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神戸通訳ツアーを開催しました!

2022年3月22日。今日は通訳勉強会による神戸通訳ツアーを開催しました!神戸通訳ツアー?何それ?っていう感じですよね。これは通訳を勉強する学生が集まって、英語/日本語/スペイン語で神戸をガイドし、他のメンバーが通訳しながら神戸の街を堪能するという企画です。

まずはその様子をFacebook Liveで配信いただきましたので、ご覧ください。配信してくださったのは、学校で先生をしている岩田慶子さんです。この場を借りてお礼申し上げます!

5:21からは神戸の有名珈琲店、にしむら珈琲を日本語から英語に通訳、そして24:25からは神戸の概要について英語から日本語に通訳しています。

尾崎 僚大さん(神戸外大ISGメンバー)もご一緒してくださいました。タグ付け(メンション?)させていただきます。ありがとうございました!!

Posted by Keiko Iwata on Monday, March 21, 2022

いかがでしょうか?もちろん大学生の通訳なので至らない点もまだまだあるかと思いますが、彼らなりに一生懸命練習をしてきたのを私は知っています。今日は生憎の雨でメモが濡れたり傘に手が塞がってしまうなど、通訳環境はかなり悪いものでしたが、学生は最後まで諦めず、通訳をやり通してくれました!

今回の通訳ツアーは以下のルートで回りました。
JR三宮駅→北野→異人館→昼休憩→南京町→メリケンパーク→震災メモリアルパーク→終了!

まずJR三宮駅からシティーループという(ちょっと高級感のある)路線バスに乗り、北野坂まで向かいます。そこで降車し、最初の通訳ポイントで先程のコーヒー通訳をしました。ガイド担当は次期副部長です。

にしむら珈琲店通訳チーム!

にしむら珈琲を後にし、次は神戸の概要について私が英語でガイドしました。神戸の位置、人口、日本三大夜景、神戸で始まった日本初5選、神戸の産業(ケミカルシューズ、真珠、日本酒など)、神戸の歴史、そして阪神大震災など、表面的ですが一通り説明させていただきました。

このライブ配信では一時7名ほどが視聴してくださっていたようで、平日の午前という時間帯を考えると私としては十分すぎるほどの人数でした。改めてご視聴くださった皆さん、ありがとうございました!

さて、ライブ配信という緊張感あふれるイベントも無事終了し、岩田先生にご挨拶をした後は、異人館エリアに向かいます。ここでは通訳勉強会の次期部長が、異人館のうちベンの家と洋館長屋(ようかんながや)の説明を英語でしてくれました。男子メンバーが傘をさしてあげるというナイスプレー。

男子の足組みがジェントルマン?右側の男子も大変そうな姿勢(汗)

異人館の後は少し早い昼休憩です。11時過ぎに終了し、13時に南京町で再開です。勉強会の部員は三つほどのグループに分かれ、密を避けて各々ランチに行きました。私は次期副部長とガラガラのラーメン屋に。そこでFacebook Liveの配信を早速見てニヤニヤしていました(笑)。

気持ちも新たに、13:00に南京町で合流しました。比較的人の少ない海栄門(かいえいもん)で通訳開始です。ここからは2年生の男子学生から南京町について、英語で解説してもらい、部員が日本語に訳していきます。

落書きシャッターの前で通訳。通行人から少し変な目で見られました(笑)。

ここの通訳パートが思ったより早く終わったので、13:18のシティループに乗車できるよう、バス停までやや駆け足で向かいます。「こういうのもツアーだよ!」なんて最年長の私は子どもみたいにはしゃいでいるのでした。

バスに乗ってメリケンパークに到着!ここからは男子部員が3名、連続でガイドします。ここが通訳ツアーのクライマックスですね。

まずは異人館でジェントルマンの役を買って出てくれた男子部員による、ヴィッセル神戸というサッカーチームについて英語の解説。少しなれないスポーツ界の話に戸惑いながらも、みんな頑張って訳していました。

ヴィッセル神戸の通訳。また雨が降ってきて大変通訳しづらい環境に。

残りは二人のガイドを残すのみとなりました。しかしあまりの寒さに通訳を続けるのが厳しいのではないかと思い、一度休憩を挟みました。間にホットドリンクを差し入れして元気を出してもらいます。

もう後少し!頑張ろう。

次のプレゼンは、なんとスペイン語です!スペイン語から英語に通訳して、その後英語から日本語に通訳するという、リレー通訳に挑戦してみました!

左端の男子がスペイン語、隣の男子が英語に訳し、
他の部員が交代で日本語へ訳していきます。

リレー通訳では英語に訳す人が鍵です。ここが不安定だと後の日本語も崩れてしまうので責任重大ですが、テンポよく英訳してくれました。

そして最後は私。英語と日本語を交えて阪神大震災について実体験を語りました。

実はこの場面には写真がありません。というのも部員全員が通訳に当たっており、かつ私の本気の英語・日本語だったので誰も写真を撮る余裕がなかったのかもしれません(ごめんね)。

実は神戸通訳ツアーの狙いはここにあります。通訳技術を磨くというのはもちろん、震災を未経験の世代に少しでも震災について知ってほしいという気持ちで、これまで何度も大学生に向けて語りかけてきました。

震災について人の話を聞くだけでもとても意義のあることだと思います。一方でその話を別の言語で表現しようとすること、そしてそれを実際に言葉に出すこと。声に出してはじめて実感する震災の事実というのもあると思います。それを学生に感じてもらえたらと思って毎回やっています。

そして私の高速英語に打ち勝って、14:40頃、通訳ツアーが無事終了しました!思い返せば朝からここまでずっと、通訳、通訳、そして通訳。緊張から解放された学生の感動もひとしおです。

最後は記念写真。BE KOBEモニュメントを背景に、思い出の一枚となりました。この時だけマスクを外しました。

みんないい笑顔!よくがんばったね。

こうして2022年通訳勉強会の神戸通訳ツアー全旅程が終了しました。学生においては、初めて通訳ツアーに参加する人が大半でしたので、参加前は大きな不安があったと思います。ですが今日をきっかけに、また通訳者として一つ成長できたのではないかと思っています。

皆さん、お疲れ様でした!次回は雨が降りませんように・・・。


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