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久高島ツアー久高島に三叉路しかない理由が神がかっていた|第4話

久高島公認ガイド、内間千賀子さんによるツアーVol.1

久高島ツアー①久高島には三叉路しかない。

2023年1月11日。行きのフェリーで隣の隣に座ってた、霊能者みたいだなと思った女性がガイドさんの内間さんだった(第3話)ツアーは3時間コース。参加者は他2人岡山から来られた女性と3人。その岡山の女性も2人とも一人旅で、一緒に来られたわけではないけども、住んでいるところがすぐ近くという偶然だった。他のガイドさんによると、そういうことがよくあるらしい。確かに、翌月再来島した際、他のガイドさんのツアーで回ったが、参加者の方と私の住まいがすぐ近くだった。

車に乗り込み、時速20キロで走る。

内間さん「走ってて何か気づくことはありませんか?」

私「信号がないってことですか?」
ドヤ顔で答える。個人的に、信号がない島が大好きなのだ。

内間さん「信号もないし警察もいません。ですが、それではありません。見て頂くと三叉路しかないことに気づいていただけるはずです。」

3と7という数字に数秘的な意味があり、久高島は昔からそれらの数字を崇拝してきた。だから道は三叉路しかなく、7という数字に関しては、太陽・月・火などの7つの神様や、神行事の前に7つの井戸を回るなどのしきたりがある。

↓郵便局から内間商店までの30秒の動画でも、三叉路を確認して頂けるだろう。

外間殿 7つの神様が祀ってある

出だしから驚いた。信号がない島は経験した。信号がない小浜島で人生初めての原付を走らせ、自由と解放感に感動した。だけどここは、信号がないだけではない。

三叉路しかない理由が神がかっている…

久高島ツアー②久高島に来たらここでご挨拶、大君口・君泊

久高島公式サイトより

最初に車を停め内間さんが案内されたのが、大君口・君泊(うぷちんぐち・ちみんとゅまい)理由は忘れてしまったが、わざと普通には読めないような読み方にされるそうだ。琉球王国の国王と、琉球王国の最高神女・聞得大君が来島された時に使われていた港だ。彼らは木の船で命がけでこの島に祈りに来ていた。

この木が鳥居の役割をし、島の神聖な入り口となっている。

向こうに見えるのが本島。斎場御嶽周辺。

「ここで来島の挨拶をします。あなたたちは立ったままでいいです。」

とおっしゃると、日傘を置き、そこに膝を乗せ膝で立ち胸の前で手をこすり合わせながら、神歌のようなものを歌いお祈りされた。

「めっちゃ雰囲気出してくるやん…」初っ端から圧倒された。

「感じる人は、ここで強いエネルギーを感じたり、足がビリビリする人がいます。」

言われんと気づかんような場所やし、私は何も感じんかったな。そう思いながら車に乗り込んだ。

久高島ツアー③久高島の五穀豊穣の祖、ハタス

久高島公式サイトより
今木の説明書きは撤去されている

漢字で書くと畑の巣で畑巣。つまり女性の子宮を示している。育てて産み出す場所。神話では、イシキ浜で拾った白い壺の中にあった種のうち、粟と麦を植えた場所とされている。向かいの畑では本島から来られた人がビジネスで麦を作っている、と説明された。

土にも神様がいてみんなと共有するものだという考えのもと、このような神聖な場所では人工的なものをできるだけ作らない、できるだけ古代のまま維持するというルールがある。だが、その本島の方が倉庫のようなものを作り、それにあまり納得がいかない様子だった。

土の専門家の方が来られた時、こんなにいい土は滅多にない。内間さん、ぜひ維持してください、と感動されたくらい良質な土がそこにはある。

ここで内間さんが呼吸法を教えてくださり、心を落ち着かせてお祈りする。すると、それまで曇っていた空に太陽が顔をのぞかせた。

「ほら、太陽が出てきたね。島には何にもないけど、何にもないがゆえに自然の力や目に見えない世界を感じれるようになる。例えば、あの時あれが起こった時の太陽だと思ったら、少し時間が経って同じようなことが起こったりする。そこには時間差があるから気づかない人も多い。けれど、そんな自然を通した不思議なことがたくさんあった。」

その時の太陽

「神様からの言葉はほんの一瞬、1秒もない。現代社会で、これやってあれやって、いろいろ忙しいとそれが聞こえないのよね。」

その時見た太陽は大きくて白くて強すぎず、包み込むような穏やかさがあった。まるで母性愛のように。内間さんの言葉にだんだん引き込まれていった。

久高島公認ガイドによるツアー申し込みはこちら

(内間さんのツアーが続く)

#久高島 #不思議体験 #神様 #直感に従う











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