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凩彩

あなたの瞳が、凩を描いて
あなたの頬も、遅めの紅葉狩り

いつもの家路は、なぜだか空っぽで
僕の頬も、彩り恋しがり

伸びる影が地平線からこぼれ落ちる

いつまでもいつまでも、帰れない星々は
触れそうなくらいに近くで祈ってる

いつまでも触れない二人に凩を

降り注ぐ寒さ、躰に浴びて
壊れそうなほど、鼓動も早くて
小指で繋がって

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