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販売チャネルの分類とどのチャネルにも効果的なマーケティングのやり方をご紹介!


商品を販売する際には、様々な方法がありますね。
この商品はどのような販売方法が最適なのか?
どのような方法をとれば販売促進されるのか?
このように悩まれている方も多いのではないかと思います。

今回は、商品を販売する際のチャネルを3つ挙げ、それぞれの特徴や課題を解説していきます。そして、各チャネルの課題を一挙に解決できる、新しいマーケティング手法である、多馬力マーケティングについてご紹介していきたいと思います!

名称未設定のデザイン (1)


商品の販売チャネルは、ネット販売・店舗販売・メディア戦略の3つに分けることができます。
まずは、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

①ネット販売

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ECサイトを利用した販売方法です。

知名度の低い商品をネット販売を行う上で知っておかなければならないことは、広告を打たなければ消費者が販売ページにたどり着くことがないということです。
つまり、広告を使用しないと、消費者に知ってもらうことができないのです。

以前の記事でも記載した通り、現代は数えきれないほどの商品が存在します。その中からネット検索によって消費者の画面に表示されるには、広告の使用が不可欠なのです。

知名度の高い商品であれば、その商品名で検索をかけるため、広告を使用していなくても消費者へリーチすることができます。しかし、そうでなければ広告を使用して上位表示しないと認知してもらう段階にすら到達できません。

また、化粧品や健康食品などのようなコモディティ化(一般化)した商品は競争率が高く、資本力のある大手企業が参入しているため、広告費が高騰しがちというのが現状です。

そのため、広告の目的・目標を明確にし、コストと広告効果を見極めて最善の手段を選択する必要があります。

しかし、一口にネット広告と言ってもいろいろな種類があるので、それぞれの概要を知っておくことが必要です。簡単に記載しておきます。

純広告
 特定のメディアの枠を買い取って掲載する広告
リスティング広告
 検索エンジンで検索したキーワードに連動して掲載される広告
SNS広告
 LINEやTwitterなどのSNSで使われる広告
動画広告
 動画サイトで、再生前や再生途中で流れる広告
メール広告
 メルマガのヘッダー・フッターに載せる広告
アフィリエイト広告
 掲載した広告から販売につながった際に費用が発生する成果報酬型の広告
DSP広告
 狙いたい属性のターゲットに対してリアルタイムで掲載される広告
ネイティブ広告
 SNSやニュースなどで記事に交じって自然な形で表示される記事広告
アドネットワーク
 Webやアプリなどの媒体を多数束ねて配信するネットワーク

いくつかよく使われているものを上げました。広告は種類が多く、次々と新しいものが出てくるため、適宜情報を集めることが大切です!


②店舗販売

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商品を店舗に陳列して販売する方法です。
ネット販売と異なり、実際に見たり試すことができる点販売スタッフのアドバイスを聞いてから購入を決められる点が良いですよね。化粧品や健康食品は自分に合っているかを確かめてから購入したいという消費者も多いため、店舗販売の割合も高いです。

しかし、現代はネット販売の規模も拡大しているため、その場で簡単に他の商品との比較ができてしまいます。

「この商品気になるな!でも他にもっといいのがあるかもしれない。ネットで調べてみよう。」

となるわけです。

そのため、ネット検索されることを想定して販売戦略を考える必要があります。

③メディア戦略

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テレビ・ラジオ・雑誌などのメディアから取材を受けて、番組や記事で紹介してもらう方法です。

「話題の商品」「お役立ち商品」のように宣伝してもらえるので、効果が大きく、認知度の大幅アップが望めます。

しかし、そう簡単に紹介してもらえるものでもないですし、こちらからの依頼となれば高額な依頼料が必要になるかもしれません。

依頼を受けてもらいやすくするコツは、メディア側に商品を宣伝することによるメリットを作ることです。
メディア側は視聴者や読者を増やしたいため、それを叶えられるように、ニュースバリューがあるものであることを伝えると良いです。

具体的には、

◆新奇性のある物
◆有用性のある物
◆シーズナリティがある物

このような点を意識すると良いでしょう。


以上、各販売方法の特徴について解説しました。
それぞれの販売方法に課題がありますが、それを一気に解消する方法があります!
それが「多馬力マーケティング」です!


多馬力マーケティングとは???

多くの企業では、何か一つの打ち手を打ち、その効果を計測していく手法をとっていることが多いと思います。

(例)
雑誌に広告を投稿し、広告投稿前後の購入数の比較
効果 大  → 継続
効果 小  → その他を試す

このような方法ですが、これを単馬力マーケティングとしましょう。

それに対し多馬力マーケティングは、ひとつの打ち手を行うことで、様々な販売手段を底上げできるマーケティングの方法です。

単馬力マーケティングと多馬力マーケテイングを図にするとこのようなイメージです。

単 多馬力


多馬力マーケティングの全体像は図の通りです。

多馬力マーケ 全体像

他馬力マーケティングは、「売れやすくするための方法」「商品を売るための活動」に分けています。

図の左側の、売れやすくするための方法の中でも、取り組みやすく、コストパフォーマンスが高いもの口コミの活用です。

さらに、この口コミを有効に活用することで、「商品を売るための活動」にも波及させることができます

◆口コミで得た消費者の生の声を広告やHPへ掲載
◆イベントでアピール
◆バイヤーへ商品のよさを伝える

このような場面でも効果的に使うことができます!

現代は商品を知った後に、口コミで比較する時代なので、口コミ活用はとても効果的です。


購買モデルについてはこちらの記事で詳しく解説しているのであわせて確認してみてください。


多くの企業が単馬力マーケティング採用する理由

多馬力マーケティングが一つの手法で波及的な効果を発揮できるため、効率的なマーケティング戦略となるはずなのに、ほとんどの企業は単馬力マーケティングを行っています。その理由は以下の3つが考えられます。


①簡単、効果測定がしやすい

単馬力マーケティングは、
◆広告を出稿 → 売上の変化を前後で比較
◆キャンペーンを実施 → 3か月後の知名度の変化を比較
このように、比較がわかりやすいことが良い点です。

しかし、デメリットとしては、

一過性の結果で終わりやすく、持続性が低い
簡単な分、施策が他社にまねされやすい

このようなことが考えられます。

②消費者の購買メカニズムを理解していない

以前の記事でも解説しましたが、購買モデルは時代と共に変化しています。
多馬力マーケティングは、現代の購買モデルにあった手法なのですが、多くの企業はまだそこを分析できておらず、今までの単馬力マーケティングを継続しています。
消費者の心理や行動パターンに合わせることで売り上げ向上につながります。

③マーケティングの全体像を設計していない

「何のためにその施策を打つのか」
ということが明確になっていない企業がとても多いです。

具体的な目標を設定

達成するのは何をすればよいのか

このように計画を立て、分析をしながらPACDを回していくものですが、ここを設定できていません。
SNSの流行に合わせて広告掲載をしてみる、というな場当たり的な施策にとどまってしまうと、広告投資してももったいない結果となってしまいます。


今回は、販売チャネルの種類を3つ挙げ、それぞれの特徴を説明しました。そのうえで、どのチャネルでも効果を出すことができる、多馬力マーケティングについてご紹介しました。
次回の記事では、各チャネルでの実際の使い方やメリットについて、さらに詳しく解説していきますので、良ければまた見てくださいね!




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