「プラントベース」ではなく「ヴィーガン」を使う3つの理由
おはようございます！
ブイクックの工藤です。
最近は「ヴィーガン」や「プラントベース」という言葉を耳にするようになりました。
今日はそれぞれの違いと、「ブイクック」がどちらの言葉を使っていくかを書いていきたいと思います。
個人的な話ですが、最近は文章を書くのが楽しくなってきたので、こんな感じの軽いnoteを更新していこうと思います。
ヴィーガンやブイクック、僕のことい少しでも興味持ってくださる方はフォローしていただけると嬉しいです。
ヴィーガンとは
ヴィーガンという言葉は、イギリスで1944年にイギリスで生まれたものです。
イギリスのヴィーガン協会の定義によると、こんな感じです。
可能な限り食事・衣類・その他の目的のために、動物の搾取をしない生き方
ベジタリアン(vegetarian)から文字ってヴィーガン(veg+an)という言葉が生まれたという説もあり、前身は「ベジタリアン」という肉類・魚介類を避けるライフスタイルにあります。
近代化が進む中で酪農が効率化され、現在の工場畜産の形になっていく中で、牛乳や卵、ハチミツなどの生産過程においても、動物にとって非道徳的な状況にあるという考えから生まれたものです。
プラントベースとは
プラントベース(plant-based)という言葉は、1980年代にコリン・キャンベル博士が栄養学の世界に導入した言葉です。
ハーバード大学の情報サイト『Harvard Health Blog』によると、プラントベースは次のように定義されています。
プラントベースは、植物を原材料とした食品に焦点を当てています。（中略）肉製品や乳製品をまったく食べないヴィーガンとは違い、より多くの植物由来の食べ物を選択しているということ。
「プラントベースと書いているけど、牛乳や卵が入っていて紛らわしい...」というヴィーガンの友人の声を多く聞きますが、定義としてはヴィーガンとは異なるようです。
また、こちらはどちらかというと「食事法」「栄養」などに焦点を当てた考え方と言えそうです。
簡単にまとめ
■ヴィーガン
・食事・衣類などで動物を搾取しない考え
・「倫理」「道徳」に焦点を当ててている
・動物性は使われていない
■プラントベース
・全て植物性orほとんど植物性の食事
・「食事」「栄養」に焦点を当てている
ブイクックがどっちを使うか
普段、僕たちはヴィーガンレシピ投稿サイト「ブイクック」やヴィーガン惣菜のサブスク「ブイクックデリ」などを運営しています。
そんな中で、たまに議題に上がるのが「ヴィーガンとプラントベースどっち使うか問題」です。
おそらく、この業界に参入しようとしている事業者の多くが考えることだと思います。
結論として、ブイクックでは「ヴィーガン」という言葉を使っています。
ちゃんと理由を考えてみると、3つほどあります。
①プラントベースだと紛らわしいから
②自分も4年前からヴィーガンだから
③ヴィーガンが暮らしやすい社会を目指しているから
理由①プラントベースだと紛らわしいから
理由の1つとして、「プラントベース(PB)」だと定義が曖昧で紛らわしいという理由があります。
ヴィーガンとして生活していく上で、PB商品Aは動物性不使用けど、PB商品Bは卵を使用しているとなると、結局は原材料を確認しないといけなくなります。
それだったら、最初から「ヴィーガン」と記載しておいた方が良いという結論になりました。
理由②自分も4年前からヴィーガンだから
僕自身も4年前から、環境問題と動物倫理を理由にヴィーガンを実践しています。
そのため、自分でも「紛らわしいな」と思うことがあり、明確な言葉で示した方が当事者にとっては便利であると知っているからです。
理由③ヴィーガンが暮らしやすい社会を目指しているから
僕たちが活動している目的は、ヴィーガンが暮らしやすい社会を実現することです。
「ヴィーガンやってみよう」と思ったらすぐに始められる、簡単に続けられる環境を生み出したいと思っています。
これがヴィーガンという言葉を選ぶ最大の理由です。
もちろん今の日本では「商品が足りない」「対応飲食店が足りない」などの課題もありますが、目に見えない暮らしずらさもあります。
「ヴィーガンと言ったらどう思うだろう...」「ヴィーガンに偏見を持ち、過剰に批判・否定する人がいる...」など、社会的な認知や理解が足りていないことも課題の一つです。
この課題を解決するためにも、正しくヴィーガンという言葉を伝えていくこと、ポジティブな認識を広げていくことも、僕たちがやっていくべきことだと考えています。
良い1日を。
ということで、今日はブイクックとして「ヴィーガン」と「プラントベース」のどちらを使うかという話を書いてみました。
最近は、早起きできるようになってきたので、こんな感じで短めの文章を書けるときは、書いてみようかと思います。
それでは、今日も頑張っていきます！
良い1日を。
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