見出し画像

「アトムの童」第7話で松下洸平の当て馬が見たくなり過ぎた話。

【ネタバレ注意】

アトムの童の7話。
ストーリーとしては、那由他と隼人が次のステージを見据えるようになり、「アトムの童」を辞め、シアトルに拠点を移すことに決める。そんな中、「宮沢ファミリーオフィス」に大量の株を購入され、技術を市場開放するように求められた「SAGAS」の社長興津が「アトムの童」にやって来て助けを求めた。「SAGAS」が市場開放をすれば、「アトムの童」の技術も市場に出回り、悪用される可能性がある。考えている策が上手く行けば、技術は返すという興津。皆が信用できないと拒否する中、那由他だけは興津を助けると選択するという内容。

この第7話のラストシーン。
松下洸平の演技が光りすぎてた。

「気付いてるか?取られたもん奪い返そうとしてSAGASに乗り込んでるって、昔の俺とまったく同じことやってるよ。やり方が違うって言ったのお前だよ。犠牲になるなって。」

アトムの童7話

そう語り掛けても、SAGASとアトムの技術でどんなゲームができるのかワクワクしている、シアトルに行くのが2週間遅れるだけだと平然と返す那由他。そんな那由他に声を荒げながら、目を潤ませながら思いをぶつける隼人。

お前ほんっと分かってないんだな!自分のこと!俺はお前のことをよく知ってる。一度始めたらのめり込んで、納得いくまでとことんやりたいと思う奴だよ。株主総会で見せる数十秒のデモンストレーション作るだけじゃ満足いかなくなって、完成するまで何年もSAGASでゲーム作り続けるよ!!!

…俺はティムと行く。
一応別れの挨拶だけ言っとこうと思って。

…じゃあな。

アトムの童7話

涙を浮かべながら勢いよく捲し立てた後、
諦めたような笑みを浮かべて別れを告げる。この緩急が凄すぎて、見入ってしまった。

『MIU404』第2話、父親へのトラウマから
社長を殺してしまった犯人役だった時、
父親への苛立ちと社長への懺悔や後悔が
入り混じって流した涙とも違う。

『最愛』最終話、加瀬が犯人であることに
気付いたものの、それを梨央には
隠し通すと決めた決意の涙とも違う。

松下洸平の泣きの演技の引き出しの多さに
圧倒され、見入ってしまった。
見入ってしまうと同時に、私の中に
どうしても実現して欲しい願望が溢れた、

松下洸平の当て馬が見たい!!!!!

今回のアトムの童、那由他を相棒として
どれだけ思ってるかが痛いほど伝わる演技。
恋愛ドラマの別れのシーンかと思った。

よくよく考えたら松下洸平のゴリゴリの
当て馬役ってあんまりなくない…?
こんなに表現力あるのに…?
絶対見たくない…?

広告代理店に勤めてて、同期のヒロインを
入社当時からずっと思い続けてて、
困らせたくないから良い同期のままでいて。
ヒロインが残業終えたタイミングで、
コンビニの袋ぶら下げた松下洸平が現れて。
「お疲れ。一杯どう?」とか言って、
ビニールからビール出して見せてきて。
会社だよ~?とか言いながらも2人で
オフィスで笑いながらお酒飲んで。

でも、取引先の芸能事務所所属のモデルと
ヒロインが何か良い感じになって、
ただの同期でいるのが辛くなった松下洸平に

「困らせたくないから気付かれなくていいと思ってた」
「でも俺もう隠すの無理だわ」
「ただの同期だと思ったこと一度もない」

って切なげな顔で言わせたくない???
もうさ、脳内再生余裕じゃない?
松下洸平が当て馬似合わないわけなくない?
視聴率95%くらいいけない?
お願いだからこれ関係者の方に届いて?!

もう私は松下洸平の当て馬を諦められない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?