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恋するAIメタバース『職業コンビニ店員ときおり妖怪討伐者』

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ラノベ『恋するAIメタバース・職業コンビニ店員ときおり妖怪討伐者』 あらすじ 主人公尊は、同じコンビニで働くヒロインの神城に好意を抱いていた。 しかし高校中退した自分は社会の底辺…
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ラノベ『恋するAI・メタバース』第1話  9分間のコンビニデート

副題 職業コンビニ店員ときおり妖怪討伐者 *全36話約13万文字 あらすじ主人公尊は、同じコ…

第2話 コンビニ店員の社長と秘書

「おはようございます」  午後十時ごろになると、もう一人のバイト店員がやってくる。  河…

第3話 トイレから異世界へ

「じゃあ、トイレにいきましょう」  河原崎は、コンビニ店内のトイレを指さした。 「えっ、…

第4話 討伐者と同時進行世界

「汝、現世をやり直したいのか?」  何のためにここに連れられた来たのか尊は思い出した。 …

第5話 ネコ耳少女と職業選択とメタバース

 そこは廊下だった。  部屋の一室というよりも、六畳の離れの中にいたことになる。  そこか…

第6話 割に合わない依頼

 ホールケーキのようなこの黄泉世界は、それぞれ異なった神の領域で、ショートケーキのように…

第7話 ろくろ首と二人の討伐者

「五層の境界域まであと20メートルぐらいかな」  春香が木の陰に身をひそめながら言った。  第六層で隊から逸れてしまった二人は、この階層の妖怪、ろくろ首から隠れながら少しずつ第五層へと後退していた。 「そうだな。あいつをかわせば、行けそうだ」  二級結界術師の疾風が同意した。  春香がこの世界に引き入れた同級生だ。  境界域とは層と層との境目のそれぞれの妖気が混在する場所だ。  妖気の濃度の濃さが違うため、この混在域は見通すことができない。  逆にいうと、先が見通せな

第8話 気やすく触るな!

 尊は第五層にいた。  妖気の濃度が濃くなり、先が見えなくなってきた。  ようやく五層と六…

第9話 回復術師のソロプレイ

 境界域は妖怪が来ない分安全域ではあるが、視界がきかない。  だからあまり長くいるような…

第10話 オアシスとど真ん中のストレート

 三人は、五、六層境界域を抜け、中央討伐者道に出た。  次のオアシスまでの距離は2時間ほ…

第11話 ぼっちと屋上飯

 疾風は弁当を取りに教室に戻ってきた。 「ねえ、どこ行ってたの?」  カバンから弁当を取…

第12話 早朝の異変

 疾風の話を聞いて、尊はとてもかなわないと思った。  春香ちゃんを守りたいという思いの強…

第13話 白狐少女の死闘 前編

 オアシスから迷宮森に出て20メートル程進むと、  犬のうなりのような声と、若い女性の声が…

第14話 白狐少女の死闘 後編

「よし、一頭殲滅、あと五頭! 全殲滅まであと一歩だ、気合を入れろ!」  再びアコが隊を鼓舞する。  尊も一緒に「おーっ!」と呼応した。 (なんか盛り上がってきた!)  やっぱり討伐隊長の指揮力ってのは重要だと感じる。  アコがいなかったら、この隊も全滅していたんじゃないだろうかと想像する。  あの時、こんな討伐隊長がいたら、マナさんは今も生きてたかもしれない……。  尊は過去のトラウマを思いだして、『消えろ』と頭の中に沸いた映像を直ぐ打ち消した。 (今はそんなこと考