人生は秀樹

”Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.”

”人生は間近で見ると悲劇だが、遠目で見ると喜劇である”

チャップリンの名言である。

自分の今いる状況が悲劇だとしか考えが向かなくて、
どうにか前向きになりたくて、グーグルで名言サイトを漁った。

悲劇のはずが「秀樹」と打ってしまって、内なる自分からツッコミが入る。

松井?西城?松山?え?誰??
知り合いにもいないのに、うつうつとしたいのに、
急に知らんおっさん顔出すなや。

AIが発達して人間の代替になりつつあるというのに、
そこは予測変換で拾ってくれないと。

24時を過ぎた日曜深夜、気づけばそんなことを考えていた。

人生は間近で見ると秀樹であり、遠目で見ると喜劇なのだそう。

数分前まで悲劇だったはずなのに。はずなのに。

つまりはそういうことらしい。


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