素人、フォーゴトン・レルムへ行く

 ※タイトルからしてD&Dっぽい記事に見えますが、まだルールブックが届いてない状態でのワクワクなどを記した記事です。

 TRPGにおいて最も遊ばれているシステムは何か?
 そう問われたら私は間違いなくCoCと答える。
 では最も長く遊ばれているシステムはと問われれば、私は迷いなくD&D……ダンジョンズ&ドラゴンズと答える。


素人、プレイヤーズハンドブックを買う。

 先日とある御縁で知り合った方から、D&Dをおすすめされた。筆者はTRPGの歴こそそこそこあるものの、国産システムしか持っていない。
 それに結構値が張るのだ。しかしそれは向こうも承知だろう。そこまで言うならそれほど魅力的なのだろうと耳を傾けた。
 結果、プレイヤーズハンドブックを購入するに至りました。

 ただ気になったことが1つと、やらかしたなというのが1つ。

 気になったのは、D&Dの取扱店は契約店舗でしかないのでは?ということ。 
 今D&DはWotCから発売されている。WotCの製品と言えば、やはりMTG。これまた世界最古のTCGだ。
 MTGは販売するにあたりウィザーズからの審査?を受け、契約店にならないと販売ができない。
 筆者も以前はMTGユーザーだったため、取扱店同士の距離感がやばいなとひた走ったことがある。

 そして調べてみると、公式サイトの取扱店舗の情報が記載されている。
 MTGも同様にリストアップされており、これは裏を返せば正確に取り扱いのあるなしが公式が把握できることでもある。
 筆者の住む片田舎にはなかったため、今回は嫌々ながらもamazonを利用させて頂く運びとなった……。
 なぜ嫌々なのかはやらかした方へ続くのだが……。

 そして個人的やらかし。
 コノス様などTRPG特化のECサイト様を利用せずに買ってしまったこと。
 オンラインの取り扱いが公式サイトでamazonや楽天などしかないうえ、各種出版取次もどうやら取り扱いができなさそう=書店経由で買えなさそうということで、脳死で買ってしまった。
 TRPGに限らないが、専門店の存在は非常に大きい。筆者はどの趣味でもそう言った専門店様の力添えで豊かなオタクライフを送らせて頂いている。それゆえいつもなるべく店舗や専門店経由での購入をさせてもらっているのだが……。
 みんなも活用しよう専門店。
 来月にはモンスターマニュアルやダンジョンマスターズガイド、ザナサーあたりから購入予定なのでその際に今度こそコノス様などで購入させて頂く。

素人、システムとクラスに大変興味あり

 TRPGのプレイスタイルは様々。翻って、プレイヤーがそのシステムに何を求めるかは個々人による。
 筆者はシステムに求めるものは良質な世界観と、多様なキャラクターを表せるシステムだ。戦闘も面白いかつ分かりやすいと嬉しいけども。
 プレイヤーの望むキャラをどこまで再現でき、許容できるか。またその世界で生きるキャラを作りたいと思えるほど魅力的な世界観であるか。この2点が自分の中では大きなポイントだ。

 だがこれだけのシステムが世に出ているのが証左でもあるのだろう。中々全部が完璧!というシステムには早々巡り合えるわけではない。

 多少システムを触れてきた中で挙げるなら、マイベストは「永い後日談のネクロニカ」と「デッドラインヒーローズ」だろうか。
 ※ネクロニカはグロ表現もあるため閲覧注意

 ネクロニカは戦闘が特に好みで、当たったかどうかが簡単に判定でき、スタミナに近い概念もあるため大技を撃つと手番が遅くなるというシステムは当時あまり近いシステムがなかった(ように思う)のもあり鮮烈な衝撃だった。
 ただパーツを管理するのは不慣れな人には大変であるし、世界観が良い反面人を選ぶというのがネックでもある。
 その点、万人向けでヒロイックに!というデッドラインは自分が今まで買ったシステムの中でお気に入りかつ人に勧めやすいシステムとして最高峰のものだと思っている。 

 最近はこのランキングに「マモノスクランブル」が入ってきた。
 下方判定はあまり好みのシステムではないのだが、ここまでカジュアルにフランクにみんなで楽しいをやろうぜ!という志向性と包容力のある世界観にシステムはかなりマッチしていて良いと思っている。

 閑話休題。

 D&Dは正直、よくある剣と魔法のファンタジーということ以外世界観は知らない。
 本邦で剣と魔法のファンタジーのシステムと言えばソード・ワールドがある。あちらは割とJRPGみたいな感じがあったけど、イラストとか見てみるにやっぱ海外なんだなぁって感じが凄い。
 ドワーフ絶対SWのそれと比較して3倍くらい声デカイって。
 なんか世界観は割とその時々で変わるらしく、以前MTGのパック(エキスパンション)で発売されたフォーゴトン・レルムが今の世界観らしい。
 けど良くは知らねぇ。楽しみだ。

 マジで世界観はミリも知らないからふんわり楽しみ以外ないんだけど、むしろD&Dはまずクラスが多くて大変面白そうなのだ。
 何しろプレイヤーズハンドブックだけで見てもクラスが12種。戦士系6で魔法使い系6と充実している。
 さらにはクラスを細分化したサブクラスというのもある。プレイヤーズハンドブックだけで見ても結構あるようだ。

 キャラクターのクラスに相当する概念は、そのキャラを、ひいてはゲームシステムの根幹に関わる大事な概念だ。フレーバーでありデータでありキャラクターの志向性でもある。
 近接武器を持って戦うだけでも、いわゆる戦士相当のファイターやバーバリアン、ローグなど様々ある。これは素晴らしいことだ。

 自分がやりたいキャラが「小型のナイフを用いた奇襲を得意とするキャラ」だとして、それを表すクラスがファイターだったらどうだろう。
 斧を両手で振り回そうが、盾を構えながらタフに戦おうが、無手ながらも素早い連撃を叩きこもうが、それは全てファイターだと言われたら。
 ゲーム機を全部ファミコンorピコピコ判定するオカンじゃないんだから……となってしまう。
 TRPGとは想像力に多くをゆだねる遊びだ。その想像力の種が紋切り型だったら、ちょっと悲しいよね。

 このクラスもそれぞれ特色が合って面白い。
 魔法使いと一口に言っても、勉学で魔法を修めたウィザード、神に祈りその奇跡を魔法として行使するクレリック、妖精などと契約をし魔法を使うウォーロックなど。
 戦士系でもいわゆる戦士のファイターや、野生児とバーサーカーが組み合わさったかのようなバーバリアン、手先の器用なローグに、斥候としても名高いレンジャーなど。
 ワクワクするよねぇ。

 またクラスはキャラクターの得意分野を表現もしているらしい。
 聞いた話だが、バード(吟遊詩人)は歌での支援が得意なクラスらしい。彼らはいくつかあるステータスのうち、魅力で支援を行うらしい。
 魅力!?と最初は驚いたが、原語版のステータスはカリスマ、とのこと。他者と関わることに関する能力なのだろう。持ち前の芸能で他者を楽しませる吟遊詩人らしい。
 そしてそれは戦闘に留まらず、他者へ働きかけるのが得意ということは、説得や懐柔が得意であることも示している。
 オーソドックスなシステムではよく敏捷が命中判定に使用されるが、自分の得意な能力を用いて活躍できるのは嬉しい。

 そして中には特定の判定を特定の能力で振れるようになる特技もあるらしい。
 なんでもパラディンにその恩恵があるらしく、パラディンは前線で戦うし魅力で魔法を使うためステータスどれも欲しい!ってなるクラスだとか。
 そのパラディンが攻撃?を魅力で振れるようになるのだとかどうとか。

 またシステムで言えば、D&Dは確か判定で20面体を使うんだったか。
 海外ではD&Dが超メジャーなのもあり、このD20を使うシステムが多いんだとか。
 実際D&Dどっち買うか悩んだパグマイアとかもD20システムを搭載している。まぁOGLとかの関係もあるだろうけど。
 D20に対応能力の習熟?と各種ボーナスだったか。こっちでいう2D6+技能レベル+能力ボーナスだろうか。
 日本でいう6面体を使うシステムに近いんだろうか?
 なんでもD20がメジャーすぎてCoCもD20になったバージョンがあった気がする。
 ただD20以外にもなんか6種くらいダイスは使うらしく、どれをどれくらい揃えたらいいかわからんでござる。

 他にも有利不利という判定のシステムが面白い
 時折国産システムで見かける、「判定の際に追加でダイスを振り、どちらかを選ぶ」ヤツ。これをD&Dはシステムで実装している。
 有利を得るのは簡単じゃないらしいけど、その効果はまぁ……弱い訳ないよね。
 なんかの攻撃だったかに、相手を転倒させて、攻撃する時にこっちが有利になるというのがあるらしい。正確には転倒ではなく伏せ状態なんだとか。
 逆に不利はあまり考えたくない状況だ。2個振って弱い方を適用されてしまうストレス。シンプルに考えて単純にファンブル率が倍という。

AC(アーマークラス)という面白概念

 他でいう回避値が、アーマークラス略してACという概念で表されているらしい。ただ、たぶん回避っていうより、冒険者として戦闘において以下に攻撃をいなせるかの表現なのだろう。
 他ゲーでは防具の類はダメージを軽減する装備品というのが大半だが、D&Dでは防具類を身につけてもこのAC、つまり回避が上がる。
 防具が固いからより一層攻撃が通らなくなる感じなのだろう。

 通常、TRPGで回避は一定以上は難しい印象がある。回避する系よりも防御系キャラにしたほうが生存能力は分かりやすく向上するし。
 っていう中で重装キャラも身軽キャラもこのACという概念なのは面白い。

独特の魔法システム

 普通魔法はMPを消費して使うものだけど、D&Dの魔法はダークソウルシリーズに近いぽい。
 D&DにMPはなく、魔法スロットという魔法専用の装備枠に魔法を当てはめる感じらしい。魔法スロットの数=撃てる数であり種類。
 それで魔法は撃ちきるととしばらく使えなくなる
 魔法の回復手段は休憩らしい。つまりかがり火でかがれっていうことでOK?

 そんで、休憩には1時間休憩する小休憩と、8時間休憩する大休憩があるとか。
 8時間て、睡眠なのかな。
 このスロットの数、回復方法などなどで差別化が図られているらしい。面白い。
 魔法使いが魔法を使うと必然的に休憩を挟むため、ゲーム内では結構時間をかけてダンジョン探索とかするのかな。
 

ちょっとこわみなのは戦闘のフィート管理

 今でも忘れられないのは初めてのTRPGにしてマスタリング経験。SW2.0時代に、ちゃんとメートル管理をしてプレイを使用としたとき。あまりに難しすぎて過去最悪のセッションとなった。
 だから2.5で基本戦闘が実装された時めっちゃうれしかったんだけど、D&Dの簡易戦闘的なシステムってあるんだろうか。
 たぶんないんだろうなぁ。
 ゆるくやるしかないとはいえ、あのトラウマと向かう時がきたのかもしれない。
 射程、移動できる距離もそうだし、移動する向きによっては横向きっていう状態になって射撃攻撃が当たりにくいルールがあるとかないとか。
 まがりなりにも十数年マスターやってきたんだ、やってやれねぇことはねぇけど管理しやすく改変しないと。

結局ダイスは何を何個揃えたらいいんだ…

 とりあえず20面体いくつかそろえるとして、どっからどこまでいるのか分かんねぇ。
 D&Dか分からないけどD20システムでダメージ1D4+nみたいなの見た気がするし、ものによっては10面体や12面体も使うだろう。ダイスセットとか買うべきなのか…?

結論、届くの楽しみ~

 勢いに全部任せて適当な文章書きまくったけど結局のところD&D届くの楽しみ待ちきれねぇ!以上です。
 もしD&Dご興味がある方や詳しい方いればぜひご一緒してぇぜ。


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