)。あまり考えたくはないですが、最終的には人体の物理法則もデジタル空間上の物理法則によって決まってしまう未来もあり得るでしょう(ただ倫理的な側面を考えると、そのような物理法則の支配は物に限るべきです)

ひとまずは物流への応用を期待したいと思います。

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