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ペンディングトレインに見た「その奥」

昨日最終回を迎えた金曜ドラマ
「ペンディングトレインー8時23分、明日君と」

【あらすじ】

8時23分、いつもと変わらない朝。
都心へと向かう電車では、SNSを
チェックしたり、動画を見たりと、
ほとんどの乗客がスマートフォンを
見ていた。昨日と同じ昨日を迎える、
誰もがそう思っていた。しかし、
突如として都心へ向かう電車の一両が
荒廃した未来にワープしてしまう。

SNSはおろかスマートフォン自体
役に立たない世界に突然放り出された
乗客たち。偶然か運命か乗り合わせた
乗客たちによる、生き抜くための
サバイバル生活が幕を開ける。

ペンディングトレインホームページから抜粋

このnoteを書こうと決めてから、
かれこれ2時間くらい、文字を打っては
消してを繰り返している。
書きたいことがあまりにも多すぎる。

まず、最終話のラストにモヤモヤが
残らなかったかといえば嘘になる。

間宮祥太朗演じる蓮見が安堵したような
顔でソファに倒れ込んだことから、
「隕石は逸れた」とも思える。

だけど、杉本哲太演じる田中が残った
未来に、藤原丈一郎演じる米ちゃんの
手紙が届いていたということは、
「防げなかった」とも受け取れる。

でも、防げていなくても直哉たちは
助かる場所に逃げたわけだから、
「みんなは助かった」とも考えられる。

どの可能性も残すラストを見て
こんなツイートをしたくらいには
スッキリしていなかった。

その後の展開の解釈を視聴者に任せる
「余白ラスト」(勝手に呼んでる)は、
正直そんなに好きではない。
だけど、ペンディングトレインは
最終回視聴後も「良いドラマだった」が
感想として残った。「余白ラスト」にも
勝てるほどの魅力は何なのか
自分なりに考えてみた。


【現実×非現実のバランス】

山田裕貴のGP帯初主演。熱い演技と
作品に誇りを持つ姿勢が印象的な
俳優だからこそ絶対に当たって欲しい
ドラマ。その内容が〈タイムリープ〉。
最初にあらすじを見た時は、
「このドラマ賭けだな…」と思った。
タイムリープものは現実味に欠ける。
自分に置き換えて考えてしまう
ドラマほど人気が高い印象がある中で
「タイムリープか~!」と正直勝手に
不安になった。

だけど、その不安は1話目にしてすぐに
杞憂だったと思わされた。
何なら勝手に不安になっていたことが
恥ずかしくなるほどだった。

現実味のない〈タイムリープ〉に
登場人物たちの〈リアルな境遇〉が
見事にはまっていたからだ。
現代だろうが、荒廃した未来だろうが、
心にある苦しさや弱さは消えない。

でも登場人物たちは、荒廃した未来に
来たからこそ、強がることで蓋をしてた
自分の弱さと向き合って、本当の意味で
強くなっていく。その姿に自分を重ねて
心が打たれたのだと思う。
懸念していたはずの非現実的な設定に
私はむしろ感情を引き立てられた。
本当TBS様には一生勝てないなと思った。
何の闘いか分からないけど。

何より、それを表現したのが9話だ。
キャスト陣が好きな回を聞かれて、
軒並み挙がっていたのが9話だった。

ようやく戻ってこれたと思ったのに、
伝えたいことはあしらわれて誰にも
届かない。表面しか見てもらえない。
戻れたはずなのに幸せじゃない。

現代編くるしいな…と思っていたのも
束の間、直哉たちが絶望した現代は、
私が生きている今だと気付かされる。
自分の尺度でしか物を見ないで、
一部分だけ切り取って人を判断して、
勝手に解釈をして、分かろうとしない。
「あれ…?これ全然今もあるじゃん」と
思った瞬間、急に他人事じゃなくなった。

山田裕貴のオールナイトニッポンXで、

「プロデューサーさんと、このドラマが
 伝わらないんだったら、人間諦める、
 人類諦めるって話してました」

と言っていたくらい、このドラマには
色んな想いが詰まっている。
非現実的なタイムリープで未来を見た
直哉たちの視点から描くからこそ
気付かされるものがある。
この構成の凄さよ…伝わるかね…
ビラを撒いて歩きたいくらいだよ。
TBSさんには勝てないわ。
何の闘いか本当に分からないけど。

【いるけどいない主人公】

撮影期間におこなったインスタライブで
山田裕貴がこんなことを言っていた。

「直哉は主人公っぽくない。
 普通なら優斗が主人公だと思う。」

確かに直哉は主人公っぽくない。
普通なら優斗みたいに
「俺がみんなを助ける!」みたいな
正義感溢れる人物が主人公だと思う。

でも、直哉は違う。鼓舞するどころか
「戻れると思ってない」
「戻れたからって幸せとは限らない」
って平然と言ってしまう。

でも、私はその後に続いた山田裕貴の

「生きてたら辛いじゃん。
 でも生きてる限りみんな主人公だから」

って言葉がペンディングトレインという
ドラマの核だと思っている。

主人公は直哉だけど直哉だけじゃない。
だからこそ、各回に別の登場人物が
フィーチャーされていたように思う。
個々のキャラクターの魅力は次の項目に
ふんだんに盛り込むつもりだけど、
それぞれに抱えているものがあって、
一面だけを見れば悪でも、
全面を見れば正義にも見える。

このドラマが描きたかったのは、
そういう一部分じゃ分からない
人間の姿なんじゃないかなと
思ったりした。

【台詞で伝わる関係性】

ペンディングトレインの最大の魅力は
台詞と俳優陣の表現力の親和性です!
これは、誰が何と言おうがそう!!
自分も忘れたくないからこそ、
関係性別の好きな台詞をまとめたい。

先に言っておくと、この章は多分長い。
もうこの時点で長いし、ここまで
読んでくれた時点で有り難すぎるけど、
この章は多分、いや絶対に長くなる。
でも、出来れば見て欲しい。
辛いときに救い出してくれる言葉が
きっと1つは見つかると思う。

《直哉×優斗》

「そんなに責めるなよ、自分を。
 やれるだけやって来て立派だよ」

ペンディングトレイン第3話

これは第3話、弟の達哉が捕まってから
ずっと自分を責め続けてきた直哉に
優斗がかけた言葉。彼氏がコロコロと
変わる母親に振り回されてきて、
自分が達哉を幸せにしようと家を出て、
バイトして生活支えて、勉強してやっと
資格を手にして美容師になったのに、
達哉は道を外れた。達哉のために
やれるだけやってきたはずのに、
何でこうなった?どうしたら救えた?
ずっと1人で自分を責め続けてきた
直哉が初めて肯定してもらえた言葉。

「1人で背負うな。俺らで、やってくんだよ」

ペンディングトレイン第4話

これは第4話、現状を変えたいけど、
結果が出ず行き詰まっている優斗に
直哉がかけた言葉。自分の見栄のせいで
先輩が重傷を負ったことを抱え続けて、
その償いに、多くの人を助けるって
約束を果たさないと、役に立たないとって
先走ってしまう優斗の気持ちを救う言葉。

最終話で直哉が言っていた

「溺れた奴にしか分からない気持ちも
 あるからさ」

って台詞で確信したけど、この言葉は、
それぞれ直哉と優斗がずっと誰かに
掛けて欲しかった言葉なんだと思う。

そして、優斗を救いにきた直哉が掛けた
言葉がこの2つの台詞を結ぶ終着点だ。

助けられてきたよ、
本当はずっと…助けられてきたよ。
わかってるよ、本当は助けられてきたんだよ。
何度も何度も。
お前みたいな奴がいるからこの世界も悪くない。
だから一緒に行こう、生きよう!
何があっても!!

ペンディングトレイン第10話

お互いを救い上げられるこの2人が
出会えてよかった。文句を言いながら、
きっと上手くバランスを取って、
何だかんだ一緒にいるんだろうなと
感じさせるこの台詞がすごく染みた。


《直哉×紗枝》

よく頑張った

ペンディングトレイン第6話

これは第6話、5号車から逃げてきた
紗枝に直哉がかけた言葉。
たった6文字の中に、1人でここまで
逃げてこさせたことへの申し訳なさ、
助けられなかった悔しさが詰まってて
山田裕貴の表現力を見せつけられた
最高の台詞だった。

さらに、その後のシーンで直哉が
優斗にこんな言葉を掛ける。

わかってないな。
なんであいつが頑張れてるか。
お前だよ。気付いてやれよ。

ペンディングトレイン第6話

このシーンが続いたことで、
「紗枝が助けて欲しかったのは多分
 自分じゃない」という切なさまで
上乗せされてくる。

もっと言えば、第8話。
直哉が現代には戻らないと決め込み
紗枝にこんな言葉を掛けた。

俺は誰も信じれなかった。
信じてこなかった。
でも今は、ちょっとだけ
信じられるかもって思ってる。
会えてよかった。

ペンディングトレイン第8話

この2つのシーンで共通しているのは、
直哉がブレーキをかけるところ。
普通の恋愛ドラマならきっと、
「よく頑張った」と言いながら紗枝を
抱き寄せたはず。現代に帰らないと
決めて、この言葉をかけたときも、
直哉は紗枝の涙を拭おうと伸ばした
手をおろして、強く背中を押すだけに
とどめた。この行動の意味がそのまま
言葉に現れたのが、第7話のこの台詞。

期待しても裏切られる。
だったら最初から1人でいい。
期待なんかしなきゃいい。
誰にも何にも期待しない。
それが逃げてる?それが俺なんだよ。

ペンディングトレイン第7話

ヘタに紗枝に手を伸ばしてしまえば
自分が期待をしてしまうから。
裏切られることに耐えられないから。
それなら最初から近付きたくない。
本当はよく頑張ったと抱きしめたいけど
手を伸ばすのが怖い。
その気持ちが8話でも続いていたから、
涙を拭うこともせずに、背中を押した。

そんな直哉に対して紗枝は、
何のためらいもなく直哉を抱きしめた。

第9話でもそうだ。直哉は突き放そうと
「俺はもうあんたのことなんて忘れた」
って言ったにもかかわらず、最終話で
再会できたとき紗枝は「やっと会えた」
と直哉を見て微笑みながら言った。

その真っ直ぐさこそが、
直哉がこれ以上近付きたくないと思う
理由だし、同時に惹かれてしまう
理由でもあったんだと思う。

だからこそ最後の紗枝の、

ずっと願ってました。
萱島さんにとってここが少しでも
居心地の良い場所でありますようにって。
生きたいって思える場所に。

ペンディングトレイン第10話

って言葉が響いた直哉が殻を破り、

おかげで居心地よくなったよ。

ペンディングトレイン第10話

と頬に触れておでこをぶつけたシーンに
より一層深みが出たんだと思う。
深みと同時に「おおお…」って声も出た。

本当は、尊敬しかないと言った紗枝に
優斗が突然投げつけた剛速球ボール

尊敬だけ?

ペンディングトレイン第8話

の台詞にも触れたいところだけど、
それはまた別の機会に。
(ねっとりした言い方にならないように
 練習してた赤楚くん、めちゃめちゃ
 萌歌ちゃんにいじられたらしい。)


《萱島兄弟》

何を隠そう私は山田裕貴と池田優斗の
共演がすごく好きだ。
「ここは今から倫理です。」や
「青のSP」など山田裕貴と池田優斗は
共演がかなり多い。池田優斗くんは
山田裕貴のグッズパーカーを着用して
Instagramにアップしたりもしている。
役者としてのキャリアが長いから、
元々安定感がすごいけど、山田裕貴との
共演を見る度に、どんどん頼もしくなる
池田優斗くんの演技が本当に好きで、
兄弟役だと知ったときは歓喜だった。
そんな関係性の2人だからこそ、
作れた雰囲気が直哉と達哉にはあった。

1話目で、直哉が泣きながら言った台詞。

やれるだけやってきたろ。
なんで俺だけ…。
やっても、やっても、いくらやっても。
なんだよここ…。なんでこんな所で…。
どうしたら助けてやれんだよ…。

ペンディングトレイン第1話

作中、戻りたいと話す優斗に対して、
「俺のことなんか忘れて笑ってて欲しい」
と直哉は言っていたから薄らいでいたけど、
第1話からずっと直哉が達哉を助けたいと
思っていたことはこの台詞からよく分かる。

同時に、このシーンで流れるまで、
すごく良い曲だけど、このドラマにどう
カットインするのか分からなかった
主題歌がバシーン!!とハマった感動で
何かアドレナリンとかが出た気がする。

きっと物語中盤で、直哉が和真に
「何1人でこそこそやってんの」
「すげえじゃん」
「おい、高校生?お前も飲んでこいよ」
って声掛けをしたのはきっと達哉の姿を
重ねていたから何じゃないかとも思う。

対して、釈放された達哉は直哉が
事故に巻き込まれたことを知り、

何だよこれ…まだ死んでねえだろ。
何モタモタしてんだ早く探せよ!!

ペンディングトレイン第1話

と置いてあった献花を投げつける。
家族への説明会でも、

遺体って…でる訳ねえだろそんなの!
決めつけるようなこと言ってんじゃねえぞ!

ペンディングトレイン第3話

と用紙を投げつけるシーンがあった。
直哉に会いたい気持ちを、
怒りでしか表現できない達哉の不器用さを
器用に表現する池田優斗くんの演技には
心をグッと掴まれた。


そんな2人の感情がリンクするのが第3話。
優斗が「やれるだけやって来て、立派だよ」
と言葉を掛けたシーンで直哉が零した言葉。

どうしてっかなあいつ
ちゃんと飯食ってるのかな
会いてぇな…会って謝りたい…

ペンディングトレイン第3話

直哉がこの言葉を言ったとき、達哉もまた
ラーメン屋にいる家族を見て、幼い頃の
自分と直哉を重ねて涙を流す。
2人の「強がり」と「会いたい気持ち」の
リンクがあまりに切実に描かれすぎていて
このシーンはドラマを通しても1、2を争う
好きなシーンだ。山田裕貴と池田優斗の
演技力と表現力のぶつかり合いにもう
上手く言葉が出なかった。


直哉が達哉のことを語る台詞で印象に
残っているのが、優斗と紗枝に一緒に
戻ろうと説得されるシーンでの一言。

会ってもどう接したら良いか分からない
今さら傍にいても何をしてあげられるの?

ペンディングトレイン第8話

他のドラマの主人公なら言わないだろう
核心をついたこの台詞。
達哉を助けようと思って親元離れて、
必死に勉強して、美容師になって、
その結果達哉が捕まった直哉からしたら
「どうやって助けられんの」って
思うのは当然で、精一杯やった結果が
現状だからこそ、戻れたからって
どう接して良いのか分からないのは
当たり前のことで。綺麗事じゃなく
それを描くこのドラマが、脚本が凄く
好きだなと思った。


達哉の台詞で1番好きなのは、
やっぱり最終回の台詞だった。

来るよね…兄ちゃん。
俺は…今まで幸せだった。
兄ちゃんにとって辛い過去でも
俺はずっと幸せだった。
兄ちゃんが傍にいたから、今も…
だから何も怖くない

ペンディングトレイン第10話

これはきっと達哉がずっと言いたかった
言葉なんだと思う。負い目とか罪悪感で
言えなかった気持ちが、未来がないかも
と思ったことで伝えられたんだろう。
その想いに対して、「彼女を守れよ」
とだけ返した直哉は最高に格好いい
お兄ちゃんだった。

これまたインスタライブで山田裕貴が

「直哉は戻れても戻れなくても
 どっちでも良いと思ってると思う。
 達哉のことがなければ」

と話していた。
全体を通してもそれが伝わってきた。
田中に鞄を盗まれて怒ったのは、
盗んだことに対してではなくて、
達哉のために頑張った日々や、
達哉と自分を繋ぐ唯一の商売道具を
奪われたからだと思う。

直哉の思考の先にはいつも達哉がいて、
達哉の思考の先にはいつも直哉がいた。
その2人の想いを絶妙に表現してくれた
山田裕貴と池田優斗が大好きだ。


《玲奈》

私はここでいい。
ここが私の居場所。
1人って最強だから!

ペンディングトレイン第6話

居場所がなくて、本当の自分を見て
もらえないと心を閉ざしている玲奈が
ここで生きていくと宣言した台詞。

「絶対後悔なんかしない」と
言っていたけど、後悔を抱えて1人
人知れずお風呂で涙を流していた玲奈は
多分どこか直哉に似ている。

だからこそ始まりは浮気でも、
明石が最後に選んでくれたことで
嬉しそうな表情が見られてこっちまで
嬉しくなった。最初はめちゃめちゃ
イヤな奴で絶対に好きになれないと
思っていた玲奈を、最終話には
「可愛い」と思っているんだから
古川琴音ちゃんは凄い。


《米ちゃん》

もう戦うんやめよう!
滅びて正解やったって言われんように。
せめて人が真っ当な姿見せようや。
未来でさ、戦うのやめよう

ペンディングトレイン第6話

第6話で、誰も幸せにならない5号車と
6号車の戦いを止めようと米ちゃんが
訴えかけるシーン。

皆が武器や拳で殴り合って、
傷付け合う中、1人武器を置いて、
自分が守ってきたスケッチブックと
言葉で皆の心を動かしたこのシーンは、
藤原丈一郎くんの熱演も相まって
かなり心に響いたし、実際に現場でも
スタッフさんから涙がこぼれたらしい。

現代に戻ってきて晒しあげられて、
笑いものにされている中で、
「勇気を出してくれてありがとう」と
言って貰えたのも米ちゃんの発信が
きっかけだった。このドラマの圧倒的
「善」要素。その米ちゃんを支えた
加藤の穏やかさも、井之脇海くんに
ぴたりとハマっていて素敵だった。

他にも色んな良いセリフがあったけど、
ずっと止まらなくなりそうだから
あと一つにしておこうと思う。


《萱島直哉》

あんたたちは誰の話をしてんの?
その目で、耳で、体でそいつの奥を見ろよ。
知りたかったら直接聞けよ。
何勝手に妄想してんだよ。

ペンディングトレイン第10話

最終話、好き勝手騒ぎながら直哉たちを
「正義のヒーローだ」「詐欺師だ」と
持て囃す人たちに直哉が言った言葉。

これは、山田裕貴をはじめとする
このドラマに関わったひとたちの
言葉のような気がした。

芸能界で活動していると、役とか
一部の発言が切り取られてイメージが
勝手に作られて、そこから少しでも
外れると勝手にがっかりされたり、
幻滅されたりすることが多いと思う。
「何を知ってるんだ」って気持ちに
なることは少なからずあるはずだ。

ペンディングトレインが直哉たちの姿や
言葉を通して伝えたかったのはきっと、
この「そいつの奥を見ろ」という
部分なんだと思う。

同時に、結末が余白ラストだったのも
大切なのは「未来がどうか」じゃなくて
「どう生きていくか」というところを
見せたかったからなんじゃないかと
思った。そう思えたからこそ、私の中に
残ったのは「良いドラマだった」という
感想だったのだと思う。

辛い事があったときにはきっとこの
ドラマを見返したくなると思う。
大好きなドラマがまた一つ増えた。


#くだらのドラマノート


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