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山崎まさよしってこんなキャラだった?

大学生の時、バイトでコンサートの警備員をやっていて、大阪の厚生年金会館だったと思うけど、New Orderのコンサートで、全員めっちゃ普段着で出て来て、めっちゃやる気のない演奏して(下手だったってのもあるけど)、アンコール無しで50分くらい?で終わって、会場から「金返せ!」コールが起こったのを場内警備しながら目の当たりにしたことがあります。
「お金を払って来た人の前で演奏する」って意味を、人生で初めて考えさせられた出来事でした(あれは払い戻しはされたのでしょうか?)。

で、山崎まさよし氏。
2023年の10月、水戸でのコンサートで、「歌いたくない」と言ってあまり歌わず、長々ととりとめもないMCを続け、お客さんとトラブルになり、最後にはチケットを払い戻すということになったとか。
実際に見たわけでなく、いろんな人のライブレポを見た限りでは「えっ?マジ?」という感じ。
ライブで歌を歌い渋り、歌ってほしいという人にステージ上から「歌を聴きたきゃCD聴いて」なんて言うって・・・、

彼ってこんなことする人だったっけ?
これがお客さんに期待されてるキャラだっけ?

会場に来るお客さんは、必死で申し込んで抽選に当たり、なけなしのお金でチケットを買って、人によっては遠方からの交通費を払いホテルをとったりして、本当に楽しみにしながら当日を迎えたわけです。
大勢のそんな人たちの前で歌を演じる仕事であるがゆえ、あまりに酷い事になれば「金返せ!」くらい言われてしまうこともあります、New Orderじゃないけど。
彼に何があったのか?・・・ていうか、何があっても「やる」と決めたらには、これはやっちゃいかんのは事実。
特にライブハウスではなく、イベントでもなく、幅広い層が集まる、ちゃんとしたホールでのワンマンのツアーなのです。

幾つかのレポートによると、歌だけではなく、演奏も(超絶に上手い彼が)相当雑だったとの事。
恐らく問題は「お客さんと話をしたい」と言いつつホントは「演奏をやりたくない」(もしくは「演奏できる状態ではない」)だったのではないか?と。
ホントにお客さんと話がしたかったら、それなりの進行や段取りをしておかなきゃ、エンタテイメントにはならない。
「演奏しない」事を「話しがしたい」にすり替えた不誠実さが炎上のタネかな?と。

もちろん人間が生身でやる事なので、突然「今日はできない」と言うこともあるでしょう。
例えば数日前にゴスペラーズがライブの途中で「声の調子が悪い」事を理由に途中で中止し、チケ代を払い戻したことがあったけど、それなんかはむしろ誠実な対応と受け止められた。
一方彼は、苦労して楽しみにしてこの日この会場に辿り着いたお客さんの前で、ゴスペラーズのような潔い態度ではなく、誤魔化してやり過ごそうとしたように見える。
幾つかのレポートによると、歌だけではなく、演奏も(超絶に上手い彼が)相当雑だったとの事。
ライブ前に事務所やイベンターのスタッフとの健全なコミュニケーションが無かったのか?とか。

それも含め、本人だけの責任とは言わないが、ここまでベテランのアーティストなら、仕方なく上がったステージとは言えその振る舞いも含め、本人の責任も否めないと思う。
いいアーティスト、いい事務所だと思ってただけに「なんで?」とも「残念」とも思う。
ダメだったら途中で止めて終わらせて中止にしなきゃ。

ちなみにNew Orderは約30年前の話。
今とは何が違うって、単純に30年前と物価はほとんど同じなのにコンサートのチケ代が違う、つまりユーザーにとってのライブの価値が違います。
私はあれ以来、どうもNew Orderをいいと思った事は一度もありません。


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