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ライフ・シフト要約~今年はどう生きたいか考える~

2022年2月現在、「まん延防止等重点措置」の真っただ中であり、アクティブに活動できていない。

一方、世の中は目まぐるしく変化をしており、取り残されている感覚がある。年齢も100年時代の約3分の2が残っており、新たな能力を獲得したいと思う。

2022年、新しいことに挑戦するためのヒントを探すべく「ライフ・シフト」を手に取った。

ライフ・シフトとは何なのか、自分なりの言葉でまとめてみたい。

1.ライフ・シフトのメインメッセージ

ライフ・シフトのメインメッセージは、①幸福の定義のシフト、②幸福への道筋のシフト、③短期視点から長期視点へのシフトだと解釈をした。

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2.なぜ、今ライフ・シフトなのか?

なぜ、今になってライフ・シフトが注目されているのだろうか?

それは、過去とは環境・前提条件が変わってきているからだろう。

特に、①寿命延長で健康に生き続ける資産(お金、経験、友人など)の重要性が増したこと、②AIの進化で必要な仕事のスキルが変化していることが大きい。

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環境変化の中、個人は変化への対応力が求められており、過去の直線的な生き方(3ステージ)では、幸福を継続できないことが問題だ。

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3.個人の戦略を考える

では、具体的に私たちは何をすれば良いのか?

本書では「個人の生き方」と「制度」に分けて述べられているが、ここでは前者について見ていきたい。

(制度に関しては、「個人が変われば、制度も追いつくよ」という印象を受けたので、著者も個人の変化優先なのかと受け取りました。)

(1)資産の定義を変える

資産と聞くと「有形資産(お金、不動産)」を思いつくが、これからは「無形資産」も蓄積することが大切だ。

お金だけでは健康を維持できない(友人からの活力も必要)、偏ったスキルと経験では労働市場で選ばれ続けない(職がないと生活も精神的にも苦しい)ためである。

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(2)資産を蓄積する

次に、資産を貯める方法だ。従来の直線的な生き方(3ステージ)ではなく、マルチステージ(色々な生き方を行ったり来たりする)ことが紹介されている。

もちろん、短期的には有形資産(収入・銀行貯蓄)がマイナスになるときも出てくる。

しかし、長期的視点へ切り替え、無形資産を蓄積し、健康で、友人に囲まれ、働き続ける力を持つことが、幸せにつながるというのだ。

ただし、我武者羅に活動しても上手くいかないので、ゴール(自分にとって幸せとは?)から逆算する発想が大事になってくる。

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(3)全体像

全体像をまとめるとこのようになる。冒頭でも書いた通り、

①自分にとっての幸福(QOL)の再定義=ゴール設定

②幸福への道筋設計(マルチステージの選択と実行、有形・無形資産の蓄積)

③短期の幸福追求から長期の幸福追求への転換

がポイントだ。

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4.ライフ・シフト実行のヒント(ライフシフト2)

しかしながら、言うは易く行うは難しである。

ライフ・シフト2はサブタイトルに「行動戦略」とあるように、行動のヒントが載っていたので、紹介をしたい。

キーワードは、①物語、②探索、③関係の3つである。

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この3つに整合性・一貫性を持たせること、ライフ・シフトの成功=個人の長期的な幸福を達成できるのだ。

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5.ライフ・シフト実行の難所

また、ライフ・シフト1、2共通で挙げられていたが、ライフ・シフト実行には自分の価値観、固定観念の変革も必要だ。

例えば、自分は変われると可能性を信じ続けること(年齢は関係なく)、マルチステージの場所によって生活スタイルを柔軟に変化させることも求められる。

さらに、家族関係も、阿吽の呼吸でなく、話し合い、役割分担を柔軟に変更する必要がある点は印象に残った。

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6.私は2022年にどう生きたいか?

最後に、ライフ・シフトを読み終えた今、改めて今年は何をしようか考えた。

①生産性資産:

・スキル・経験の棚卸(職務経歴書の更新)を半年に1回以上する

・Python、VBAの理解を深め、業務自動化の実装をする

②活力資産:

・友人と会う(パンデミックが収まることを祈る)

③変身資産:

・ジャーナリング継続。自分の価値観と向き合うべく、心の動きを感じて、書き出す。

充実した1年となるように、1歩1歩進んでいきたい。



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