見出し画像

NHKの病院ラジオ:生かされたことを宝物に

3連休の初日に
NHKで放送された
病院ラジオという番組を見ました。

サンドウィッチマンのおふたりが
病院に通う
患者さんや家族に
インタビューする。
という番組。

命に関わる病気になってしまった
患者さんやその家族の言葉は
がん治療中の私にとっても
大変はげまされるものばかりで
朝から涙しつつ、
とっても
前向きな気持ちになったのでした。

例えば
「人生は楽しむためにある」
という、ユーモアいっぱいの
小学生の男子の患者さん。
さらに、そんな少年の
名言を印刷した
カレンダーをつくっちゃう
お父さん。
ナイスアイデア!
私も真似したくなりました。

また、奥様が患者さんで
静かに寄り添う旦那さんも
とっても素敵で、
改めて夫婦っていいなぁと涙が出ました。
「最後にはお父さんに
ありがとうより
大好きだよと言ってほしい」
とのこと。
その女心、わかります!

単身ミャンマーから
移住してきた男性は
職場の人や医療スタッフに支えられながら
闘病していて、
将来は自分のお店を持って、
家族を日本に呼びたい。
と夢を語りました。
自分の病気だけでなく
紛争の多い母国の家族のために
がんばる姿の清いこと。。
リクエストされた
玉置浩二のメロディでも
泣けちゃいました。

他にも、乳がん治療を
途中で中断して
出産をしたご夫婦や
同じステージ4で
先だったがん友から
「あなたは僕の希望だから」
と言い残されたというエピソードも。

私も乳がんステージ4で
かなり進行していたところから、
家族、医療スタッフ、
いろんな人に支えてもらって
治療することができ、
生かされたんだな。と思う。

病気になんてならないのが
一番いいけど、
病気になったおかげで、
今、生きて、
ただ、食べれて、歩けるだけで
ものすごく嬉しい。
この気持ちは宝物だ。
良いことも、悪いことも
本当に表裏一体だ。

感謝を忘れずに
今を大切に生きよう。
忘れたくなかったので、
ここに覚書。

最後に:
この番組、
サンドウィッチマンさんの
患者さんとの距離の取り方が
本当に絶妙で素晴らしかった。

私はインタビュアーの仕事もしているので
その処世術にも感動してしまいました。

悲しすぎず、明るすぎず、
感情的でないけど、
しっかり受け止めてくれる姿勢。

患者さんも素直な気持ちを話しやすいし
視聴者としても、ちゃんと伝わるものがある。
なかなか真似できない
静かな凄みを感じました。
見習いたいのでこちらも覚書。

サポートいただけたら大変うれしく励みになります。いただいたサポートは今後の活動に使わせていただきます。