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最悪なニュースに心を擦り切らされないために。

ここ数ヶ月、最悪なニュースが多い。

人間の価値を蔑ろにするYouTuberの発言。女性を狙った殺人、外国人に対する不当な(非人道的な)扱い、納得感のない政策と好きなお店の「閉店します」のツイート、根拠のない46%の数字と毎年発生する水害被害。

世界的にも、black lives matter運動やオーストラリアの大規模な森林火災など、悪いニュースが続いているように思う。


その度に、「なぜこんな酷いことができるのか」「周りの人は何をしていたんだ」という大人や社会に対する怒りが湧き、「また何もできなかった」という自分の雑魚さに悲しくなる。

これが1つ2つであれば、「こんな社会変えてやる」と自分を奮い立たせる材料にもなるものだけど、ここまで連続的に起こってしまうと許容量を超え、心がすり減り切ってしまう。

実際に、仕事中のふとした時に、意味もなく悲しいニュースを考えていることが多かった。もちろん悲しい気持ちになって、テンションは下がり、周りに対して笑顔で接する回数も減っていたように思う。


これは一度吐き出してしまった方が良い、ということでnoteに書いて発散しているわけです。

ただ、「悲しいです。終わり。」では次に進まないので、どうすれば心を擦り切らさずに済むか、どうすれば乗り越えられるか、今考えていることを書いていきたいと思います。


このお盆休み、しっかり休んで心は回復しました。

好きなアニメを見たり、漫画を読んだり、金曜ロードショーを見たり、恋人と笑い合ったり、実家でだらだらしたり、大学の友人とテレビ電話したり。

見つけてしまえば、そんなことで良かったのかというくらい簡単に回復するものなので、「自分のポケモンセンターはどこか?」を知っておくことが大切だなと感じます。


そもそも、最初にあげた悲しいニュースに近しいことはこれまでもあったんだと思います。それがインターネットを通じて広がることで、これまで以上に知る機会が増えてしまった。

それは問題を可視化し解決するためには重要なことである一方、許容量を超えてしまって社会への絶望につながってしまう。

だからこそ、情報を受け取る僕たちは、ダメージを受けても回復できる方法を見出して、誤魔化しながらなんとか人生を進めていくんだと思います。


あとは、悲しい部分だけではなく、幸せな部分には意識的に目を向けてあげることも大切だと感じます。

悲しいニュースや酷い話は、人間は印象深く記憶してしまうものだけど、幸せな話は意識しないと見つけられないし思い出せない。

ただ、見つけようと思えば意外とたくさん見つけられる。

公園で楽しそうに遊ぶ子どもたちの笑顔、友人の何気ないストーリー、母から意味もなく送られてくる実家の犬の写真、「元気でね」と見えなくなるまで手を振って見送ってくれる祖母、写真フォルダに入った楽しい思い出。


こういうものを意識的に見つめながら、そして定期的に心を回復させながら、引き続き今日から自分にできることを淡々と行い、自分のできることを増やすための努力を尽くしていきたいと思います。



悲しい時はどうするんだ?
そうだ未来を語れ。それが生きる力だ。

イグニール『フェアリーテイル』

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